子供の年齢が高くなるにつれて、服装規定の厳しい学校では生徒らに思慮分別をわきまえた服装で登校することが義務付けられている。しかしこのほど、3歳の娘のサマードレスについてプレスクール側から注意を受けた両親がカナダにいた。『CTV News』『Mirror』などが伝えている。
カナダのマニトバ州ウィニペグに暮らすジェイミー・ストーンハウスさんと妻のセイディーさんは、3歳になる娘のローラちゃんの着ていた夏用ワンピースについて通っていたプレスクール「Little Years Nursery School(リトルイヤーズ・ナーサリースクール)」から注意を受けた。
5月23日は気温が30度という暑さであったため、セイディーさんはローラちゃんに肩紐のついたサマードレスを着せた。そのドレスはローラちゃんのお気に入りでもあったようだ。ところが後に夫妻はプレスクールスタッフからの連絡を受け、「ローラちゃんが着ていたサマードレスのことで、本人に話をしました」と伝えられたという。
プレスクール側によると「ローラちゃんのサマードレスは肩紐の幅が細すぎる。服装規定により、ワンピースは肩紐が最低でも2インチ(約5センチ)なければならないため不適切だ。もし今後このサマードレスを着せたいのであれば、下にTシャツを着せて肩を隠すようにしてほしい」というものであった。これを受けたセイディーさんはメディアでこのように反論した。
「サマードレスの下にTシャツを着て肩を隠せば、サマードレスの意味を成していないでしょう? 娘に対して『大好きな服を着て登園することはもうできない』と言わなければならないことに不愉快さを感じます。娘は理由を説明しても理解できる年齢ではありません。きっと自分がなにか悪いことをしたと思ってしまうでしょう。でも実際には何も悪いことなどしていないのです。」
「こういうことを言われると、自分の体について娘が疑問を抱き始めるのではと心配しています。ほんの3歳の子供ですから、あれこれ性について考えるにはまだ早すぎます。このぐらいの年齢なので、肩を出していることをそこまで気にする必要などないのではと思います。」
セイディーさんの意見に、夫ジェイミーさんも同感している。
「まだ幼い子供ですから、無邪気さだらけなんですよ。子供の無邪気な心を大切にしてやれるのは私たち周りの大人しかいないんです。」
「Ralph Maybank School(ラルフ・メイバンクスクール)」の施設内にあるこのプレスクールにカナダのメディア『CTV News』が取材を試みたところ、プレスクールの校長は地方学校管理局の「Pembina Trails School Division(ペンビーナトレイルズ・スクールディヴィジョン)」の服装規定に準じているとだけ答え、他のコメントは一切拒否したようだ。しかしながら当局スポークスマンは、プレスクールの発言を受けてこのように述べている。
「当機関ではそうした服装規定を設けておりません。州の保育所やプレスクールが、我々の運営方針を共有している部分は確かにありますよ。そのほうが地域の住民にとっては都合がよいですからね。でも、運営管理自体そのものは全く別になります。事実、マニトバ州の学校はプレスクールなどの運営は認可されておりません。また、服装規定については各学校スタッフに思慮分別のある判断を任せております。」
このニュースを知った人からは、「私はオーストラリアに住んでいるけど、子供たちのそうした服装規定はあるわ。夏でも肩を隠して帽子を被らなければならないし…サマードレスを着ている子供たちは、家に帰らされるわよ。この服装規定って日焼け予防なのかなと私は思うんだけど」「でも紐の細さで言われたわけでしょう? 紐が5センチ以上であっても肩を出していれば日焼けはするじゃないの。そういう理由ではないのでは?」「正しく母親が説明してあげれば、3歳なんだから自分の体のことに疑問を感じる必要はないと思うけど」「どこにでも学校の規則に文句を言う親っているよね。でも規則は規則で理由があってのことなんだから、守らなきゃ」「でも、肩紐何センチとかって決めるのもおかしいんじゃない?」「大人の汚れた考え方を純粋な子供に押し付けたらかわいそう。この規則はバカバカしい」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年5月26日付「Nursery bans three-year-old girl from wearing her favourite sun-dress because it’s ‘inappropriate’」(Picture: Facebook/sadieavalon.culver.9)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
カナダのマニトバ州ウィニペグに暮らすジェイミー・ストーンハウスさんと妻のセイディーさんは、3歳になる娘のローラちゃんの着ていた夏用ワンピースについて通っていたプレスクール「Little Years Nursery School(リトルイヤーズ・ナーサリースクール)」から注意を受けた。
5月23日は気温が30度という暑さであったため、セイディーさんはローラちゃんに肩紐のついたサマードレスを着せた。そのドレスはローラちゃんのお気に入りでもあったようだ。ところが後に夫妻はプレスクールスタッフからの連絡を受け、「ローラちゃんが着ていたサマードレスのことで、本人に話をしました」と伝えられたという。
プレスクール側によると「ローラちゃんのサマードレスは肩紐の幅が細すぎる。服装規定により、ワンピースは肩紐が最低でも2インチ(約5センチ)なければならないため不適切だ。もし今後このサマードレスを着せたいのであれば、下にTシャツを着せて肩を隠すようにしてほしい」というものであった。これを受けたセイディーさんはメディアでこのように反論した。
「サマードレスの下にTシャツを着て肩を隠せば、サマードレスの意味を成していないでしょう? 娘に対して『大好きな服を着て登園することはもうできない』と言わなければならないことに不愉快さを感じます。娘は理由を説明しても理解できる年齢ではありません。きっと自分がなにか悪いことをしたと思ってしまうでしょう。でも実際には何も悪いことなどしていないのです。」
「こういうことを言われると、自分の体について娘が疑問を抱き始めるのではと心配しています。ほんの3歳の子供ですから、あれこれ性について考えるにはまだ早すぎます。このぐらいの年齢なので、肩を出していることをそこまで気にする必要などないのではと思います。」
セイディーさんの意見に、夫ジェイミーさんも同感している。
「まだ幼い子供ですから、無邪気さだらけなんですよ。子供の無邪気な心を大切にしてやれるのは私たち周りの大人しかいないんです。」
「Ralph Maybank School(ラルフ・メイバンクスクール)」の施設内にあるこのプレスクールにカナダのメディア『CTV News』が取材を試みたところ、プレスクールの校長は地方学校管理局の「Pembina Trails School Division(ペンビーナトレイルズ・スクールディヴィジョン)」の服装規定に準じているとだけ答え、他のコメントは一切拒否したようだ。しかしながら当局スポークスマンは、プレスクールの発言を受けてこのように述べている。
「当機関ではそうした服装規定を設けておりません。州の保育所やプレスクールが、我々の運営方針を共有している部分は確かにありますよ。そのほうが地域の住民にとっては都合がよいですからね。でも、運営管理自体そのものは全く別になります。事実、マニトバ州の学校はプレスクールなどの運営は認可されておりません。また、服装規定については各学校スタッフに思慮分別のある判断を任せております。」
このニュースを知った人からは、「私はオーストラリアに住んでいるけど、子供たちのそうした服装規定はあるわ。夏でも肩を隠して帽子を被らなければならないし…サマードレスを着ている子供たちは、家に帰らされるわよ。この服装規定って日焼け予防なのかなと私は思うんだけど」「でも紐の細さで言われたわけでしょう? 紐が5センチ以上であっても肩を出していれば日焼けはするじゃないの。そういう理由ではないのでは?」「正しく母親が説明してあげれば、3歳なんだから自分の体のことに疑問を感じる必要はないと思うけど」「どこにでも学校の規則に文句を言う親っているよね。でも規則は規則で理由があってのことなんだから、守らなきゃ」「でも、肩紐何センチとかって決めるのもおかしいんじゃない?」「大人の汚れた考え方を純粋な子供に押し付けたらかわいそう。この規則はバカバカしい」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年5月26日付「Nursery bans three-year-old girl from wearing her favourite sun-dress because it’s ‘inappropriate’」(Picture: Facebook/sadieavalon.culver.9)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)