マクドナルドのハンバーガーは月日が経っても腐ることはないという都市伝説のような噂があるが、このほどカナダで6年前に購入したマクドナルドのチーズバーガーとフライドポテトがオークションサイトに出品された。見た目がほぼ購入時の状態を保っていることからネット上では様々な意見が飛び交った。『CBC.ca』『Global News』などが伝えている。
カナダのオンタリオ州スタッファ在住の農場経営者デイブ・アレクサンダーさん(Dave Alexander)は今月5日、Twitterにチーズバーガーとフライドポテトをオークションサイト「イーベイ(eBay)」に出品したことをツイートした。それは6年前の2012年6月7日にマクドナルドで購入したものだった。
オークションを見た人々は、ほぼ原形をとどめているチーズバーガーとフライドポテトの写真に注目した。チーズバーガーはビーフパテが縮んで薄くなっており、チーズは黒く変色しているもののバンズには腐食した様子は見られなかった。ポテトは乾燥しきって縮んでいるようだが、見た目は6年前のものとは想像しがたいほど、ほぼ購入時に近い状態で保たれている。この奇妙な出品がニュースなどで話題になり、インタビューに応じたデイブさんはこう語っている。
「マクドナルドの製品は腐らないという噂を聞いていました。しかし私達の農場で収穫したものは一定期間をすぎると当然腐るのを見てきているため、『腐らないなんてあり得ない』と思っていました。」
デイブさんはそれを検証するために娘に頼んでマクドナルドで購入してもらい、それ以来6年間、事務所のスピーカーキャビネットの上に保管していた。このたびオークションに出品した理由は、事務所の縮小でスピーカーキャビネットを処分したためと、これ以上の保管はしたくなかったからだという。
イーベイに出品してまもなく、「それは食べられますか?」といった質問があった。さらに北米最大のドーナツショップ「ティム・ホートンズ」で購入して2年経った「ティム・ビッツ・ドーナツと交換できないか?」という問い合わせもあったようだ。
当初29.99カナダドル(約2,550円)で出品していたが、翌日には150カナダドル(約12,670円)の値がついた。さらに金額が上がるだろうと見られていたが、イーベイ側でデイブさんの出品は取り消されてしまった。デイブさんのもとにイーベイ側からメールが届き、賞味期限の記載がないためフード・ポリシーに反するという理由で削除したという内容が書かれていた。
これにはデイブさんも「6年前のチーズバーガーに賞味期限を記載しろって? 冗談でしょ!」と驚くしかなかったという。イーベイでは削除されたものの、ネット上ではデイブさんの出品は話題となっており「私は6分だろうが6年だろうが、それは食べたくないかも」や「腐らないってことは皆知っているけど、食べるのがもう習慣化しているから気にならないのかも」といった食品への防腐処理を懸念するような意見が飛び交った。
日本では厚生労働省が定めた規定に沿った形で添加物の取り扱いをしなければならない。ちなみに日本マクドナルドの公式ホームページでは、「防腐剤や添加物は一切加えていません」と謳っている。
画像は『Radio - CBC.ca 2018年7月11日付「EBay pulls 6-year-old McDonald's burger from its website」(Dave Alexander/EBay)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
カナダのオンタリオ州スタッファ在住の農場経営者デイブ・アレクサンダーさん(Dave Alexander)は今月5日、Twitterにチーズバーガーとフライドポテトをオークションサイト「イーベイ(eBay)」に出品したことをツイートした。それは6年前の2012年6月7日にマクドナルドで購入したものだった。
オークションを見た人々は、ほぼ原形をとどめているチーズバーガーとフライドポテトの写真に注目した。チーズバーガーはビーフパテが縮んで薄くなっており、チーズは黒く変色しているもののバンズには腐食した様子は見られなかった。ポテトは乾燥しきって縮んでいるようだが、見た目は6年前のものとは想像しがたいほど、ほぼ購入時に近い状態で保たれている。この奇妙な出品がニュースなどで話題になり、インタビューに応じたデイブさんはこう語っている。
「マクドナルドの製品は腐らないという噂を聞いていました。しかし私達の農場で収穫したものは一定期間をすぎると当然腐るのを見てきているため、『腐らないなんてあり得ない』と思っていました。」
デイブさんはそれを検証するために娘に頼んでマクドナルドで購入してもらい、それ以来6年間、事務所のスピーカーキャビネットの上に保管していた。このたびオークションに出品した理由は、事務所の縮小でスピーカーキャビネットを処分したためと、これ以上の保管はしたくなかったからだという。
イーベイに出品してまもなく、「それは食べられますか?」といった質問があった。さらに北米最大のドーナツショップ「ティム・ホートンズ」で購入して2年経った「ティム・ビッツ・ドーナツと交換できないか?」という問い合わせもあったようだ。
当初29.99カナダドル(約2,550円)で出品していたが、翌日には150カナダドル(約12,670円)の値がついた。さらに金額が上がるだろうと見られていたが、イーベイ側でデイブさんの出品は取り消されてしまった。デイブさんのもとにイーベイ側からメールが届き、賞味期限の記載がないためフード・ポリシーに反するという理由で削除したという内容が書かれていた。
これにはデイブさんも「6年前のチーズバーガーに賞味期限を記載しろって? 冗談でしょ!」と驚くしかなかったという。イーベイでは削除されたものの、ネット上ではデイブさんの出品は話題となっており「私は6分だろうが6年だろうが、それは食べたくないかも」や「腐らないってことは皆知っているけど、食べるのがもう習慣化しているから気にならないのかも」といった食品への防腐処理を懸念するような意見が飛び交った。
日本では厚生労働省が定めた規定に沿った形で添加物の取り扱いをしなければならない。ちなみに日本マクドナルドの公式ホームページでは、「防腐剤や添加物は一切加えていません」と謳っている。
画像は『Radio - CBC.ca 2018年7月11日付「EBay pulls 6-year-old McDonald's burger from its website」(Dave Alexander/EBay)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)