血の繋がりがあるとはいえ、ぶつかり合うこともしばしばあるのがきょうだいだ。しかし殺意を覚え、実行してしまうのはよほどのことである。このほど米ケンタッキー州で、半分血の繋がりのある4歳弟を殺害しようとした12歳少女が逮捕された。『abc13 News』『Metro』などが伝えている。
7月6日のこと、ケンタッキー州クリスチャン郡オーク・グローブ在住の母親から警察に通報が寄せられた。
母親は12歳娘がテキサス州に住む人物とスカイプでやり取りをしており、半分血の繋がった4歳の弟を殺害する計画を伝えていたことを知った。事実、少女は弟が飲む水に住宅用洗剤「Mr.Clean(ミスター・クリーン)」を入れ、弟は下痢や嘔吐などの症状に見舞われた。
母親が少女を問い詰めると「弟を殺そうとして毒を入れた。だってママは弟のほうが好きだから」と言い、弟が母親の愛情を独り占めしていると思い込んでいたという。また通報を受けた警察が母親同席のもと少女に「なぜ毒を入れたのか」と尋ねると、「弟がウザかったから」と答えている。
クリスチャン郡警察のクリス・ミラー警部補は「喧嘩や食い違いなどはきょうだい間でよくあることですが、この年齢で相手を殺したいと思ってしまうのは正常なレベルではありません。12歳の子供がこのような行為に至ってしまった精神状態が、非常に考慮されるべきところです」と語った。
ケンタッキー州には殺人未遂罪が存在せず、殺人罪で逮捕・起訴された少女は同州ホプキンスヴィルにあるカンバーランドホール病院へと搬送され、精神鑑定を受けたようだ。なお毒を飲まされた弟の容態は、まもなく回復するだろうとみられている。
画像は『abc13 News 2018年7月13日付「12-year-old girl charged with trying to poison 4-year-old stepbrother」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
7月6日のこと、ケンタッキー州クリスチャン郡オーク・グローブ在住の母親から警察に通報が寄せられた。
母親は12歳娘がテキサス州に住む人物とスカイプでやり取りをしており、半分血の繋がった4歳の弟を殺害する計画を伝えていたことを知った。事実、少女は弟が飲む水に住宅用洗剤「Mr.Clean(ミスター・クリーン)」を入れ、弟は下痢や嘔吐などの症状に見舞われた。
母親が少女を問い詰めると「弟を殺そうとして毒を入れた。だってママは弟のほうが好きだから」と言い、弟が母親の愛情を独り占めしていると思い込んでいたという。また通報を受けた警察が母親同席のもと少女に「なぜ毒を入れたのか」と尋ねると、「弟がウザかったから」と答えている。
クリスチャン郡警察のクリス・ミラー警部補は「喧嘩や食い違いなどはきょうだい間でよくあることですが、この年齢で相手を殺したいと思ってしまうのは正常なレベルではありません。12歳の子供がこのような行為に至ってしまった精神状態が、非常に考慮されるべきところです」と語った。
ケンタッキー州には殺人未遂罪が存在せず、殺人罪で逮捕・起訴された少女は同州ホプキンスヴィルにあるカンバーランドホール病院へと搬送され、精神鑑定を受けたようだ。なお毒を飲まされた弟の容態は、まもなく回復するだろうとみられている。
画像は『abc13 News 2018年7月13日付「12-year-old girl charged with trying to poison 4-year-old stepbrother」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)