このほどインドで、心臓手術を必要とする男児が救急車で病院へ運ばれた後、救急車のドアが故障し車内で窒息死するという事故が起こった。救急車の運営会社は容疑を一切否認しているという。『Mirror』『NDTV』などが伝えた。
インドのデリーに住むアンビカ・クマーさんは、地元医師から生後2か月になる息子には心臓手術が必要だと言われて7月17日、妻とともに息子を連れて電車でチャッティースガル州のラーイプルへと電車で向かった。
駅に到着し、政府が運営する無料の救急車サービス「Sanjeevani Express(サンジーバニー・エキスプレス)」に電話し、救急車を要請した。その後、男児は救急車でラーイプルにあるDr Bhim Rao Ambedkar Memorial Hospital(ドクター ビーム・ラオ・アンベードカル記念病院)へと搬送された。しかし病院前に到着したところで救急車の後部ドアが故障し、開かなくなるという事態が起こったのである。
中には一刻を争う生後2か月の赤ちゃんがいる。両親は必死に周りに助けを請い、父のアンビカさんは救急車の窓ガラスを割って我が子を救出しようとした。しかし政府の所有物を破損するなと警告を受け、止められた。修理工も男児の救出に尽力したが、およそ2時間救急車の中に閉じ込められた状態になってしまった男児は結局、窒息し死亡した。
救急車の運営会社は「職務上の怠慢はなかった」と男児の死についての責任容疑を否認し、「男児はすでに死亡していた」と主張している。現在、男児の検死結果が待たれているところだという。
画像は『NDTV 2018年7月17日付「Baby Dies In Locked Ambulance; Parents Stopped From Breaking Windows」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
インドのデリーに住むアンビカ・クマーさんは、地元医師から生後2か月になる息子には心臓手術が必要だと言われて7月17日、妻とともに息子を連れて電車でチャッティースガル州のラーイプルへと電車で向かった。
駅に到着し、政府が運営する無料の救急車サービス「Sanjeevani Express(サンジーバニー・エキスプレス)」に電話し、救急車を要請した。その後、男児は救急車でラーイプルにあるDr Bhim Rao Ambedkar Memorial Hospital(ドクター ビーム・ラオ・アンベードカル記念病院)へと搬送された。しかし病院前に到着したところで救急車の後部ドアが故障し、開かなくなるという事態が起こったのである。
中には一刻を争う生後2か月の赤ちゃんがいる。両親は必死に周りに助けを請い、父のアンビカさんは救急車の窓ガラスを割って我が子を救出しようとした。しかし政府の所有物を破損するなと警告を受け、止められた。修理工も男児の救出に尽力したが、およそ2時間救急車の中に閉じ込められた状態になってしまった男児は結局、窒息し死亡した。
救急車の運営会社は「職務上の怠慢はなかった」と男児の死についての責任容疑を否認し、「男児はすでに死亡していた」と主張している。現在、男児の検死結果が待たれているところだという。
画像は『NDTV 2018年7月17日付「Baby Dies In Locked Ambulance; Parents Stopped From Breaking Windows」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)