いよいよ今月19日、ロンドン郊外のウィンザー城にある聖ジョージ礼拝堂にてヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式が執り行われる。当日は挙式が済むとその城を住まいとしているエリザベス女王が豪華な昼食会を聖ジョージ・ホールで催し、父チャールズ皇太子が主催するディナーパーティは城からやや南東に離れたプライベートガーデンの「フロッグモア・ハウス・アンド・ガーデンズ」で行われるそうだ。そのためロンドン旅行のオプショナルツアーとして、948年もの歴史を持ち、近衛兵を間近で見られると評判のウィンザー城見学ツアーは現在、ストーンヘンジやコッツウォルズの村見学などと同様に大人気だそうだ。しかしツアーではなく自由に動きたい、自分はバジェット派だという方のために、バスや電車を使って行く方法があることをご紹介してみたい。
日本語の案内が必要であれば、無難なのはインターネットで探せる現地発着ツアーの日本人ガイド付きというコースに申し込んでおくこと。ツアーの集合・解散場所近くのホテルを予約するのも手である。そして英語でもOK、むしろ英語の勉強をしたいという場合にラクなのは、宿泊しているホテルのフロントやコンシェルジュに尋ね、ウィンザー城(ほかの観光スポットを含むプランも)に行くツアーバスを予約すること。会社は多数あるが大概ホテルに近いところにバス停を持つ会社のツアーを案内してくれるはずだ。
それより自分でバスを手配したいという方には、80年の歴史を持つバス会社「Greenline Bus」社のNo.702が一番便利である。ビクトリア駅南側にある同社のコーチステーション、ハイドパーク・コーナー、ケンジントン・ハイストリート、ハマースミス・ブリッジロードなどからバスに乗り、お城入口に最も近いバス停は「ウィンザー(Windsor)」となる。この路線は5月8日以降、運航会社が「Reading Buses」社となるため、詳しいことはHP(http://www.reading-buses.co.uk/files/green%20line/greenline_702_703_leaflet_May_18.pdf)で確認しておく方がよさそうだ。なお新しい路線のNo.703はヒースロー空港ターミナル5より利用できるという。
そして「Great Western」という電車を利用してパディントン駅からウィンザー城に向かうという方法も。お城に近い駅は「Windsor & Eton Central Station(ウィンザー・アンド・イートン・セントラル駅)」となり、入り口まで徒歩10分をやや超えるが電車に乗っている時間は短く、安く、10~15分に1本と本数も多いことが利点である。同鉄道のHP(https://www.gwr.com/)では現在、ロイヤルウェディング特集を組んでいるもようだ。
ところでロンドンの駅の構内には、自動発券機も窓口もあり往復割引もある。さらにラッシュアワーを避けるお得感の高いチケットがあるので、窓口の職員による親切な説明には耳を傾けた方がよい。また主要な駅では日本と異なり、自分の乗るべき電車が何番線から出発するかは間近にならなければわからない。掲示板をしっかりと見て確認することが大事である。
その場でバタバタしたくない、先に予約するなど余裕をもってイギリス旅行を楽しみたいという方に人気があるのが、『Transpennine Express』というウェブサイト。時刻表と料金が細かくわかるため、ロンドンからウィンザー城に電車で行く人たちにはとても人気のサイトである。記者が出かけた時は、まずはロンドンのウォータールー駅(ロンドン・アイからすぐ)を目指し、続いて一路「Windsor & Eton Riverside Station(ウィンザー・アンド・イートン・リヴァーサイド駅)」へ。下車から徒歩約10分でお城の入り口に到着した。
ちなみにロンドンの人々の足を支えているのは「Tube」と呼ばれる地下鉄で、渋滞知らずのため観光客にとっても何よりの味方となる。日本の「Suica」と同じようにバスも利用できるシステムの「オイスターカード(Oyster Card)」を購入する人も多く、これにより日本円にして500円以上もする地下鉄の初乗り料金が半額に抑えられ、ほかにもさまざまなメリットがあるため英国政府観光庁オンラインショップのHP(https://www.visitbritainshop.com/japan/london-visitor-oyster-card/)にてご確認頂きたい。ただし使用できる範囲はZONE1~6であることに注意が必要だ。
このオイスターカードは到着時の空港でも買えるが、シーズンによっては混雑するため日本で「ビジターオイスターカード」をインターネットで予約するという人も。その場合は手数料として数百円加算されることになる。いずれにせよイギリスの公共交通機関は、季節や曜日、時間帯などにより料金体系が多彩で学生向けの割引もある。平日9時半以降あるいは土・日・祝日が終日乗り放題、バスも地下鉄も鉄道もOKというワンデータイプ、そして観光客に喜ばれるウィークリーの格安乗車券など様々あり、購入にその都度悩んだものだ。
ちなみに「馬車の方がよほど速い」というジョークがあるほどロンドンの道路渋滞はひどい。限られた時間しかない旅行においては、まさにタイムイズマネーの感覚が大切になる。タクシー料金は高いうえに時間がかかり、ロイヤルウェディングが近いことから検問もますます強化されている。とにかくご自分が回りたい観光スポットのZONEを知り、最適な公共交通機関を確認し、一番お得な乗車券を購入することを心がけて頂きたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
日本語の案内が必要であれば、無難なのはインターネットで探せる現地発着ツアーの日本人ガイド付きというコースに申し込んでおくこと。ツアーの集合・解散場所近くのホテルを予約するのも手である。そして英語でもOK、むしろ英語の勉強をしたいという場合にラクなのは、宿泊しているホテルのフロントやコンシェルジュに尋ね、ウィンザー城(ほかの観光スポットを含むプランも)に行くツアーバスを予約すること。会社は多数あるが大概ホテルに近いところにバス停を持つ会社のツアーを案内してくれるはずだ。
それより自分でバスを手配したいという方には、80年の歴史を持つバス会社「Greenline Bus」社のNo.702が一番便利である。ビクトリア駅南側にある同社のコーチステーション、ハイドパーク・コーナー、ケンジントン・ハイストリート、ハマースミス・ブリッジロードなどからバスに乗り、お城入口に最も近いバス停は「ウィンザー(Windsor)」となる。この路線は5月8日以降、運航会社が「Reading Buses」社となるため、詳しいことはHP(http://www.reading-buses.co.uk/files/green%20line/greenline_702_703_leaflet_May_18.pdf)で確認しておく方がよさそうだ。なお新しい路線のNo.703はヒースロー空港ターミナル5より利用できるという。
そして「Great Western」という電車を利用してパディントン駅からウィンザー城に向かうという方法も。お城に近い駅は「Windsor & Eton Central Station(ウィンザー・アンド・イートン・セントラル駅)」となり、入り口まで徒歩10分をやや超えるが電車に乗っている時間は短く、安く、10~15分に1本と本数も多いことが利点である。同鉄道のHP(https://www.gwr.com/)では現在、ロイヤルウェディング特集を組んでいるもようだ。
ところでロンドンの駅の構内には、自動発券機も窓口もあり往復割引もある。さらにラッシュアワーを避けるお得感の高いチケットがあるので、窓口の職員による親切な説明には耳を傾けた方がよい。また主要な駅では日本と異なり、自分の乗るべき電車が何番線から出発するかは間近にならなければわからない。掲示板をしっかりと見て確認することが大事である。
その場でバタバタしたくない、先に予約するなど余裕をもってイギリス旅行を楽しみたいという方に人気があるのが、『Transpennine Express』というウェブサイト。時刻表と料金が細かくわかるため、ロンドンからウィンザー城に電車で行く人たちにはとても人気のサイトである。記者が出かけた時は、まずはロンドンのウォータールー駅(ロンドン・アイからすぐ)を目指し、続いて一路「Windsor & Eton Riverside Station(ウィンザー・アンド・イートン・リヴァーサイド駅)」へ。下車から徒歩約10分でお城の入り口に到着した。
ちなみにロンドンの人々の足を支えているのは「Tube」と呼ばれる地下鉄で、渋滞知らずのため観光客にとっても何よりの味方となる。日本の「Suica」と同じようにバスも利用できるシステムの「オイスターカード(Oyster Card)」を購入する人も多く、これにより日本円にして500円以上もする地下鉄の初乗り料金が半額に抑えられ、ほかにもさまざまなメリットがあるため英国政府観光庁オンラインショップのHP(https://www.visitbritainshop.com/japan/london-visitor-oyster-card/)にてご確認頂きたい。ただし使用できる範囲はZONE1~6であることに注意が必要だ。
このオイスターカードは到着時の空港でも買えるが、シーズンによっては混雑するため日本で「ビジターオイスターカード」をインターネットで予約するという人も。その場合は手数料として数百円加算されることになる。いずれにせよイギリスの公共交通機関は、季節や曜日、時間帯などにより料金体系が多彩で学生向けの割引もある。平日9時半以降あるいは土・日・祝日が終日乗り放題、バスも地下鉄も鉄道もOKというワンデータイプ、そして観光客に喜ばれるウィークリーの格安乗車券など様々あり、購入にその都度悩んだものだ。
ちなみに「馬車の方がよほど速い」というジョークがあるほどロンドンの道路渋滞はひどい。限られた時間しかない旅行においては、まさにタイムイズマネーの感覚が大切になる。タクシー料金は高いうえに時間がかかり、ロイヤルウェディングが近いことから検問もますます強化されている。とにかくご自分が回りたい観光スポットのZONEを知り、最適な公共交通機関を確認し、一番お得な乗車券を購入することを心がけて頂きたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)