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【海外発!Breaking News】13歳兄、祖父宅から盗んだ拳銃で11歳弟を射殺(米)

TechinsightJapan 2018年5月6日 15時20分

このところ「世も末の銃社会」といいたくなる事件がやけに続いているアメリカ。このたびの話題はオハイオ州のストリーツボロから伝えられた。13歳の少年が祖父から奪った銃で11歳の弟を射殺したもので、動機はいまひとつ判明していない。同じ家庭から殺人事件の加害者と被害者が出たことに誰もが「まさかそんなことがあってよいものか」と愕然としているもようだ。

オハイオ州ストリーツボロで、13歳の兄が11歳の弟を撃ち殺すという陰惨な事件が起きたことを州のメディア『Akron Beacon Journal』などが伝えている。事件は両親が不在となった先月23日夜、ベビーシッターを引き受けた友人女性が滞在するなかで起きた。午後8時半ごろに自分の寝室に入っていった11歳のケイレブ君。続いて13歳の兄が午後9時ごろに寝室に向かったが、その30分ほど後にベビーシッターは銃声のような音を聞き、そちらに向かうとケイレブ君の首には穴が開き、大量の血が鼻と口からあふれて周囲は血の海と化していた。女性は911番通報および心肺蘇生を行いながら警察や救急車の到着を待ったが、ケイレブ君は搬送先の病院で死亡を告げられた。現在、司法解剖が行われている。

一方、事件直後にベビーシッターの女性に「さっきのパーンという音は何だったの?」と不安そうな顔をして尋ねていた13歳の兄は、なぜか現場から姿を消して逃走。警察がほどなく身柄を拘束して事情聴取を行ったところ、弟の殺害が強く疑われるため逮捕してポーテージ郡少年拘留所に収容した。この兄弟にはさらに16歳の兄がいるが、彼は事件当時その家にはいなかった。

実はその事件の4日前、13歳の兄は警察の誘導でUH Portage Medical CenterのColeman Behavioral Healthという問題行動学の専門家による詳しい検査を受けていた。少年のステップマザーが「どうにも粗暴で手がつけられず、自傷願望もあるようだ」として警察に相談したもので、この時点で兄は弟殺しを計画していた可能性もありそうだ。事件に関して警察に身柄を拘束された兄は、取り調べに対して「弟を殺すつもりで祖父宅から拳銃を盗んだ」と供述。裁判で有罪判決が下った場合は、21歳になるまで収監されるものとみられている。

なお、この家庭を警察官が訪ねたのは今回が初めてではない。2015年3月、ポーテージ郡のPortage County Jobs and Family Servicesの職員は家庭内で虐待行為が起きているとの情報を入手し、兄弟の父親マーティン・リッシングさんから事情を聴くよう警察に要請していた。2012年に妻と離婚して子供たちの親権を100%保有するようになったマーティンさんは、子育てに関してそれなりにトラブルを抱えていたという。しかしスクールバスに設置された防犯カメラからも、少年の持つ反社会的で粗暴な性格がわかるとしている検察側。6歳の少女は彼がスクールバスの中で下半身を露出させ、いかがわしい行為をしていたことを証言している。

画像は『Akron Beacon Journal 2018年4月24日付「Streetsboro boy, 13, charged in fatal shooting of 11-year-old brother」(Phil Masturzo / Beacon Journal / Ohio.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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