「タタ・マディバ(国家の父)」と呼ばれ、死後もなお南アフリカのアイコンとして存在し続ける故ネルソン・マンデラ元大統領が、7月18日で生誕100年を迎える。南アフリカではこれを記念して新たなデザインの紙幣と硬貨が発行されることになった。
南アフリカの紙幣の主役はこれまでビッグ5(サイ、ゾウ、ライオン、バッファロー、ヒョウ)であった。そして2012年にネルソン・マンデラ氏が加わり、現在は南アフリカを象徴する紙幣となっている。「南アフリカ準備銀行(the South African Reserve Bank )」は今月3日、「マンデラ氏生誕100周年を祝い、7月13日にマンデラ氏の生涯を綴った紙幣と硬貨の流通をスタートさせる」と発表した。
新しい記念紙幣は、裏も表もマンデラ氏一色で、若き日のマンデラ氏のポートレートとともに彼の生涯を垣間見ることができる。
10ランド紙幣は、マンデラ氏が生まれた東ケープ州ムヴェゾ(Mvezo)の村と、そこに集う羊たちや小さな小屋が描かれている。
20ランド紙幣には、マンデラ氏が1946年から1962年まで住んでいたソウェト(Soweto)のマンデラ・ハウスが描かれている。彼はここで反アパルトヘイトの政治活動家として目覚めていった。
50ランド紙幣は、地下組織で活動していたマンデラ氏が17か月間逃走したのち身柄を拘束された、クワズール・ナタール州ホウィック(Howick)の景色である。中心には「Nelson Mandela Capture Site」という標章があるのがわかる。
100ランド紙幣には、マンデラ氏が27年の投獄生活のうちの18年間を過ごし、1999年に世界遺産にも登録されたロベン島がある。
そして200ランド紙幣には、1994年5月10日に大統領演説を行ったプレトリアの政府庁舎(the Union Buildings)と、マンデラ氏が両手を広げた銅像が描かれている。
また通常はワイルドビースト(ヌー)が刻印されている5ランド硬貨にもマンデラ氏が登場する。マンデラ氏が刻印された硬貨の発行は大統領の任期終了後の2000年、90歳の誕生日を記念した2008年に続き3度目になる。
南アフリカ準備銀行総裁のレシツァ・クガニャゴ氏(Lesetja Kganyago)は「今回のような記念紙幣は南アフリカ準備銀行史上初めてのことであり、マディバの生誕100年こそ最もふさわしい機会だといえよう。当銀行にとっても国にとっても非常に誇らしい」と述べている。
画像は『The Citizen 2018年7月5日付「We’re two weeks away from brand new Mandela banknotes」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
南アフリカの紙幣の主役はこれまでビッグ5(サイ、ゾウ、ライオン、バッファロー、ヒョウ)であった。そして2012年にネルソン・マンデラ氏が加わり、現在は南アフリカを象徴する紙幣となっている。「南アフリカ準備銀行(the South African Reserve Bank )」は今月3日、「マンデラ氏生誕100周年を祝い、7月13日にマンデラ氏の生涯を綴った紙幣と硬貨の流通をスタートさせる」と発表した。
新しい記念紙幣は、裏も表もマンデラ氏一色で、若き日のマンデラ氏のポートレートとともに彼の生涯を垣間見ることができる。
10ランド紙幣は、マンデラ氏が生まれた東ケープ州ムヴェゾ(Mvezo)の村と、そこに集う羊たちや小さな小屋が描かれている。
20ランド紙幣には、マンデラ氏が1946年から1962年まで住んでいたソウェト(Soweto)のマンデラ・ハウスが描かれている。彼はここで反アパルトヘイトの政治活動家として目覚めていった。
50ランド紙幣は、地下組織で活動していたマンデラ氏が17か月間逃走したのち身柄を拘束された、クワズール・ナタール州ホウィック(Howick)の景色である。中心には「Nelson Mandela Capture Site」という標章があるのがわかる。
100ランド紙幣には、マンデラ氏が27年の投獄生活のうちの18年間を過ごし、1999年に世界遺産にも登録されたロベン島がある。
そして200ランド紙幣には、1994年5月10日に大統領演説を行ったプレトリアの政府庁舎(the Union Buildings)と、マンデラ氏が両手を広げた銅像が描かれている。
また通常はワイルドビースト(ヌー)が刻印されている5ランド硬貨にもマンデラ氏が登場する。マンデラ氏が刻印された硬貨の発行は大統領の任期終了後の2000年、90歳の誕生日を記念した2008年に続き3度目になる。
南アフリカ準備銀行総裁のレシツァ・クガニャゴ氏(Lesetja Kganyago)は「今回のような記念紙幣は南アフリカ準備銀行史上初めてのことであり、マディバの生誕100年こそ最もふさわしい機会だといえよう。当銀行にとっても国にとっても非常に誇らしい」と述べている。
画像は『The Citizen 2018年7月5日付「We’re two weeks away from brand new Mandela banknotes」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)