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【海外発!Breaking News】「これが私の手」レイノー病の苦悩を明かした女性司会者(スコットランド)

TechinsightJapan 2018年4月10日 5時0分

マスメディアの仕事をする人達は一見、華やかな生活を送っていると思われがちだが、このほどテレビやラジオのプレゼンターとして活躍する女性がSNSに1枚の写真を投稿し、自身がレイノー病であることを明かした。『The Sun』などが伝えている。

スコットランド出身のジェニー・ファルコナーさん(Jenni Falconer、42)は、主にロンドンとスコットランドでテレビやラジオの司会を務めるベテランプレゼンターだ。そんな彼女のインスタグラムには、美しいドレスに身を包んだ華やかな姿がいくつも見られる。

しかしその中に雰囲気の異なる写真が先月29日に投稿されており、ジェニーさんのファンをざわつかせた。その1枚は左手人差し指だけが真っ白で血が通っていない様子が捉えられており、まるで指1本だけ蝋でつくった義指のようだ。

ジェニーさんはその投稿にジョークを交えて「これが最も魅力的に見える私の手よ。誰か他にも、こんな状態で苦しんでる人いる?」とフォロワーに問いかけた。

この症状はレイノー病と呼ばれるもので、馴染みの無い病名だが女性に多くみられる疾患である。ジェニーさんのインスタグラムには「実は私も同じ病気です」や「ボーイフレンドが同じ病気を抱えています」といったレイノー病に悩まされているからのコメントが数多く届いた。

レイノー病は手足の先にある動脈の血流が突然低下することにより、皮膚の色が白くなったり、青紫色になってしまう。数十分で元に戻るが、その間は痺れを感じたり疼痛もあるという。

ジェニーさんの症状は17歳の時から始まったそうだ。症状が出ると指先が麻痺したように感じ、血流が戻り始めるとズキズキとした痛みが始まるという。ジェニーさんはかつてメディアのインタビューでこのように語っていた。

「レイノー病は寒さと気温の変化によって血流循環に問題が生じる疾患です。私は17歳の時に手足の指先に発症し、苦しい思いをしてきました。それは涙が出るほどの痛みを感じるのです。今ではその痛みが長い時で30分ほども続きます。」

「ひどい時はカクテルスティックでチクチクと突き刺すような痛みを感じ、それに加えて灼熱感を増し、さらに痛みが襲うのです。」

ジェニーさんの場合は寒い秋冬の時期に限らず夏にも、休暇で訪れた暖かいモルディブでもレイノー病に悩まされたそうだ。

仕事中でも度々この痛みに襲われて苦労することもあるという。数年前にBBCスコットランドの仕事で水中で撮影するシーンがあったが、その時も痛みに襲われた。しかし一緒に仕事をしていたスタッフらが助けてくれたという。ジェニーさんは当時のことをこのように振り返っている。

「本当にありがたいことにプロデューサーやカメラマン、録音係といった人達が、私のために血液が流れるように手足を一生懸命さすってくれたのです。」

ロンドンのロイヤルフリー病院の顧問でリウマチを研究しているクリス・デントン教授(Chris Denton)によると、「レイノー病は寒さなどの他にも、ストレスにより血管が過敏になって現れる」とのことだ。

画像は『Jenni Falconer 2018年1月18日付Instagram「@snootyfoximages #tbt」、2018年3月29日付Instagram「This is my hand at its most attractive.....」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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