美容整形は稀に医師の手術のミスで見るも無残な姿になることもある。このほどアメリカから鼻の美容整形に失敗した女性が、吸血ヒルを使用した治療で無事美しい鼻を手に入れることができたという話題が届いた。『New York Post』などが伝えている。
米フロリダ州パームビーチに住むメイクアップアーティストのシャリ・マンソンさん(Shari Manchon、40)は、動画で美についての情報を発信しているヴロガー(Vlogger)でもある。そんな彼女が若い頃からコンプレックスだった鼻に美容整形を施したのが2017年4月のことだった。
19,000ドル(約210万円)をかけた手術だったが、当時のシャリさんは満足していた。ところがその後、担当した美容外科医から鼻の先端の整形を強く勧められた。そして同年11月に、2度目の鼻の手術を受けた。
しかしこの手術によって、シャリさんの鼻は美とはほど遠い状態に変形してしまった。鼻の軟骨が崩れてオウムのくちばしのような形になり、鼻の頭は血の巡りが悪いため黒ずんでしまったのだ。シャリさんは「メイクアップアーティストの仕事を二度とすることができないかも」と思ったそうで、当時の心境をこのように語っている。
「この酷い鼻にコンシーラーを塗って目立たせないようにしていました。でもそれは難しいことだったのです。結局スカーフで顔を隠す羽目になり、私がヴロガーとして配信しているメイクアップアドバイスの動画を再開することができませんでした。」
シャリさんは担当医に大きな不満があったため、数週間後に2,500マイル(約4,020キロ)離れたロサンゼルスに向かい形成外科医のドナルド・ユー医師(Donald Yoo)を訪ねた。そこで「3度目の整形手術をするよりもヒル治療が最適だ」と勧められた。
その後、ロサンゼルスにあるヒル治療専門のイリナ・ブロツキー氏(Irina Brodsky)のもとで1時間ほどのセッションを受け、今年1月の治療費も含めて総額550ドル(約61,000円)ほどを費やした。当時のシャリさんは疑心暗鬼だったようで、次のように明かしている。
「勧められた時、この治療に戸惑いました。でもヒルが私の鼻に吸い付き始めると、リラックスできたのです。この変わった治療方法に思わず笑ってしまいました。」
ヒルは種類によって人間の悪い血を吸い取ってくれるものもあり、シャリさんは数匹のヒルを自分の鼻にのせ、溜まっていた血をヒルに吸わせたのだった。それによって彼女の鼻は黒ずみと膨張していた箇所が改善され、美しい鼻に蘇りつつあった。
シャリさんのYouTubeチャンネルには、ヒルに鼻の血を吸わせている様子を捉えた動画が配信されている。若干グロテスクに見えるため、初めて動画を見る人は衝撃を受けるかもしれない。しかし彼女のヴログには「大好きな仕事に戻ることができました! それは数匹のヒルが解決してくれました」と綴られている。なおシャリさんは、来年1月にドナルド医師のもとで最終的な鼻の整形手術を受ける予定とのことだ。
画像は『About Face by Shari 2018年6月13日公開 YouTube「First Time Leeching Review by Shari Manchon」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
米フロリダ州パームビーチに住むメイクアップアーティストのシャリ・マンソンさん(Shari Manchon、40)は、動画で美についての情報を発信しているヴロガー(Vlogger)でもある。そんな彼女が若い頃からコンプレックスだった鼻に美容整形を施したのが2017年4月のことだった。
19,000ドル(約210万円)をかけた手術だったが、当時のシャリさんは満足していた。ところがその後、担当した美容外科医から鼻の先端の整形を強く勧められた。そして同年11月に、2度目の鼻の手術を受けた。
しかしこの手術によって、シャリさんの鼻は美とはほど遠い状態に変形してしまった。鼻の軟骨が崩れてオウムのくちばしのような形になり、鼻の頭は血の巡りが悪いため黒ずんでしまったのだ。シャリさんは「メイクアップアーティストの仕事を二度とすることができないかも」と思ったそうで、当時の心境をこのように語っている。
「この酷い鼻にコンシーラーを塗って目立たせないようにしていました。でもそれは難しいことだったのです。結局スカーフで顔を隠す羽目になり、私がヴロガーとして配信しているメイクアップアドバイスの動画を再開することができませんでした。」
シャリさんは担当医に大きな不満があったため、数週間後に2,500マイル(約4,020キロ)離れたロサンゼルスに向かい形成外科医のドナルド・ユー医師(Donald Yoo)を訪ねた。そこで「3度目の整形手術をするよりもヒル治療が最適だ」と勧められた。
その後、ロサンゼルスにあるヒル治療専門のイリナ・ブロツキー氏(Irina Brodsky)のもとで1時間ほどのセッションを受け、今年1月の治療費も含めて総額550ドル(約61,000円)ほどを費やした。当時のシャリさんは疑心暗鬼だったようで、次のように明かしている。
「勧められた時、この治療に戸惑いました。でもヒルが私の鼻に吸い付き始めると、リラックスできたのです。この変わった治療方法に思わず笑ってしまいました。」
ヒルは種類によって人間の悪い血を吸い取ってくれるものもあり、シャリさんは数匹のヒルを自分の鼻にのせ、溜まっていた血をヒルに吸わせたのだった。それによって彼女の鼻は黒ずみと膨張していた箇所が改善され、美しい鼻に蘇りつつあった。
シャリさんのYouTubeチャンネルには、ヒルに鼻の血を吸わせている様子を捉えた動画が配信されている。若干グロテスクに見えるため、初めて動画を見る人は衝撃を受けるかもしれない。しかし彼女のヴログには「大好きな仕事に戻ることができました! それは数匹のヒルが解決してくれました」と綴られている。なおシャリさんは、来年1月にドナルド医師のもとで最終的な鼻の整形手術を受ける予定とのことだ。
画像は『About Face by Shari 2018年6月13日公開 YouTube「First Time Leeching Review by Shari Manchon」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)