混雑した電車内で、乗客が連れていた飼い犬が粗相をしたとなればとんだ大迷惑である。このほど英デヴォン州からロンドンへ向かう電車の車両通路で、犬が排泄してしまうアクシデントが起こった。これに乗客の一人が、鉄道職員らは適切な対応を見せなかったとしてメディアに怒りを露わにした。『Metro』『Mirror』などが伝えている。
8月5日、デヴォン州からロンドンへ向かっていたグレート・ウェスタン鉄道(GWR)の車内で、とんでもないアクシデントが起こった。ある乗客の飼い犬が通路の真ん中に糞をしたのだが、最悪なことに下痢だった。
車内は満員で、近くに座っていた乗客らはその悪臭に吐き気を催した。飼い主は平謝りをしていたが、肝心の犬は自覚しているのか、少し離れた場所に隠れてそっと様子を見ていたという。同じ車両に座っていた子連れの男性が、粗相の場所にティッシュを置いたが状況は改善せず、飼い主の男性は乗客らに「踏まないで」と注意をし続けていたようだ。現場を目撃した乗客のフローレンス・ビースリーさん(23歳)はこの日、デヴォンのニュートン・アボットからロンドンへ戻る途中だった。36.15ポンド(約5,100円)の運賃を払ったにもかかわらず、このような状況でGWR職員らがなんの対応もしなかったことに対してGWRに苦情を伝え、撮影した現場写真をFacebookに投稿し、更にはメディアでも不満を口にした。
「出発して20分もしないうちに犬が粗相をしてしまったんです。電車は満員で、周りに職員も見当たりませんでした。75分後にブリストルに着いたんですが、掃除するスタッフがいないとかで糞はそのままになっていたんです。家族連れの父親が置いたティッシュの上に、職員から手渡された数枚の紙を置いてカバーするしかなかったのですが臭いが強烈で、窓を開けると下痢の付いた紙が風で飛んでしまうんです。だからその上に雑誌を重ねて飛ばないようにして。こんな状況で4時間ほどの旅を強いた鉄道職員に怒りを感じます。」
「私自身は農場で育ったので、犬に囲まれていたし慣れています。ですがこんな限られたスペースで同じ場所にいなければならないのは、さすがに無理があります。満員だったのでどの席も空いていなかったんです。飼い主の男性を気の毒に思いました。もし鉄道職員が彼に掃除用品などを渡していれば、彼は清掃したはずです。でも助ける気が一切ないように見られました。飼い主の男性は本当に申し訳なく思っていたようで、私は『そんなに気にしないで』と声をかけました。この粗相が人間のものだったらきっと鉄道職員も対応したことでしょう。犬だって赤ちゃんだって同じなのに。」
なお、GWRのスポークスマンは「この件について、迷惑をかけた乗客には既に謝罪済みだ。事態に気付いて、車内にいた職員はすぐに乗客を離れた席に案内したようだ。掃除がなされるまで可能な限りの努力をした」と述べている。
このニュースを知った人からは「やっぱり車内へは、きちんと訓練された盲導犬のような犬以外は連れ込むべきではないと思う」「でも、下痢だからきっと犬も『ここでしよう』と思ったんじゃなくて、仕方がなかったんだろうね。かわいそうに」「鉄道職員の対応がなってないように思える。もっと迅速に対処すべき」「ただ鉄道職員が片付けるのを待っているだけじゃなくて、乗客同士で片付けられる方法はなかったのかな」「隠れてそっと見ている犬も、きっと悪いことしたと思っているんだろうね」「飼い主もこれは気の毒だ」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年8月9日付「Dog does massive poo in middle of train leaving passengers gagging for four hours」(Picture: Deadline News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
8月5日、デヴォン州からロンドンへ向かっていたグレート・ウェスタン鉄道(GWR)の車内で、とんでもないアクシデントが起こった。ある乗客の飼い犬が通路の真ん中に糞をしたのだが、最悪なことに下痢だった。
車内は満員で、近くに座っていた乗客らはその悪臭に吐き気を催した。飼い主は平謝りをしていたが、肝心の犬は自覚しているのか、少し離れた場所に隠れてそっと様子を見ていたという。同じ車両に座っていた子連れの男性が、粗相の場所にティッシュを置いたが状況は改善せず、飼い主の男性は乗客らに「踏まないで」と注意をし続けていたようだ。現場を目撃した乗客のフローレンス・ビースリーさん(23歳)はこの日、デヴォンのニュートン・アボットからロンドンへ戻る途中だった。36.15ポンド(約5,100円)の運賃を払ったにもかかわらず、このような状況でGWR職員らがなんの対応もしなかったことに対してGWRに苦情を伝え、撮影した現場写真をFacebookに投稿し、更にはメディアでも不満を口にした。
「出発して20分もしないうちに犬が粗相をしてしまったんです。電車は満員で、周りに職員も見当たりませんでした。75分後にブリストルに着いたんですが、掃除するスタッフがいないとかで糞はそのままになっていたんです。家族連れの父親が置いたティッシュの上に、職員から手渡された数枚の紙を置いてカバーするしかなかったのですが臭いが強烈で、窓を開けると下痢の付いた紙が風で飛んでしまうんです。だからその上に雑誌を重ねて飛ばないようにして。こんな状況で4時間ほどの旅を強いた鉄道職員に怒りを感じます。」
「私自身は農場で育ったので、犬に囲まれていたし慣れています。ですがこんな限られたスペースで同じ場所にいなければならないのは、さすがに無理があります。満員だったのでどの席も空いていなかったんです。飼い主の男性を気の毒に思いました。もし鉄道職員が彼に掃除用品などを渡していれば、彼は清掃したはずです。でも助ける気が一切ないように見られました。飼い主の男性は本当に申し訳なく思っていたようで、私は『そんなに気にしないで』と声をかけました。この粗相が人間のものだったらきっと鉄道職員も対応したことでしょう。犬だって赤ちゃんだって同じなのに。」
なお、GWRのスポークスマンは「この件について、迷惑をかけた乗客には既に謝罪済みだ。事態に気付いて、車内にいた職員はすぐに乗客を離れた席に案内したようだ。掃除がなされるまで可能な限りの努力をした」と述べている。
このニュースを知った人からは「やっぱり車内へは、きちんと訓練された盲導犬のような犬以外は連れ込むべきではないと思う」「でも、下痢だからきっと犬も『ここでしよう』と思ったんじゃなくて、仕方がなかったんだろうね。かわいそうに」「鉄道職員の対応がなってないように思える。もっと迅速に対処すべき」「ただ鉄道職員が片付けるのを待っているだけじゃなくて、乗客同士で片付けられる方法はなかったのかな」「隠れてそっと見ている犬も、きっと悪いことしたと思っているんだろうね」「飼い主もこれは気の毒だ」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年8月9日付「Dog does massive poo in middle of train leaving passengers gagging for four hours」(Picture: Deadline News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)