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【海外発!Breaking News】熱傷に刺し傷も…元恋人を飢えさせ虐待し続けたDV女に7年半の懲役刑(英)

TechinsightJapan 2018年4月20日 5時0分

ごく普通の家庭で育ち、ボランティア活動にも熱心で将来は教師を目指していたという女。しかしその裏では、同居していたボーイフレンドに激しいDVを加え、男性の生活全てをコントロールしていた。心身ともに元恋人に虐待行為を働いていた女にはすでに新しい恋人がいるようだが、このほど7年半の懲役刑が科せられたという。英メディア『The Sun』『Mirror』などが伝えている。

ジョーダン・ワース(22歳)は2012年、ベッドフォードの大学の演劇コースを履修している時に出会った同い年(当時16歳)の男性と交際を始め、英ベッドフォードシャー州スチュワートビーで一緒に暮らし始めた。しかし次第にジョーダンは恋人の生活をコントロールするようになり、1年もすると男性に精神的虐待を与えるようになった。

恋人だった男性は、頭蓋内に髄液がたまり脳が圧迫を受ける水頭症を患っていた。ジョーダンは、病を抱える男性を1つしかない寝室から追い出し自分と同じ部屋で眠ることを許さず、食べ物も与えず、男性が着る服までも勝手に選び、男性を友人や家族から孤立させ、Facebookのアカウントまで乗っ取るという徹底的なコントロールぶりを見せた。またそれ以外にも、複数にわたり鈍器などを用いて男性に暴力を振るい、熱湯を浴びせて火傷を負わせ、ナイフで刺し傷を与えるなど9か月にわたり男性に激しいDV行為を繰り返していた。

ジョーダンはハートフォードシャー大学でファインアートの学位を取得し、教師になることを目指しながらアフリカの子供たちのために募金集めをしたり、捨てられた動物たちを救うボランティア活動などを熱心に行っていたという。愛ある家庭で育ち、表向きはなんの問題もないように見えたジョーダンだったが、同居している恋人にDVを働く裏の顔を持っていたようだ。

ジョーダンと恋人だった男性が住んでいた近隣住民らは、たびたび2人が激しく言い争う声や家の中で物が投げつけられる音を耳にしていた。ある住民はジョーダンがハンマーもしくはドライバーを手にする姿を窓から目撃しており、別の住民は男性が「触るな! 頭を傷つけないでくれ!」と叫ぶ声を聞いている。男性はこの住民に「自分でやった」と話していたが、住民らは男性が目の周りに痣を作って熱傷を負い足を引きずっている姿や、一度は腕を紐で吊っている姿を目撃していた。

2017年6月の朝早い時間帯に、ジョーダンの自宅からまたしても「俺を傷つけないでくれ!」という叫び声を聞いた住民は、事態を重く見て警察へ通報した。通報により駆けつけた救急隊員は、男性が手にケガをし腕や脚など体の5%にあたる部分に2度~3度の熱傷を負っていることに気付いた。この時、男性は食品用ラップで火傷の痕を自己治療していたという。スティーブニッジにあるリスター病院で男性の検査をした医師は、熱傷以外にも上半身と手脚に刺し傷があることを発見し、男性が虐待を受けていた事実が明るみに出て、ジョーダンは数日後に逮捕された。

今年の4月13日、ルートン刑事法院でジョーダンの裁判が行われたが、彼女はすでにノーフォークで新しい恋人と同棲していたようだ。2016年4月から2017年6月までの間、元恋人の男性に高圧的な態度で接しただけでなくその生活をコントロールし、意図的に傷つけて重傷を負わせた罪を認めたジョーダンには7年半の懲役刑が科せられ、元恋人へ連絡することも永久的に禁じられた。

このニュースを知った人からは「7年半の実刑判決はじゅうぶんだとは思えない。元恋人のトラウマは一生残るのに」「心身ともに相当な傷を負ったことだろうね。男性をとても気の毒に思う」「よくもまぁ新しい恋人を作れるもんだな。この男性、第二の被害者にならなきゃいいが」「懲役刑が科せられただけでも良かったけどね」といった声があがっている。

画像は『Jordan Worth 2017年9月13日付Facebook「First ever pouty pic」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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