チーズ抜きのハンバーガーを注文した際にチーズ入りバーガーの料金を請求されたとして、このほど米フロリダ州のカップルがマクドナルドを訴えた。カップルは損害賠償として500万ドル(約5億4,300万円)を求めている。『Fox News』『Law & Crime』などが伝えた。
フロリダ州ブロワード郡在住のシンシア・キスナーさんとマイアミ・デイド郡に住むレオナルド・ウァーナーさんは5月8日、マクドナルドのハンバーガー“クォーターパウンダー”の価格を巡ってフォートローダーデールの連邦裁判所で集団訴訟を起こした。
2人は「チーズ入りのバーガーと入っていないものでは価格は違うはず」と主張。そもそも、その店は以前から4種類のクォーターパウンダーを販売しており、そのうちの2つはチーズの入っていないもので、チーズ入りのバーガーよりも30セント(約33円)~90セント(約98円)安かった。ところがいつの間にかメニューが変更されて「チーズ入りクォーターパウンダー」「チーズ入りダブルクォーターパウンダー」の2種類のみだったことから、チーズ抜きで注文したのだが、店側はチーズ入りの値段を要求してきたという。
「自分たちが望む商品を購入するために、チーズ2スライス入りの料金を支払わねばならず損害を受けた。店側は不当な利益を得ている」として集団訴訟を起こしたカップルは、マクドナルドに500万ドル(約5億4,300万円)の損害賠償を求めたのだ。この件を担当したアンドリュー・レイヴィン弁護士は、このように述べている。
「マクドナルドは長年、チーズ無しのクォーターパウンダーとチーズ入りのクォーターパウンダーを販売していました。つまりチーズは明らかに基本のバーガーのエクストラ素材ということになります。それ故、チーズを望まない客にチーズ入り価格の支払いを求めるのは間違っていると。特に店側がアプリでチーズ無しのプレーンなバーガーを宣伝しているのであれば尚更と言えるでしょう。」
弁護側が言うように、店のサイトには「クォーターパウンド 100%ビーフパテ、セサミシード入りバン、アメリカ産低温殺菌プロセスチーズ、ケチャップ、ピクルススライスと玉ねぎ」といったチーズ入りクォーターパウンダーが紹介されていると同時に、チーズ無しクォーターパウンダーの栄養情報も記載されている。しかし、この2つのバーガーの価格表示はない。
カップルの訴えに対して、21日間の返答猶予を求められたマクドナルド側は「訴訟に法的価値があるとは思えない。広告のクォーターパウンダーは基本、チーズ入りのものである。ただ、店側は客の要望にあわせてチーズを抜くなどの対応をしている。また価格に関しては、市場に基づいて個々のフランチャイズ店がメニュー価格を設定している」と話している。
このニュースを知った人からは、「こういう訴えがまかり通るなら、世界中のレストランもきっと訴訟を起こされるよね」「訴える費用って馬鹿にならないのに…」「たかだかチーズで、ここまでやるってさすがアメリカ人だな!」「訴訟大国だけのことはある」「カップルに勝ち目はないと思う」「500万ドルの損賠賠償金!? チーズ入りの料金払ったぐらいで、どんだけ精神的ダメージ受けたんだよ」「こんなことで訴えるなら自分でバーガーを作れば?」「気に入らなければ他のメニューを注文したら良かったのに」「今度からバーガーキングに行くことだね」といった声があがっている。
画像は『Fox News 2018年5月24日付「McDonald’s customers suing for $5M over unwanted Quarter Pounder cheese」(iStock / McDonald’s)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
フロリダ州ブロワード郡在住のシンシア・キスナーさんとマイアミ・デイド郡に住むレオナルド・ウァーナーさんは5月8日、マクドナルドのハンバーガー“クォーターパウンダー”の価格を巡ってフォートローダーデールの連邦裁判所で集団訴訟を起こした。
2人は「チーズ入りのバーガーと入っていないものでは価格は違うはず」と主張。そもそも、その店は以前から4種類のクォーターパウンダーを販売しており、そのうちの2つはチーズの入っていないもので、チーズ入りのバーガーよりも30セント(約33円)~90セント(約98円)安かった。ところがいつの間にかメニューが変更されて「チーズ入りクォーターパウンダー」「チーズ入りダブルクォーターパウンダー」の2種類のみだったことから、チーズ抜きで注文したのだが、店側はチーズ入りの値段を要求してきたという。
「自分たちが望む商品を購入するために、チーズ2スライス入りの料金を支払わねばならず損害を受けた。店側は不当な利益を得ている」として集団訴訟を起こしたカップルは、マクドナルドに500万ドル(約5億4,300万円)の損害賠償を求めたのだ。この件を担当したアンドリュー・レイヴィン弁護士は、このように述べている。
「マクドナルドは長年、チーズ無しのクォーターパウンダーとチーズ入りのクォーターパウンダーを販売していました。つまりチーズは明らかに基本のバーガーのエクストラ素材ということになります。それ故、チーズを望まない客にチーズ入り価格の支払いを求めるのは間違っていると。特に店側がアプリでチーズ無しのプレーンなバーガーを宣伝しているのであれば尚更と言えるでしょう。」
弁護側が言うように、店のサイトには「クォーターパウンド 100%ビーフパテ、セサミシード入りバン、アメリカ産低温殺菌プロセスチーズ、ケチャップ、ピクルススライスと玉ねぎ」といったチーズ入りクォーターパウンダーが紹介されていると同時に、チーズ無しクォーターパウンダーの栄養情報も記載されている。しかし、この2つのバーガーの価格表示はない。
カップルの訴えに対して、21日間の返答猶予を求められたマクドナルド側は「訴訟に法的価値があるとは思えない。広告のクォーターパウンダーは基本、チーズ入りのものである。ただ、店側は客の要望にあわせてチーズを抜くなどの対応をしている。また価格に関しては、市場に基づいて個々のフランチャイズ店がメニュー価格を設定している」と話している。
このニュースを知った人からは、「こういう訴えがまかり通るなら、世界中のレストランもきっと訴訟を起こされるよね」「訴える費用って馬鹿にならないのに…」「たかだかチーズで、ここまでやるってさすがアメリカ人だな!」「訴訟大国だけのことはある」「カップルに勝ち目はないと思う」「500万ドルの損賠賠償金!? チーズ入りの料金払ったぐらいで、どんだけ精神的ダメージ受けたんだよ」「こんなことで訴えるなら自分でバーガーを作れば?」「気に入らなければ他のメニューを注文したら良かったのに」「今度からバーガーキングに行くことだね」といった声があがっている。
画像は『Fox News 2018年5月24日付「McDonald’s customers suing for $5M over unwanted Quarter Pounder cheese」(iStock / McDonald’s)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)