夫婦が離婚しても、子供がいる場合は子育てについて互いに協力し合うというケースが理想的だが、新たなパートナーを得たり、子供が嫌がるなど様々な事情によって別れた相手と子育てを共有することは困難だ。しかしこのほどアメリカで、一風変わった子育てをしている家族がいることを『PEOPLE.com』が伝えた。
テネシー州クリスティアナに暮らすケイティー・ブラックマーさん(32歳)は、スティーブン・シェパードさん(32歳)との間に5歳、10歳、11歳の子がいるが、2016年1月に離婚した。
現在のケイティーさんには新しい夫ベンさん(41歳)がいるが、なんと前夫のスティーブンさんと同居している。さらにスティーブンさんの今のパートナーであるブランディー・ヘンダーソンさん(31歳)やその子供たちも一緒に暮らしているというのだ。
ケイティーさんとベンさんの家には大人4人に加え、ケイティーさんとスティーブンさんの子供3人とベンさんの前のパートナーとの間に生まれた19歳の息子、ブランディーさんの7歳と9歳になる子供2人も一緒に住んでいるという。想像しただけで混乱するような家族体系であるが、「意外とうまく回っている」とケイティーさんは明かす。
「2017年5月にスティーブンが交通事故に遭い、兄を亡くしました。スティーブン自身も怪我をして入院していましたが、退院後も1か月半の24時間ケアが必要で、私とベンはスティーブンを自宅へ連れてきたのです。」
スティーブンさんとベンさんは、ケイティーさんがスティーブンさんと結婚していた時から友人関係にあったようだ。また、ケイティーさんとスティーブンさんは離婚した後も子育てについて互いに協力し合ってきて、友人関係を保っていた。そうした関係から、スティーブンさんは怪我が回復した後も居心地が良かったのだろう、そのままケイティーさんとベンさんの家に住み続けた。
やがてスティーブンさんにブランディーさんという恋人ができ、ブランディーさんは2人の子と一緒に2018年1月にケイティーさん宅へ引っ越してきた。スティーブンさんとケイティーさんはいずれ彼らだけの新しい家を購入する予定をしていたが地域内の家の値段は高く、4人の大人は相談しあった結果、総勢10人で一緒に暮らしていくことに決めた。
「家の中は、毎日賑やかでてんてこ舞いの状態です。いつも誰かが叫んだり走り回ったりしてとても騒々しいですが、なんだか大学時代のルームメートと同居しているような感覚で、何年も知っている人と一緒に暮らすのはさほど困難なことではないと知りました。もちろん最初はナーバスでしたが、生活費も公平に分担してうまくやっています。」
ケイティーさんは、こうした自身の経験をサイト『Love What Matters』にシェアした。なかには「別れた夫と一緒に暮らすなんて信じられない」「どうかしてるんじゃないの?」とケイティーさんの“ブレンデッドファミリー”を非難する声もあるようだが、ケイティーさんはあくまでもポジティブだ。
「私の家族や友人たちは、今の子供たちの様子がとても幸せなのだということがわかるようです。親の離婚を目の当たりにしてきた子供たちにとっても、父親と離れ離れになるよりもこんなふうに同居しているほうが楽しいのでしょう。」
なかなか一般的ではない“ブレンデッドファミリー”ではあるが、離婚しても互いの信頼関係があるからこそ成立するのであろう。ケイティーさんは「離婚して子育てに苦戦している元夫婦に、こんな選択肢もあるのだということを伝えたい」と話している。
画像は『PEOPLE.com 2018年8月7日付「Mom Lives with Husband, Ex-Husband and Ex’s Girlfriend to Co-Parent 6 Kids: ‘It Works for Us!’」(Katie Blackmer)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
テネシー州クリスティアナに暮らすケイティー・ブラックマーさん(32歳)は、スティーブン・シェパードさん(32歳)との間に5歳、10歳、11歳の子がいるが、2016年1月に離婚した。
現在のケイティーさんには新しい夫ベンさん(41歳)がいるが、なんと前夫のスティーブンさんと同居している。さらにスティーブンさんの今のパートナーであるブランディー・ヘンダーソンさん(31歳)やその子供たちも一緒に暮らしているというのだ。
ケイティーさんとベンさんの家には大人4人に加え、ケイティーさんとスティーブンさんの子供3人とベンさんの前のパートナーとの間に生まれた19歳の息子、ブランディーさんの7歳と9歳になる子供2人も一緒に住んでいるという。想像しただけで混乱するような家族体系であるが、「意外とうまく回っている」とケイティーさんは明かす。
「2017年5月にスティーブンが交通事故に遭い、兄を亡くしました。スティーブン自身も怪我をして入院していましたが、退院後も1か月半の24時間ケアが必要で、私とベンはスティーブンを自宅へ連れてきたのです。」
スティーブンさんとベンさんは、ケイティーさんがスティーブンさんと結婚していた時から友人関係にあったようだ。また、ケイティーさんとスティーブンさんは離婚した後も子育てについて互いに協力し合ってきて、友人関係を保っていた。そうした関係から、スティーブンさんは怪我が回復した後も居心地が良かったのだろう、そのままケイティーさんとベンさんの家に住み続けた。
やがてスティーブンさんにブランディーさんという恋人ができ、ブランディーさんは2人の子と一緒に2018年1月にケイティーさん宅へ引っ越してきた。スティーブンさんとケイティーさんはいずれ彼らだけの新しい家を購入する予定をしていたが地域内の家の値段は高く、4人の大人は相談しあった結果、総勢10人で一緒に暮らしていくことに決めた。
「家の中は、毎日賑やかでてんてこ舞いの状態です。いつも誰かが叫んだり走り回ったりしてとても騒々しいですが、なんだか大学時代のルームメートと同居しているような感覚で、何年も知っている人と一緒に暮らすのはさほど困難なことではないと知りました。もちろん最初はナーバスでしたが、生活費も公平に分担してうまくやっています。」
ケイティーさんは、こうした自身の経験をサイト『Love What Matters』にシェアした。なかには「別れた夫と一緒に暮らすなんて信じられない」「どうかしてるんじゃないの?」とケイティーさんの“ブレンデッドファミリー”を非難する声もあるようだが、ケイティーさんはあくまでもポジティブだ。
「私の家族や友人たちは、今の子供たちの様子がとても幸せなのだということがわかるようです。親の離婚を目の当たりにしてきた子供たちにとっても、父親と離れ離れになるよりもこんなふうに同居しているほうが楽しいのでしょう。」
なかなか一般的ではない“ブレンデッドファミリー”ではあるが、離婚しても互いの信頼関係があるからこそ成立するのであろう。ケイティーさんは「離婚して子育てに苦戦している元夫婦に、こんな選択肢もあるのだということを伝えたい」と話している。
画像は『PEOPLE.com 2018年8月7日付「Mom Lives with Husband, Ex-Husband and Ex’s Girlfriend to Co-Parent 6 Kids: ‘It Works for Us!’」(Katie Blackmer)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)