Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】恋人を怒らせた男性 「僕が悪かった!!」と記したポスターを町中に掲示(印)

TechinsightJapan 2018年8月21日 18時49分

相手に何かを伝える時、現代ではソーシャルメディアも存在するゆえバラエティに富んだアプローチが可能だ。しかしこのほどインドに住む青年が恋人と喧嘩をし、謝罪する方法に選んだのは思いもよらぬ方法だった。この件は後にソーシャルメディアで拡散し、話題になったという。『DNA India』『Oddity Central』などが伝えている。

8月17日、インドのマハーラーシュトラ州プネー郊外の町ピンプル・ソーダガーの住民らは朝起きて異様な光景に驚いた。至るところに「SHIVDE, I AM SORRY!!(シヴデ、僕が悪かった!!)」と謝罪のメッセージとともに赤いハートマークをつけたポスターが設置されていたのだ。

実はこれを仕掛けたのは、家族経営の会社でディレクターを務めるビジネスマンのニーレシュ・ケーデカールさん(25歳)で、ニーレシュさんは恋人のシヴデさんとひどい喧嘩をしたらしく、よほどのことがない限り許してもらえないと悟ったようだ。そこで“クリエイティブな方法”でシヴデさんの許しを請うことを思いついた。

シヴデさんがムンバイから実家のあるピンプル・ソーダガーに戻ってくることを聞きつけたニーレシュさんは、印刷業者に連絡し、いくつもの異なるサイズのポスターを作製してもらった。そしてシヴデさんが帰る前の晩に、ニーレシュさんは友人らに手伝ってもらい300枚ものポスターを掲示板や電柱など町のあちこちに貼り付けた。

17日の朝、住民らはその光景に驚きながらも、早速写真を撮ってTwitterやFacebookなどに投稿した。午後には町全体がこの話題でもちきりとなり、ネット上では「ロマンチック」と言う人もいれば「やり過ぎ」と批判する人もいたようだ。ピンプリチンチワッド地方自治体から「町の外観がそこなわれた」と苦情を受けた地元警察は、17日の夜に印刷業者を割り出し、ポスターを町中に掲示した人らやそれを依頼したニーレシュさんの身元を特定した。

恋人の許しを請うために思いついたユニークな方法に72,000ルピー(約11万円)を費やしたニーレシュさんは、警察でシヴデさんと喧嘩したことを明かしたものの、「とんだ失敗に終わった。こんなことするんじゃなかった。両親をがっかりさせたし、恋人や恋人の親も失望させてしまった」と後悔の言葉を口にしたという。ニーレシュさんにはおそらく、罰金が科せられると見られている。

ポスター300枚は撤去されたが、その後もこの件はソーシャルメディアで取り沙汰された。なおシヴデさんがニーレシュさんを許したのかどうかは、明らかになっていない。

画像は『DNA India 2018年8月18日付「In Pune, lovestruck man puts up 300 hoardings to say ‘sorry’ to girlfriend」(DNA Photo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

この記事の関連ニュース