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【海外発!Breaking News】強盗に銃で脅された男性、それでもヴィトンのバッグは手放さず(米)

TechinsightJapan 2018年5月27日 16時30分

もし強盗に銃を突きつけられて自分の身を守るか所持品を守るかとなれば、ほとんどの人が自分の命を優先するだろう。しかし米ミシガン州にて、拳銃で脅され命の危機に瀕しながらも高級ブランドのバッグを意地でも手放さなかった男性がいた。『WKRN』『Metro』などが伝えている。

5月14日の午後5時頃、ミシガン州ホランドでジェラド・クルーティングさん(31歳)は歩いているところをいきなり強盗に襲われた。強盗はジェラドさんに拳銃を突きつけ、彼が持っていた1,700ドル(約186,000円)のルイ・ヴィトンのバッグを渡すよう求めた。ところがジェラドさんはそれを拒否したのである。

すると男は警告目的で2回発砲した。その後、ジェラドさんは走って逃げようとしたが男が背後から撃ってくる気配を見せたので、「今度こそ撃たれる!」と覚悟を決めたそうだ。しかし銃弾はジェラドさんに当たらず、男はその場から逃走した。男の姿が見えなくなると、ジェラドさんはオタワ郡警察に通報した。

事件からほどなくして運転中の容疑者が発見された。男はクリスチャン=スティーヴン・ブラカモンテ(21歳)で、車内には盗難品と思われる拳銃があったという。ブラカモンテはその後、武装強盗、銃器所持の重罪、 盗品等関与罪で起訴されたが、一方で被害者のジェラドさんは米メディアの取材にこのように話している。

「あっという間の出来事でした。男は片手で腰のあたりから銃を出して、もう片方の手で口に当てたバンダナを押さえていたんです。僕に銃を突きつけたまま『バッグを寄越せ』と言われたので、『ダメだよ。僕のルイ・ヴィトンは渡せない』と言いました。このバッグを買うために長い間必死で働いてお金を貯めたんです。僕にとってこのバッグは一生もので、とても大切なもの。こんなチンピラのために大切なバッグを諦めるつもりはありませんでした。」

幸いにも怪我ひとつなかったジェラドさんは、高級バッグを最後まで手放さなかったことに後悔はないと言い切ったが、「死なずに済んで良かった」と安堵していた。

画像は『WKRN 2018年5月17日付「Man to armed robber: ‘You’re not getting my Louis Vuitton’」(WOOD)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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