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【エンタがビタミン♪】秋元康×つんく♂が新入生へエール「とんねるず石橋くんは売れる前普通だった」 小室哲哉氏からも激励メッセージ

TechinsightJapan 2018年4月3日 10時3分

東京・天王洲 銀河劇場にて2日、2018年度に創立40周年を迎えるYOANI(代々木アニメーション学院)の入学式が行われた。当学院のプロデューサーである秋元康とつんく♂が、新入生へ向け成功者ならではのエールを送った。また同学院のプロデューサー小室哲哉氏からも新入生へ向けて激励メッセージが送られた。

全国12校舎、本年度1,300名の新入生とその保護者に向けて東京会場で秋元康とつんく♂によるパネルディスカッションが行われる前、小室哲哉氏から入学を祝う言葉と「独創的な発想を常に日常生活から出すことを考え、小さくてもまず形にし、ひとりではなく少しずつ理解者・賛同者を増やしていけるようなプラン、アイデアを出せるよう頑張って下さい」との激励メッセージが紹介された。続けて秋元も「何かをやり始める一歩目を踏み出す、これが一番大事。成功し夢を掴んだ人たちの違いは、夢の掴み方や成功の仕方ではなく、ただ一つ踏み出したか踏み出さないかの差だと思います。夢に向かって歩き続けて欲しい」とエールを送った。



エンタメ業界に入ったきっかけについて話が及ぶと、秋元は「大学時代にたまたま聞いていたラジオで、こういうものなら自分でも書けるのではないかと台本の書き方も分からないままラジオの台本を書いてニッポン放送に送ったのがきっかけ。それが面白いと言われた」と明かす。「何の募集もしていなかったが、勝手に送ってみたという第一歩目を踏み出したか踏み出さないかの違いのような気がする」と振り返る。

一方のつんく♂は「近畿大学を卒業後22歳まで大阪に住み、ライブハウスの動員記録を塗り替えるバンドのメンバーでもあった。NHK主催の全国バンドコンテストで優勝、ヤマハの全国大会でも決勝まで残ったのがきっかけ。その後に上京して“シャ乱Q”でメジャーデビューした」と語った。

つんく♂の話に、秋元は「シャ乱Qがなぜ動員数No.1になったか、つんく♂的にプロデューサー的にアイデアがあったと思う。僕らは周りを見て、周りと違うことをやらない限り前へ進めない。必ず自分は他の人とどこが違うか考える」と言う。



つんく♂も「今でこそSNSで無料で自分を表現するような場所があるけど、当時はそんなのはなくライブハウスで活躍するには出演費用がかかり、ファンも沢山のチケット代がかかる。そこで僕らは自分達で機材をローンで購入し、大阪城の公園で毎週日曜に無料で演奏する作戦に出た。お金のない中学生もライブを経験しファンになってくれて。この無料演奏を最初に始めたのがシャ乱Qだった」と告白した。

「ライブハウスは上手いバンドに気を遣う。ファンをつけてライブハウス側に頭を下げてもらおう、なってやろうと思った」と当時を振り返ったつんく♂。当時のライバルについては「TMRの西川が違うバンドをやっていた。東京ではミスチルがアマチュアで僕らの場所で演奏させてとプロモーションに来たりした」と言う。



秋元は「スターになっていく人たちの傍らで見ていたので、スターになるっていうのはリアリティがないのでね、みんな。おニャン子クラブでもとんねるずの石橋くんにしても、売れる前は普通の人たちに見えて。でもそこからスターになっていくわけじゃないですか。自分はまさかスターになれないと思っているのは違うんだよね。この(新入生の)中に明日のスターが絶対いるんだよ。まさか自分がなるとは思わないからまず自信をつけてほしい」と語る。そんな秋元とつんく♂の熱いメッセージを、一言も聞き逃すまいと真剣に耳を傾ける新入生たちの姿がそこにあった。



同学院のプロデューサーである指原莉乃からは、ビデオメッセージにて新入生に応援メッセージが送られた。また、指原がプロデュースした同学院のアイドルユニット「=LOVE(イコールラブ)」もデビューシングル『=LOVE』ほかを元気いっぱいに披露し、新入生を歓迎した。
(TechinsightJapan編集部 梅澤智子)

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