イギリスの警察が極めて真剣に公開した、ある窃盗事件の犯人とされる男のイメージを捉えた写真。ド派手に裂けて横に広がる大きな口。英米のメディアが続々とそれを報じて人々の爆笑を誘っている。
犯人を追う警察が情報提供の協力を求めたいとして市民に公開するポスターや画像。モンタージュ写真の時代は去り、今時は電子顔識別技術(Electronic Facial Identification Technique、E-FIT)を利用してコンピュータで作成される。そんななか英ウォリックシャー州警察が発表したある“お尋ね者”の写真について、世界中の人が「実際にはどんな男なのか犯人検挙の日が楽しみだ」などと笑いながら話しているもようだ。
今年2月5日に同州ストラトフォード=アポン=エイヴォンのアパートで起きた強盗事件の犯人2人のうちの1人だというこの男。被害にあった女性が目にした犯人の特徴をもとにコンピュータで描いたもので、当局の担当者はこの写真の口元が人々の爆笑を誘うことは百も承知だとしている。実はこの帽子も含め、記者は2年前に執筆した記事を思い出した。英ノーザンプトンシャー州で高齢女性の家に押し入った強盗犯だとして発表されたE-FITによる男の写真である。やはり大きく裂けた口が特徴で、もしもいまだに検挙されていないのであれば同一人物の可能性が考えられなくもない。いずれにせよ、2年が過ぎてもこうして思い出してもらえるというのは犯人の特徴をうまく表現し、見た者に強い印象を植え付けた証拠である。
一方、特徴がつかめないスケッチも侮ってはならない。米フロリダ州では2015年12月、子供が雑に描いたような犯人の似顔絵が検挙につながり、大きな話題になった。逮捕された犯人の写真とそのスケッチを並べてみると実によく似ていることがわかる。担当者は「無理に特徴を強調したり詳細を描いたりすることをせず、守備範囲を広げておくことが大事になるケースも多い」と話していた。
画像は『The Indian Express 2018年4月4日付「Warwickshire Police TROLLED for posting WEIRD e-photo sketch online to catch burglary suspect」(Source: Warkspolice/Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
犯人を追う警察が情報提供の協力を求めたいとして市民に公開するポスターや画像。モンタージュ写真の時代は去り、今時は電子顔識別技術(Electronic Facial Identification Technique、E-FIT)を利用してコンピュータで作成される。そんななか英ウォリックシャー州警察が発表したある“お尋ね者”の写真について、世界中の人が「実際にはどんな男なのか犯人検挙の日が楽しみだ」などと笑いながら話しているもようだ。
今年2月5日に同州ストラトフォード=アポン=エイヴォンのアパートで起きた強盗事件の犯人2人のうちの1人だというこの男。被害にあった女性が目にした犯人の特徴をもとにコンピュータで描いたもので、当局の担当者はこの写真の口元が人々の爆笑を誘うことは百も承知だとしている。実はこの帽子も含め、記者は2年前に執筆した記事を思い出した。英ノーザンプトンシャー州で高齢女性の家に押し入った強盗犯だとして発表されたE-FITによる男の写真である。やはり大きく裂けた口が特徴で、もしもいまだに検挙されていないのであれば同一人物の可能性が考えられなくもない。いずれにせよ、2年が過ぎてもこうして思い出してもらえるというのは犯人の特徴をうまく表現し、見た者に強い印象を植え付けた証拠である。
一方、特徴がつかめないスケッチも侮ってはならない。米フロリダ州では2015年12月、子供が雑に描いたような犯人の似顔絵が検挙につながり、大きな話題になった。逮捕された犯人の写真とそのスケッチを並べてみると実によく似ていることがわかる。担当者は「無理に特徴を強調したり詳細を描いたりすることをせず、守備範囲を広げておくことが大事になるケースも多い」と話していた。
画像は『The Indian Express 2018年4月4日付「Warwickshire Police TROLLED for posting WEIRD e-photo sketch online to catch burglary suspect」(Source: Warkspolice/Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)