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【海外発!Breaking News】亡き妻の写真を抱え、毎日思い出のビーチへ足を運ぶ男性(伊)

TechinsightJapan 2018年8月2日 14時20分

何十年も一緒に時を重ね、数々の困難をともに乗り越えてきた夫婦にとって、伴侶の死というものは身を切られるほどの辛さであろう。このほどイタリアのあるビーチで、亡き妻の写真と一緒に毎日海を眺める男性の姿をピザ屋のオーナーが目撃した。『Mirror』『Metro』『The Sun』などが伝えている。

イタリアのラティーナにある町ガエータのビーチで、男性が毎日同じ時間帯に写真立てを抱えて座っている姿をビーチの近くでビザ店を開いているオーナーのジョルジオ・モファさん(54歳)が目にした。

6月初め頃から男性の姿を見るようになったジョルジオさんは、近付いて話を聞いてみたところ、年金生活者のジュゼッペ・ジョルダーノさん(70歳)はポツリポツリと涙ながらに自分のことを話し始めたという。

ジュゼッペさんが将来の伴侶となるアイダさんと出会ったのは1969年のことで、ジュゼッペさんは16歳、アイダさんは17歳だった。結婚前にアイダさんが妊娠してしまったことで、双方の両親は2人の関係を喜ばなかったが、同年末に結婚、その後3人の子供に恵まれた。

しかし40年以上にわたる結婚生活の末、2011年にアイダさんががんで他界してしまった。以降、ジュゼッペさんは愛妻の死を悲しみ続け、アイダさんの写真を写真立てに入れてどこへ行くにも持ち歩いているという。妻が恋しいと涙しながら語るジュゼッペさんの思いを、ジョルジオさんは身をもって理解した。

「私自身も2人の弟と5か月になる息子を亡くした経験があります。愛する人を失った人の気持ちは世界共通だと思いますが、私はジュゼッペさんの痛みをとてもよく理解できます。話を聞いて、とても悲しいですが素晴らしいラブストーリーだと思いました。」

ジュゼッペさんがビーチに向かって亡き妻の写真と座る姿をジョルジオさんはカメラに収め、自身のFacebookに投稿したところ、話題になった。ビーチはジュゼッペさんとアイダさんが若き頃の思い出の場所であり、ジュゼッペさんは日没時間になるとアイダさんの写真を抱えてこのビーチにやってくる。写真を持って毎日同じ場所を訪れるジュゼッペさんのアイダさんへの思いは、まさに2人の永遠の愛を示しているといえよう。

このニュースを知った人からは、「悲しくて美しい話だね。ビーチで若き日の愛する奥さんとの日々を、きっと毎日思い出しているんだろうね」「自分自身イタリア人の血が流れているけれど、イタリア人ってジュゼッペさんのように、どんなに時が経っても奥さんをとても愛している人が多いと思う」「真実の愛は決して消えることはないんだってことがわかるね」「この写真、悲しいけれど心が温まる」といった声があがっている。

画像は『Mirror 2018年7月30日付「Man takes framed photo of his late wife to the beach every day for a beautiful reason」(Image: Caters News Agency)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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