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【海外発!Breaking News】動物園のチンパンジー、母親代わりに育ててくれたカップルに会うたび大喜び(米)<動画あり>

TechinsightJapan 2018年7月5日 15時0分

霊長目ヒト科に分類されるチンパンジーは限りなく人間に近いとされているが、このほどなんとも心温まるニュースが米マイアミの動物園から飛び込んできた。生まれて間もなく母親から育児放棄されるという辛い経験を乗り越え、優しい人間のカップルに育てられたチンパンジーが、彼らに会うたびに喜びを露わにするという。『Inside Edition』『Metro』などが伝えている。

チンパンジーの“リンバーニ”(1歳)は、出産時に肋骨を3本骨折しミルクがでなくなった母親から育児放棄された後、すぐに肺炎になってしまった。本来ならば飼育されず命がなかったところを、ジョージさんとタニアさんカップルがリンバーニを4か月にわたって24時間体制でケアし育てた。

その後、リンバーニはマイアミにある動物園「Zoological Wildlife Foundation(ZWF、ズーロジカル ワイルドライフ ファウンデーション)」に引き取られて今もそこで暮らしているが、2か月に1度、園を訪れるジョージさんとタニアさんに会うたびに、リンバーニは喜びを露わにする。このほどその可愛い動画が園のInstagramに投稿されると、各メディアでも報じられるところとなった。

リンバーニは会いに来てくれたジョージさんとタニアさんの姿を見ると、大きな声で鳴きだした。体中で興奮と喜びを露わにして抱っこをせがんだリンバーニをジョージさんが抱き留めると、リンバーニは小さな子供のようにしがみつき、長い腕をジョージさんの背中に回してしっかりとハグをした。ジョージさんもリンバーニを我が子に会ったかのように強く抱きしめ、2か月ぶりの再会を喜んだ。

嬉しくてたまらないといった様子のリンバーニは、目を閉じたりしながら頭をジョージさんの体に埋めたり、顔を上げてジョージさんをじっと見つめたりしていたが、横からタニアさんが声をかけるとタニアさんにも腕を伸ばして抱きついた。人間と動物の境界を超えた温かいハグの姿は、見ているものの心を溶かす。園のスタッフによると、リンバーニは2人に会うたび毎回同じリアクションで喜ぶそうだ。

ジョージさんとタニアさんがいなければ、救われていなかったリンバーニの命。本当の親でなくとも、リンバーニにとって2人は大切な存在であり、親も同然なのだろう。このニュースを知った人からは「可愛すぎる!」「私もハグされたい」「映像を見ているだけで、大きな愛が伝わってくる」「リンバーニがとても幸せそうで嬉しくなる」「やっぱりチンパンジーって人間の子供みたい!」といった声があがっている。



画像は『ZWF 2018年6月3日付Instagram「Such a happy smile right after being bathed and getting ready for.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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