スマートフォンでも読みやすく、臨場感もあると好評のタテコミ漫画。凸ノ高秀氏による描き下ろしタテコミ漫画『1コマの国のアリス』のコマ数はたったの1つ。しかしその全長はなんと25m。そんなチャレンジングな同作が、このたび“世界一長い1コマ漫画”としてギネス世界記録(R)に認定された。凸ノ高秀氏は、世界記録を達成した心境や次回作への抱負をインタビューにて語っている。
今年4月19日にギネス世界記録に認定された1コマ全長25mのタテコミ漫画『1コマの国のアリス』。
その内容は、以下の通り。
・記録名「デジタルコミックにおける最長の一コマ漫画」
・正式英語記録名「Longest single panel graphic image in a digital comic」
・記録数値「163,631dp」 ※dp:density-independent pixel / dip (画面上の表示要素の幅や高さなどを指定する長さの単位の一つ)
作者は自身のツイッター(@totsuno)で、同作について「25mの1コマまんがを描きました スマホでビックリするくらいスクロールして読んで下さい マジで25mあります プールじゃん……」「普段まんが描いてる時って「あと○○ページ」とかってカウントしたりするんですが「あと○○メートル」とカウントしたのは初めてですし、またそのメートル数が描いても描いても減らなくて、真剣に気が狂いかけました」とツイートしていたが、その苦労が報われたようだ。
インタビューで作者は、ギネス世界記録に認定され「男に生まれたからには一度は世界一になりたいもの…と子供の頃から思っていたので、とても嬉しいです。」と心境を語った。『ギネス世界記録 特別描き下ろしイラスト』も公開されたが、「祝!! 世界一」の文字を挟んで、登場人物2人が指で「2」と「5」を作り、「にじゅう」「ごッ」との文字入りで、このたび記録となった「25m」を表現して喜びをあらわにしている。
そして、同作の制作を振り返り「大変だったのは、何もかもが初めての挑戦である上に、前例がないため検索しても作り方のノウハウなども存在せず、話作りから何から全て手探りという状況……。“作り方を考える”というのが一苦労でした。あと単純にボリュームが尋常じゃなかったです。工夫した点は“スマホ縦スクロールで読む”ことが楽しくなるギミックと、まんがを読むこと=その世界に没入することという視点をキャラを通して読者に追体験してもらえるようなシナリオ作りの2点です。」と語ってから、「上手くいったかは分かりませんが…」と謙遜した。このスマホならではのギミックについては「その手があったか」と思わず感心させられる。
「次に挑戦するとしたら」と聞かれて「分かりやすく倍の50mと言いたいですが、命に関わるのでとりあえず5m刻みの30mで……」と作者。いかに制作が大変だったか思い知らされる。
次回作は「王道青春モノか、逆に読んだら厭~…な気持ちになるようなまんがが描きたいですね。かっこよくてかわいい女の子が描けると嬉しいです。」という凸ノ高秀氏。まずは世界一長い1コマのタテコミ漫画『1コマの国のアリス』を読んでみることをオススメする。漫画・電子書籍のレンタルサイトRenta!内の特設ページ(https://renta.papy.co.jp/renta/pub/lp/longest_tatecomi.htm)で現在無料公開中だ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)
今年4月19日にギネス世界記録に認定された1コマ全長25mのタテコミ漫画『1コマの国のアリス』。
その内容は、以下の通り。
・記録名「デジタルコミックにおける最長の一コマ漫画」
・正式英語記録名「Longest single panel graphic image in a digital comic」
・記録数値「163,631dp」 ※dp:density-independent pixel / dip (画面上の表示要素の幅や高さなどを指定する長さの単位の一つ)
作者は自身のツイッター(@totsuno)で、同作について「25mの1コマまんがを描きました スマホでビックリするくらいスクロールして読んで下さい マジで25mあります プールじゃん……」「普段まんが描いてる時って「あと○○ページ」とかってカウントしたりするんですが「あと○○メートル」とカウントしたのは初めてですし、またそのメートル数が描いても描いても減らなくて、真剣に気が狂いかけました」とツイートしていたが、その苦労が報われたようだ。
インタビューで作者は、ギネス世界記録に認定され「男に生まれたからには一度は世界一になりたいもの…と子供の頃から思っていたので、とても嬉しいです。」と心境を語った。『ギネス世界記録 特別描き下ろしイラスト』も公開されたが、「祝!! 世界一」の文字を挟んで、登場人物2人が指で「2」と「5」を作り、「にじゅう」「ごッ」との文字入りで、このたび記録となった「25m」を表現して喜びをあらわにしている。
そして、同作の制作を振り返り「大変だったのは、何もかもが初めての挑戦である上に、前例がないため検索しても作り方のノウハウなども存在せず、話作りから何から全て手探りという状況……。“作り方を考える”というのが一苦労でした。あと単純にボリュームが尋常じゃなかったです。工夫した点は“スマホ縦スクロールで読む”ことが楽しくなるギミックと、まんがを読むこと=その世界に没入することという視点をキャラを通して読者に追体験してもらえるようなシナリオ作りの2点です。」と語ってから、「上手くいったかは分かりませんが…」と謙遜した。このスマホならではのギミックについては「その手があったか」と思わず感心させられる。
「次に挑戦するとしたら」と聞かれて「分かりやすく倍の50mと言いたいですが、命に関わるのでとりあえず5m刻みの30mで……」と作者。いかに制作が大変だったか思い知らされる。
次回作は「王道青春モノか、逆に読んだら厭~…な気持ちになるようなまんがが描きたいですね。かっこよくてかわいい女の子が描けると嬉しいです。」という凸ノ高秀氏。まずは世界一長い1コマのタテコミ漫画『1コマの国のアリス』を読んでみることをオススメする。漫画・電子書籍のレンタルサイトRenta!内の特設ページ(https://renta.papy.co.jp/renta/pub/lp/longest_tatecomi.htm)で現在無料公開中だ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)