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【海外発!Breaking News】「愛する妻の命を救いたい」自分の腎臓と大事な車を差し出す覚悟の男性(米)

TechinsightJapan 2018年5月16日 10時5分

この世で一番大事な人が病気でこの世からいなくなりそうになる時、人はどうするだろうか。このほどアメリカから自分の大事にしている物と引き換えにしてまでも、愛する妻の命を救いたいという男性の切ない話が飛び込んできた。『Fox News』『New York Post』『PEOPLE.com』などが伝えている。

米カリフォルニア州サンガーに住むバーロン・ロビンソンさん(Verlon Robinson、55)が今月、Facebookに投稿した内容が人々を切ない思いにさせている。そこにはバーロンさんの妻のマリーさん(Marie、61)が2015年に肝硬変と診断され、現在は移植手術が必要ということが綴られていた。

肝硬変は病状が進行してしまうと、ほとんどの場合は元の健康な肝臓には戻らない。そしてマリーさんの肝臓は一刻も早く移植が必要な状態であるにもかかわらず、3年前に登録した待機リストにはドナーを待つ患者が18,000人もいる状態だった。

バーロンさんはマリーさんの肝臓と適合しないためドナーにはなれず、妻の命を救いたい一心でFacebookにこのように吐露した。

「私達は結婚して25年間一緒に過ごしてきました。妻を失ってしまうことを考えると胸が張り裂けそうになります。もし私が彼女に代われるものなら何だってするのに…。しかし皆さんもご承知の通り、それは不可能です。お願いです! もし、あなたがO型陽性かO型陰性の血液型であれば彼女に肝臓の一部を提供してもらえませんか。手術は全て保険で賄われます。追伸:私は健康な腎臓を持っていますので、一つは提供することもできるでしょう。」

バーロンさんは肝臓の提供者に必要があれば自分の腎臓を差し出すことに加え、大事にしている大型車のピックアップトラック「ダッジ・ラム04(DODGE RAM 04)」とキャンピングトレーラーを提供することも記している。このダッジ・ラムは新車の場合500万から700万円ほどの値がつくもので、妻マリーさんからの誕生日プレゼントだったそうだ。

『Fox News』のインタビューで、バーロンさんは以下のように語っている。

「かけがえのないもの、それは私の妻です。彼女にこれ以上のことは何も起こって欲しくありません。私達は他のものがなくても夫婦一緒に前に進むことができます。しかし私は、彼女無しでは前に進むことなんて出来ないのです。」

しかし今月8日、バーロンさんへ「UCSF医療センター(University of California San Francisco Medical Center)」からドナーを募る際に物品と引き換えにすることは規則に反するため撤回するように強く言われてしまった。

『Fox News』によると、肝臓の提供者は年齢が18歳から55歳で標準体重に加え精神的な病気と喫煙習慣が無い者に限るそうだ。しかも強制されて提供するものでなく、‟贈り物”でなければならない。もしマリーさんのドナーを希望するのであれば、UCSF医療センターを通して申し込むことができるという。

バーロンさんのFacebookには現在、ドナーを申し出る多くの人達のコメントが次々に寄せられている。バーロンさんにとって奇跡が起きる日も近いのかもしれない。

画像は『Verlon Harley Robinson 2018年5月11日付Facebook「Hello all my Facebook friends just wanted to touch bases have not found a donor yet but lots and lots of interest thank you for what you guys are doing keep the word going and God bless you and good night」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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