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【海外発!Breaking News】飲酒運転で事故を起こした男、瀕死の友人に罪を擦り付ける(米)

TechinsightJapan 2018年5月27日 4時0分

飲酒運転は殺人行為と同じとも言えるが、日本でも過去に飲酒運転による危険運転致死傷罪で懲役22年という判例があった。このほどアメリカで飲酒運転により事故を起こした直後、瀕死の友人に自分の罪を被せようとした男の一報が届いた。『Metro』などが伝えている。

米インディアナ州で2016年10月、車が木に激突し男性が死亡するという事故が起きた。亡くなったのはジェイムズ・デュプラさん(James Dupler、21)で、運転していたのはジャック・エイチ・カプラン(Jack H. Kaplan、22)だった。

事故当日、ジャックはジェイムズさんと一緒にスポーツバーで野球の試合を見ていたという。試合が終わり2人はバーを出て車に乗り込んだ。ジェイムズさんは助手席に乗り、ジャックは飲酒しているにもかかわらずハンドルを握った。

そして飲酒運転の末、ジャックは車を木に激突させてしまった。この時ジャックは意識があったものの、ジェイムズさんは怪我が酷かったため瀕死の状態だった。すぐにでも救急車を呼んで処置をしなければならないはずが、ジャックの取った行動には唖然とさせられるものがあった。

ジャックはジェイムズさんを助手席から車の外へ運び出し、運転席側に近い地面に移動させた。あたかも自分ではなく、ジェイムズさんが飲酒運転で事故を起こしたように見せかけたのだ。ジェイムズさんは瀕死の状態ではあったが、この時はまだ息があった。

さらにジャックは、救急車を呼ばず自分の父親に連絡を入れた。父親はジャックから連絡を受けた26分後に911に連絡を入れ、その7分後に事故現場に救急隊が到着。その時ジャックは現場に駆けつけた父親の車中にいたという。

事故発生から約1時間後、救急隊によりジェイムズさんはインディアナポリスにあるセント・ヴィンセント病院に搬送されたが、数時間後に頭部外傷のため亡くなった。ジャックは当時のことを「ジェイムズはかなり酔っていたが、それでも運転すると言って聞かなかった」と証言した。

しかし警察の科学捜査で、運転席側にある血液などから採取したDNAがジャックのものと一致することが判明し、彼の証言に偽りがある可能性が出てきた。さらに助手席側の車の損傷はジェイムズさんの右側頭部が激しく打ちつけられたことでできたものであることも明らかになった。

これにより警察は、飲酒運転をしていたのはジャックであり、ジェイムズさんは助手席にいたことを突き止めた。また医師は、ジェイムズさんが事故の衝撃で意識を失ったと結論づけており、自ら車の外に出るのは難しいとして、罪を隠ぺいしようとしたジャックへの嫌疑はさらに大きくなっていった。

ジェイムズさんの検死を行った病理学者は「彼は地面に倒れているのを発見されたが、あの状況で自ら車の外へ出たとは非常に考えにくい」と話している。

ジャックは未必の故意による殺人罪、事故現場を離れたことにより人を死亡させた罪、アルコールによる危険運転致死罪、司法妨害罪で起訴され、今月23日に出廷した。事件を管轄しているブーン郡警察署のマイク・ニールセン氏(Mike Nielsen)は、「彼を失ったことによる悲しみに対して、ご家族には心からお悔やみ申し上げます」と述べている。

画像は『Metro 2018年5月18日付「Drunk driver ‘crashed car, then moved dying friends body to driver’s side to blame him’」(Picture: Boone County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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