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【海外発!Breaking News】亡き夫の心臓の鼓動を聞いた妻「人命救助が夫の遺志だった」と涙(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2018年5月4日 21時0分

突然、この世を去ってしまった夫。しかし生前、夫は妻に「臓器移植してほしい」という遺志を残していた。このほど亡き夫の心臓を移植された男性と対面した妻は、愛する夫の鼓動を再び耳にすることができた。『Inside Edition』『FOX19 NOW』などが伝えている。

米サンフランシスコの消防士だったペリー・チョイさんは、昨年8月に脳卒中で倒れそのまま帰らぬ人となった。ペリーさんとの間にまだ幼い息子を持つ妻のアリーサ・ゴメズさんは、夫の突然の死を悲しみながらも遺志を尊重し、臓器提供に同意した。

ペリーさんの死からおよそ9か月後、アリーサさんは再び愛する夫の胸の鼓動を聞くことができた。ペリーさんの心臓を移植されたジム・ドノヴァンさん(63歳)との出会いが叶ったのである。

うっ血性心不全を患っていたジムさんは心臓移植なしでは命が持たないとされておりおよそ2年間、移植のチャンスを待ち続けていた。そしてようやく昨年8月、ペリーさんの心臓との適合性がマッチして心臓移植を受けることができた。このほどジムさんの胸に聴診器を当てて心臓の音を聞いたアリーサさんは、様々な思いが込み上げたのだろう、目から涙が溢れた。

「亡き夫の愛が大きくて強かったように、ジムさんの胸からは大きくて強い鼓動を感じました。生前、夫は私に話していたのです。もし、自分が死んだら他の人の命を救うために臓器移植をしたいと。移植は主人の遺志であり、それが叶ったのです。夫の命がまだ生き続けていることをとてもありがたく、嬉しく思います。」

ペリーさんの臓器はジムさんだけでなく多くの人の命を救ったそうだ。命の源である心臓をペリーさんから受け取ったジムさんは、「本当に嬉しいです。長い間待って、もう諦めかけていました。移植を受けることはないんだと思っていました。ペリーさんの心臓を貰えたことをとても誇りに思っています」と話した。ジムさんは今後、孫たちを訪れて第2の人生のお祝いをする予定という。

なお、カリフォルニア州ウェスト・サクラメントに拠点を置く非営利団体「Sierra Donor Services(シエラ・ドナーサービス)」によると、2017年に米国内で臓器移植を待っていたおよそ12,000人の患者が、移植手術を受けることなく亡くなっているという。このニュースを知った人からは、「消防士のご主人は、本当のヒーローだったんだね」「悲しいけど、救われる人がいてよかった」「だけど提供者と移殖された患者を会わせるというのはどうかな…」「アメリカは人種差別が激しいくせに、臓器移植なら誰でも構わないんだな。そこに矛盾を感じる」といった声があがっている。



画像は『Inside Edition 2018年5月1日付「Woman Hears Heartbeat of Her Late Partner One More Time in Another Man’s Chest」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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