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【海外発!Breaking News】サファリ旅行客、冷や汗! 車窓からチーターが侵入(タンザニア)<動画あり>

TechinsightJapan 2018年4月3日 13時46分

ありのままの動物の姿を堪能できるという醍醐味があるアフリカ・サファリには、世界各地からの旅行者が絶えない。このほどアメリカ人の男性が、タンザニアの国立公園を訪れた際になんとも貴重な体験をしたという。『KOMO』『news.com.au』『Metro』などが伝えた。

自然保護を目的に設立され、1981年にユネスコ世界自然遺産にも登録されたタンザニア北部のセレンゲティ国立公園。そこを訪れた米シアトルに住むブリットン・ヘイズさんら一行は、ゴル・コピエ(Gol Kopjes)地域でチーター3頭のハンティングシーンを見ようとSUVを近づけた。

すると車に好奇心を持った1頭のチーターが近寄り、SUVのボンネットに飛び乗った。車内全員がボンネット上のチーターに目を奪われていた時、なんと別のチーターが開いていたSUVの窓から後部座席に入り込んだのである。

「数頭のチーターが車に興味を持っていることに気付いたのですが、その時にはすでに発車できる状態ではありませんでした。チーターを刺激したくなかったからです。ボンネットに飛び乗ったチーターがクンクンと匂いを嗅いでキョロキョロと見まわしていた時に、きょうだいと思われるチーターが後ろの席に飛び乗ってきました。私たちが危険な存在でないかどうか確認するように、私たちの匂いを嗅ぎ始めたのです。」

至近距離で前後をチーターに囲まれ、ブリットンさんたちが乗った車内には一瞬にして緊張が走った。サファリガイドのアレックスさんは、ブリットンさんに落ち着くように伝え、決してチーターと目を合わせず刺激しないようにと注意を促した。更にはチーターの好奇心がなくなるまで、ゆっくりと呼吸するように指示した。

その時の様子は同行者のピーター・ヘイステインさんにより録画されているが、映像では背後に迫るチーターに完全に固まってしまったブリットンさんが、息をひそめている緊迫した様子が伝わって来る。後にブリットンさんは、このように話している。

「正直、死ぬかと思いました。人生の中で最も恐ろしい体験の一つでした。とにかく落ち着いて、最悪の結果にだけはならないようにしたいと思っていました。車内ではチーターが去って行った後も10秒ほどじっとしていました。あの状況を切り抜けたのが信じられなかったぐらいです。『現実だったんだ。あぁ、良かった。まだ生きている』と思いました。」

なおブリットンさんの母親は、米ラジオ番組『KOMO News Radio』のラジオキャスター、エリサ・ジャッフェさんである。しかしブリットンさんは、この恐怖体験をアフリカから母親に連絡することはなかったという。

「話せば母は卒倒しかねないと思ったし、すぐに帰ってこいと言われるかもしれないと思ったので、あえて帰るまで黙っていました。遠くにいると心配するだけで、実際に何かできるわけではないですからね。」

後日、この動画はFacebookのアカウント『KOMO News』に投稿され、エリサさんは「心臓が止まるかと思いました。なぜ息子が私に話したがらなかったのかこの動画を見てわかりました」と綴っている。動画を見たユーザーからは「これは怖い」「怖いけど、最高の体験じゃない?」「息子さん無事でよかったね」といった声が寄せられている。



画像は『Metro 2018年3月30日付「Cheetah caught on camera jumping into tourist safari vehicle」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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