小児性愛の前科があるパートナーの男とともに息子に性的虐待を加え、それを動画に収めていただけでなく、闇サイトで息子を見知らぬ小児性愛者に売りつけた母親。このほどドイツで逮捕された2人の裁判が行われ、母親には12年と6か月、パートナーの男には12年の懲役刑がそれぞれ下された。『BBC News』『Metro』などが伝えている。
ドイツのフライブルクで昨年、9歳男児の母親(48歳)と継父となる男(39歳)が逮捕された。ドイツの法律により名は公表されていないが、母親と男は2年以上もの間男児に繰り返し性的暴行を働き、その行為を動画に収めていた。それだけでなく、2人は男児を闇サイトでシュタウフェンに住むスペイン人の男(33歳)に10,000ユーロ(約129万円)で売り、スペイン人の男も複数にわたって男児に性的虐待を加えていた。
匿名の密告により母親と継父は逮捕されたが、2人はこの男児以外に3歳になる女児へも性的虐待を働いていたことが明らかになった。7月6日に行われた裁判には、母親と継父、スペイン人の男以外にもこの事件に関係があるとされる5人の男が出廷した。
地元メディアによると、母親と継父は男児に対して60件以上もの性的虐待をしており、そのほとんどを児童ポルノとして動画に収めていたという。継父には小児性愛者としての前科があるが、母親は男の言いなりになっており性的虐待が嘘であるとの供述もしていたようだ。
今回の裁判では、母親と継父に対し強姦、加重性的暴行、強制売春、児童ポルノを流した罪で有罪判決が下り、母親には懲役12年半、継父には懲役12年が言い渡された。加えて2人には男児と3歳女児に42,500ユーロ(約547万円)の損害賠償金支払いが命じられた。なお、継父は出所後も常習犯としての再犯を防ぐため拘禁されるということだ。また、男児を買ったスペイン人の男には懲役10年と18,000ユーロ(約230万円)の罰金支払い命令が科せられ、他5人の男たちも起訴されている。
現在、男児は里親ケアの保護下に置かれているが、地元メディアによると、過去に男児を一時的に母親と継父から引き離していたものの再び2人のもとへ返し、深刻な性的虐待を防ぐことができなかったバーデン=ヴュルテンベルク州の児童保護局に激しい批判が寄せられているという。
画像は『Metro 2018年8月7日付「German couple jailed for selling son, 9, to paedophiles on dark web」(Picture: EPA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
ドイツのフライブルクで昨年、9歳男児の母親(48歳)と継父となる男(39歳)が逮捕された。ドイツの法律により名は公表されていないが、母親と男は2年以上もの間男児に繰り返し性的暴行を働き、その行為を動画に収めていた。それだけでなく、2人は男児を闇サイトでシュタウフェンに住むスペイン人の男(33歳)に10,000ユーロ(約129万円)で売り、スペイン人の男も複数にわたって男児に性的虐待を加えていた。
匿名の密告により母親と継父は逮捕されたが、2人はこの男児以外に3歳になる女児へも性的虐待を働いていたことが明らかになった。7月6日に行われた裁判には、母親と継父、スペイン人の男以外にもこの事件に関係があるとされる5人の男が出廷した。
地元メディアによると、母親と継父は男児に対して60件以上もの性的虐待をしており、そのほとんどを児童ポルノとして動画に収めていたという。継父には小児性愛者としての前科があるが、母親は男の言いなりになっており性的虐待が嘘であるとの供述もしていたようだ。
今回の裁判では、母親と継父に対し強姦、加重性的暴行、強制売春、児童ポルノを流した罪で有罪判決が下り、母親には懲役12年半、継父には懲役12年が言い渡された。加えて2人には男児と3歳女児に42,500ユーロ(約547万円)の損害賠償金支払いが命じられた。なお、継父は出所後も常習犯としての再犯を防ぐため拘禁されるということだ。また、男児を買ったスペイン人の男には懲役10年と18,000ユーロ(約230万円)の罰金支払い命令が科せられ、他5人の男たちも起訴されている。
現在、男児は里親ケアの保護下に置かれているが、地元メディアによると、過去に男児を一時的に母親と継父から引き離していたものの再び2人のもとへ返し、深刻な性的虐待を防ぐことができなかったバーデン=ヴュルテンベルク州の児童保護局に激しい批判が寄せられているという。
画像は『Metro 2018年8月7日付「German couple jailed for selling son, 9, to paedophiles on dark web」(Picture: EPA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)