若気の至りとはよく言ったものだが、このほどアメリカで19歳の女性がトラックのマフラーに自ら頭を突っ込んで抜けなくなるという騒ぎがあった。そのあられもない姿にSNSでは心配より先に笑いが溢れたようだ。『Hutchinson Leader』『Kare 11』などが伝えている。
今月8日の夜、米ミネソタ州リッチフィールドに住むケイトリン・ストロームさん(Kaitlyn Strom、19)は友人達と一緒に同州ウィンステッドで開催された野外音楽祭「ウィンストック・カントリー・ミュージック・フェスティバル」を訪れていた。解放感からかケイトリンさんは未成年にもかかわらず飲酒をしていたという。
その時、1台の赤いGMCのトラックがケイトリンさんの目にとまった。酔っていたせいもあるのだろう、彼女はこの時トラックの大きな排気口を見て自分の頭を入れてみたい衝動にかられたようだ。ケイトリンさんは当時のことをこのように振り返っている。
「私達はフェスティバルを本当に楽しんでいました。そんな中、トラックの大きなマフラー(排気口)が目に入ったのです。私は『ねえ! これって私の頭がぴったり入るかも』と言った後、試しに頭を入れてみました。頭はすっぽりとマフラーに入りましたが、そのまま引き抜くことが出来なくなってしまったのです。」
この時、ケイトリンさんは自身の力で頭が抜けないことを悟り、無理に抜こうとして余計抜けなくなるということにならないよう、出来るだけ落ち着いた状態を保った。そしてこうも話している。
「あの時の私は混乱していました。マフラーに頭を突っ込んだままなので周りの状況が見えなかったのです。それでも私はみんなを信用して、この周りにいる誰かが何とかしてくれるだろうと信じていました。」
その後、緊急通報を受けたウィンステッド消防署のレスキュー隊が駆けつけ、マフラーを切断することになった。頭が抜けなくなってから約45分後にようやくケイトリンさんは自由の身となったが、念のため健康上問題が無いかチェックを受けた。地元のマックロード郡警察によると、ケイトリンさんは未成年で飲酒したことを引き合いに出されたとのことだ。
ようやく自宅に戻れたのが翌朝の午前3時頃だったが、この時ケイトリンさんは自身が映っているハプニングを捉えた動画がFacebook上で何千回も多くの人によって閲覧されていることを知った。それは現場にいた人が撮影したもので、トラック・ライスというFacebookアカウント上でわずか5秒の動画が1週間後には150万回以上も再生されたのだ。
ケイトリンさんは予期しない出来事に驚いたが、この時否定的なコメントも受け入れる覚悟だったため特に問題視していなかった。それよりも身近にいる家族や恋人が彼女を擁護するコメントをしてくれたことに感謝しているそうだ。
しかし彼女がもっとも感謝した相手はトラックの持ち主であるトム・ウォルドさん(Tom Wold)だった。彼はミネソタ州に拠点を置く「ウォルド・ファブリケーション(Wold Fabrication)」という車の溶接、修理加工、オフロード製品を提供する会社のオーナーであった。ケイトリンさんは彼についてこのように話している。
「私は知りませんでしたが、ほとんどの人が彼を知っていました。トムさんは本当に素晴らしい人です。私の頭を引き抜いてくれたのを覚えています。私はトムさんに謝罪しましたが、彼は『いいから、いいから、僕は君が無事で本当に良かったと思う。だからもう心配しないで』と言ってくれたのです。」
それだけでなく、トムさんはケイトリンさんにマフラーの弁償費用を請求することも無く、自分で修理をしたとのことだ。ケイトリンさんのFacebookには後日、トムさんと一緒に写った笑顔の写真が投稿されている。彼女は今回のことで最も貴重な教訓を学んだというが、「二度と自分の頭をマフラーに入れることはない」とも話している。
画像は『Truck Rice 2018年6月8日付Facebook「This gotta be the most yeeyee fukn thing I’ve seen all year」』『Kaitlyn Strom 2018年6月9日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
今月8日の夜、米ミネソタ州リッチフィールドに住むケイトリン・ストロームさん(Kaitlyn Strom、19)は友人達と一緒に同州ウィンステッドで開催された野外音楽祭「ウィンストック・カントリー・ミュージック・フェスティバル」を訪れていた。解放感からかケイトリンさんは未成年にもかかわらず飲酒をしていたという。
その時、1台の赤いGMCのトラックがケイトリンさんの目にとまった。酔っていたせいもあるのだろう、彼女はこの時トラックの大きな排気口を見て自分の頭を入れてみたい衝動にかられたようだ。ケイトリンさんは当時のことをこのように振り返っている。
「私達はフェスティバルを本当に楽しんでいました。そんな中、トラックの大きなマフラー(排気口)が目に入ったのです。私は『ねえ! これって私の頭がぴったり入るかも』と言った後、試しに頭を入れてみました。頭はすっぽりとマフラーに入りましたが、そのまま引き抜くことが出来なくなってしまったのです。」
この時、ケイトリンさんは自身の力で頭が抜けないことを悟り、無理に抜こうとして余計抜けなくなるということにならないよう、出来るだけ落ち着いた状態を保った。そしてこうも話している。
「あの時の私は混乱していました。マフラーに頭を突っ込んだままなので周りの状況が見えなかったのです。それでも私はみんなを信用して、この周りにいる誰かが何とかしてくれるだろうと信じていました。」
その後、緊急通報を受けたウィンステッド消防署のレスキュー隊が駆けつけ、マフラーを切断することになった。頭が抜けなくなってから約45分後にようやくケイトリンさんは自由の身となったが、念のため健康上問題が無いかチェックを受けた。地元のマックロード郡警察によると、ケイトリンさんは未成年で飲酒したことを引き合いに出されたとのことだ。
ようやく自宅に戻れたのが翌朝の午前3時頃だったが、この時ケイトリンさんは自身が映っているハプニングを捉えた動画がFacebook上で何千回も多くの人によって閲覧されていることを知った。それは現場にいた人が撮影したもので、トラック・ライスというFacebookアカウント上でわずか5秒の動画が1週間後には150万回以上も再生されたのだ。
ケイトリンさんは予期しない出来事に驚いたが、この時否定的なコメントも受け入れる覚悟だったため特に問題視していなかった。それよりも身近にいる家族や恋人が彼女を擁護するコメントをしてくれたことに感謝しているそうだ。
しかし彼女がもっとも感謝した相手はトラックの持ち主であるトム・ウォルドさん(Tom Wold)だった。彼はミネソタ州に拠点を置く「ウォルド・ファブリケーション(Wold Fabrication)」という車の溶接、修理加工、オフロード製品を提供する会社のオーナーであった。ケイトリンさんは彼についてこのように話している。
「私は知りませんでしたが、ほとんどの人が彼を知っていました。トムさんは本当に素晴らしい人です。私の頭を引き抜いてくれたのを覚えています。私はトムさんに謝罪しましたが、彼は『いいから、いいから、僕は君が無事で本当に良かったと思う。だからもう心配しないで』と言ってくれたのです。」
それだけでなく、トムさんはケイトリンさんにマフラーの弁償費用を請求することも無く、自分で修理をしたとのことだ。ケイトリンさんのFacebookには後日、トムさんと一緒に写った笑顔の写真が投稿されている。彼女は今回のことで最も貴重な教訓を学んだというが、「二度と自分の頭をマフラーに入れることはない」とも話している。
画像は『Truck Rice 2018年6月8日付Facebook「This gotta be the most yeeyee fukn thing I’ve seen all year」』『Kaitlyn Strom 2018年6月9日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)