インドで3年前に死亡した母親の葬儀を出すこともなく自宅冷凍庫に保管していた息子が、このほど逮捕された。息子は3年間、母親の年金を引き出していたことから警察では年金目当てによる犯行かどうかを捜査しているようだ。『BBC News』『Storytrender』『CBS News』などが伝えている。
4月4日の夜、西ベンガル州コルカタのベハーラに住むサブハブラータ・マジュンダ(43歳、一部報道では46歳とも)宅に、密告を受けた警察とコルカタの殺人課職員らが訪れた。病気の父親ゴパルさん(89歳、一部報道では90歳とも)とともに暮らすサブハブラータの2階建て自宅を家宅捜査したところ、1階にあったアイスクリームを保存するための大型冷凍庫から3年前に亡くなった母親のビーナさん(83歳、一部報道では81歳とも)の遺体が発見された。
ビーナさんは2015年4月7日に介護施設で死亡していたが、遺体を引き取った家族は火葬せずに冷凍庫の中に入れたとみられ、その遺体はミイラ化していたようだ。サブハブラータの自宅からは、2台の大型冷凍庫以外にも大量の化学物質が見つかっており、ビーナさんの遺体も化学物質と一緒に保管されていた。現在のサブハブラータは無職だが、革の技術職人をしていた関係で遺体をミイラ化させるために必要な化学物質を入手しやすいのでは―と警察は考えているようだ。また遺体の一部が入った複数の瓶や死体の保存について綴られた複数の手記、人間の再生の本なども発見されている。
逮捕されたサブハブラータは、警察に「遺体を保存しておけば母親が生まれ変わり、再び帰ってくると信じていた」と話しているが、この3年間サブハブラータがビーナさんの年金を引き出していたことが明らかになった。
ビーナさんはインド食料公社(Food Corporation of India)に勤めていたことから、3万ルピー(約49,400円)の年金が月々支給されていた。しかしビーナさんの年金を引き出せる銀行のカードをサブハブラータが所有し、その年金を引き出し続けていたことから、警察では年金目当てで遺体を隠していたのではという疑いを抱いており、現在その捜査が行われているという。なお警察はゴパルさんにも事情聴取をしたようだが、病に伏せっているため逮捕には至っていないようだ。
画像は『BBC News 2018年4月6日付「India man ‘mummified and froze mother’s body’ for three years」(HINDUSTAN TIMES)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
4月4日の夜、西ベンガル州コルカタのベハーラに住むサブハブラータ・マジュンダ(43歳、一部報道では46歳とも)宅に、密告を受けた警察とコルカタの殺人課職員らが訪れた。病気の父親ゴパルさん(89歳、一部報道では90歳とも)とともに暮らすサブハブラータの2階建て自宅を家宅捜査したところ、1階にあったアイスクリームを保存するための大型冷凍庫から3年前に亡くなった母親のビーナさん(83歳、一部報道では81歳とも)の遺体が発見された。
ビーナさんは2015年4月7日に介護施設で死亡していたが、遺体を引き取った家族は火葬せずに冷凍庫の中に入れたとみられ、その遺体はミイラ化していたようだ。サブハブラータの自宅からは、2台の大型冷凍庫以外にも大量の化学物質が見つかっており、ビーナさんの遺体も化学物質と一緒に保管されていた。現在のサブハブラータは無職だが、革の技術職人をしていた関係で遺体をミイラ化させるために必要な化学物質を入手しやすいのでは―と警察は考えているようだ。また遺体の一部が入った複数の瓶や死体の保存について綴られた複数の手記、人間の再生の本なども発見されている。
逮捕されたサブハブラータは、警察に「遺体を保存しておけば母親が生まれ変わり、再び帰ってくると信じていた」と話しているが、この3年間サブハブラータがビーナさんの年金を引き出していたことが明らかになった。
ビーナさんはインド食料公社(Food Corporation of India)に勤めていたことから、3万ルピー(約49,400円)の年金が月々支給されていた。しかしビーナさんの年金を引き出せる銀行のカードをサブハブラータが所有し、その年金を引き出し続けていたことから、警察では年金目当てで遺体を隠していたのではという疑いを抱いており、現在その捜査が行われているという。なお警察はゴパルさんにも事情聴取をしたようだが、病に伏せっているため逮捕には至っていないようだ。
画像は『BBC News 2018年4月6日付「India man ‘mummified and froze mother’s body’ for three years」(HINDUSTAN TIMES)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)