嘘をつき恋人との関係を持続させても、その嘘がバレた時には全てを失ってしまうことを考えなかったのだろうか。このほど中央アメリカのホンジュラスから妊娠を偽り続け、死産までも装った女のニュースが飛び込んできた。『LA PRENSA』『Oddity Central』などが伝えている。
ホンジュラス共和国にあるエル・コヨラルという村に住むローザ・カステラノス・ディアズは、恋人メルビン・メンドーザさんとの関係を維持するために「双子を妊娠した」と偽り、その嘘をつき続けた。
大きくなってくるローザのお腹を見たメルビンさんらはその妊娠が嘘であることを疑わなかったが、メルビンさんの友人数人はローザが交際を続けたいがために妊娠を装っているのではと長い間疑っていたようだ。しかし超音波検査の写真まで見せるローザに対して、それが偽りであるという確固たる証拠を見つけることができなかった。
7月27日に首都テグシガルパにあるエスクエラ病院で出産すると言いバスで向かったローザから、メルビンさんに連絡があったのは同日の夜だった。ローザは電話で双子の1人が分娩中に死産したこと、もう1人は治療を受けているためこのまま入院しなければならないことを伝えた。
翌日、小さな棺とともに村に戻ったローザは、メルビンさんと彼の親族により準備された通夜に参加した。亡くなった赤ちゃんを見せてほしいと周りに頼まれても、ローザは「病院側が棺を閉じてしまっている。開けるなと指示された」と拒否し、赤ちゃんの亡骸を父親であるメルビンさんにさえ見せることをしなかった。
予定通り通夜が執り行われ、悲しみのなか周りの者は赤ちゃんに別れを告げた。メルビンさんは我が子の亡骸が納められた棺が埋葬される間も、友人らに支えてもらわなければならないほど悲しみに打ちひしがれていたという。
葬儀後は双子うち治療中の赤ちゃんの話になったが、数人がローザの話につじつまが合わないことに気付いた。メルビンさんの友人イズマエル・メヒアさんはローザを疑い、夜に友人らと赤ちゃんを埋葬した墓地を掘り返した。すると小さな棺の中からは亡骸ではなく、人形が出てきたのである。
ローザの言動が全て偽りだと知ったイズマエルさんらはその動画を携帯電話に収め、人形が入った棺を持って警察へ通報、ローザにも人形を突き付けて嘘をついたことを非難した。未だ明確にはなっていないが、生き残ったとされる双子のもう1人も最初から生存していなかった可能性が高いとされている。関係を続けたいがために、尊い命をネタにして恋人から騙され続けたことを知ったメルビンさんの苦痛は計り知れない。しかしながらメルビンさんは結局ローザを告発せず、警察にこれ以上の捜査は止めることを依頼したそうだ。
画像は『LA PRENSA 2018年7月30日付「Hondureña finge embarazo, muerte del “bebé” y entierra un muñeco」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
ホンジュラス共和国にあるエル・コヨラルという村に住むローザ・カステラノス・ディアズは、恋人メルビン・メンドーザさんとの関係を維持するために「双子を妊娠した」と偽り、その嘘をつき続けた。
大きくなってくるローザのお腹を見たメルビンさんらはその妊娠が嘘であることを疑わなかったが、メルビンさんの友人数人はローザが交際を続けたいがために妊娠を装っているのではと長い間疑っていたようだ。しかし超音波検査の写真まで見せるローザに対して、それが偽りであるという確固たる証拠を見つけることができなかった。
7月27日に首都テグシガルパにあるエスクエラ病院で出産すると言いバスで向かったローザから、メルビンさんに連絡があったのは同日の夜だった。ローザは電話で双子の1人が分娩中に死産したこと、もう1人は治療を受けているためこのまま入院しなければならないことを伝えた。
翌日、小さな棺とともに村に戻ったローザは、メルビンさんと彼の親族により準備された通夜に参加した。亡くなった赤ちゃんを見せてほしいと周りに頼まれても、ローザは「病院側が棺を閉じてしまっている。開けるなと指示された」と拒否し、赤ちゃんの亡骸を父親であるメルビンさんにさえ見せることをしなかった。
予定通り通夜が執り行われ、悲しみのなか周りの者は赤ちゃんに別れを告げた。メルビンさんは我が子の亡骸が納められた棺が埋葬される間も、友人らに支えてもらわなければならないほど悲しみに打ちひしがれていたという。
葬儀後は双子うち治療中の赤ちゃんの話になったが、数人がローザの話につじつまが合わないことに気付いた。メルビンさんの友人イズマエル・メヒアさんはローザを疑い、夜に友人らと赤ちゃんを埋葬した墓地を掘り返した。すると小さな棺の中からは亡骸ではなく、人形が出てきたのである。
ローザの言動が全て偽りだと知ったイズマエルさんらはその動画を携帯電話に収め、人形が入った棺を持って警察へ通報、ローザにも人形を突き付けて嘘をついたことを非難した。未だ明確にはなっていないが、生き残ったとされる双子のもう1人も最初から生存していなかった可能性が高いとされている。関係を続けたいがために、尊い命をネタにして恋人から騙され続けたことを知ったメルビンさんの苦痛は計り知れない。しかしながらメルビンさんは結局ローザを告発せず、警察にこれ以上の捜査は止めることを依頼したそうだ。
画像は『LA PRENSA 2018年7月30日付「Hondureña finge embarazo, muerte del “bebé” y entierra un muñeco」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)