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【海外発!Breaking News】スペインのリゾート地を旅した英国人女性、旅行会社に「スペイン人が多すぎる」とクレーム

TechinsightJapan 2018年8月15日 18時37分

旅好きの高齢女性が、今年5月にスペインのリゾート地ベニドルムへ友人と一緒に旅行した。しかし2週間の旅は散々だったようで、女性は旅行会社にクレームを入れ、旅費の全額返金を求めている。『Metro』『Mirror』などが伝えた。

英ランカシャー州ブラックバーンに住むフリーダ・ジャクソンさん(81歳)は、昨年4月に旅行会社「Thomas Cook(トーマス・クック)」を通してスペインのバレンシア州にある地中海に面したベニドルムへの旅行を予約し、今年の5月10日に友人(61歳)と現地へ向かった。

しかし宿泊したホテルが脚の悪い高齢女性には不適であったこと、ホテルがスペイン人旅行者だらけだったことにフリーダさんは不満を感じ、Thomas Cookにクレームを入れた。フリーダさんは今回の旅について、このように不満を訴えている。

「宿泊したホテルはスペイン人だらけだったんですよ。彼らは態度が悪いったらなかったわ。ある夜には、スペイン人の男に突き飛ばされて倒れそうになったんだから。なのに謝罪もせずに歩き去ったのよ。ホテル内のエンターテインメント設備は全てスペイン人旅行者向けだったし。なぜ、スペイン人は国外へ旅行しないのかしら。」

フリーダさんは、予約時Thomas Cookのスタッフに体の動きに制限があることからホテルは平地でアクセスが便利な場所を希望していたという。ところが実際に泊ったベニドルム郊外のホテル「Poseidon Playa(ポセイドン・プラヤ)」は緩やかな坂もあり、受付では14階の部屋を案内された。フリーダさんと友人は、1階の部屋を希望したが2階の部屋に変更になったのは2日目の夜で、ホテル内のプールへの移動には42段の階段を利用しなければならなかったそうだ。過去にはギリシャやトルコ、ポルトガルやスペイン領のテネリフェ島などに旅行した経験があるフリーダさんは、これまで一度も旅行のクレームをしたことはないと言う。

「でも今回は、終始ひどいものだった。私と友人は互いに年金を1年以上も貯めてこの旅行を予約したの。なのに、2週間の旅を完全に台無しにされてしまって涙が出たわ。」

旅行先では苦情を伝えることができず、フリーダさんは帰宅後に書面でThomas Cookにクレームを入れた。Thomas Cook側は、フリーダさんと友人にお詫びとして75ポンド(約1万円)の旅行券をオファーしたがフリーダさんらはこれを拒否し、2人分の旅費1133ポンド(約16万円)を全額返金、もしくは無料の旅行を提供するように要求している。これに対しThomas Cook側は、新たに旅行代金の半額にあたる566ポンド(約8万円)を2人でわけるようにと提案した。

また、この件についてThomas Cook側は「旅行券をオファーしたのは、『宿泊先にスペイン人が多すぎる』というフリーダさんの苦情を受けてのことではありません。フリーダさんとご友人の利用するフライトが、システムエラーにより間際で変更になってしまったからです。それにホテルのスタッフはフリーダさんが坂を上る時に介助を申し出たのですが、フリーダさんは拒否しました。ご不便をおかけしたことについては申し訳なく思いますし、今後このようなことがないよう努める所存です。フリーダさんとご友人には、当社のオファーを受け入れて頂ければと思っています」と話している。

このニュースを知った人からは、「スペインなんだからスペイン人が多いのは当たり前では? それが嫌なら旅行なんてしなければいい。こじつけのクレームにしか思えないけど」「ベニドルムで派手に泥酔して騒いでいる旅行者のほとんどがイギリス人だって知らないのか?」「この女性のクレーム理由はバカバカしすぎる。とはいえ客のリクエストを聞かなかったり、フライトを変更したThomas Cook側にも問題はあるだろうから、その賠償はきちんとすべき」「高齢なのに海外に旅行するエネルギーはリスペクトするわ。でも年寄りって融通が利かない人が多いわよね」「このニュース、冗談だろ? スペインに行ってスペイン人が多いことにクレーム? 何様なんだ」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年8月13日付「Holiday to Spain ruined by ‘too many Spaniards’ in Spanish hotel」(Picture: Ross Parry)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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