祖父母の家で遊びに夢中になっていた2歳女児が、ひょんなことから床の上に置いてあったグラスの上に被さるように転げ落ちてしまった。飛び散った破片は脊髄まで達し、女児は左半身が麻痺するという事態に陥った。『CTV Calgary News』『PEOPLE.com』などが伝えている。
7月22日の夜、カナダ・アルバータ州カルガリーの祖父母の家で、ブランケットを使いながら要塞を作って遊んでいたジャックリン・ダークスちゃん(2歳)に悲劇が起こった。いつものように5歳の姉とはしゃぎながら歩き回っていたジャックリンちゃんは、足を滑らせカウチとベッドの間を繋ぐように置かれていたブランケットの上に手をつくと、そのまま床の上に転げ落ちた。
勢いよく落ちた床の上には飲み水用のグラスが置かれており、あろうことか粉々に割れたグラスの破片がジャックリンちゃんの首の後ろ部分に突き刺さった。あたりはあっという間に血の海と化し、ジャックリンちゃんはアルバータ小児病院に緊急搬送された。
事故当時、母親のカイラさん(25歳)は食料の買い出しに行っており、ジャックリンちゃんの祖母から連絡を受けて病院に駆けつけている。「今でも悪夢のよう」と語るカイラさんは、事故があった日のことを次のように語った。
「母に突然電話をもらったのですが、その声から相当なパニックに陥っているのがわかりました。病院に到着すると、ジャックリンを大勢の医師や看護師、専門家らが取り囲んでいました。あれほど大量の血は今までに見たことがありません。」
「そのまま緊急手術が行われ、ジャックリンの首に刺さったグラスの破片が取り除かれました。非常に稀なことのようですが、飛び散った破片はジャックリンの脊髄にまで達し、脊髄を損傷した娘の左半身は麻痺してしまいました。」
事故から1か月以上が経ち、ジャックリンちゃんはわずかだが左手と左脚を動かすことができるようになった。しかし下肢装具を付けないと立つことができず、医師には「この先歩けるようになるかどうかはわからない」と言われている。
カイラさんは「今は懸命にリハビリを行っていて、ジャックリンは早く良くなりたいと頑張っています。とにかく明るくいてくれるのがせめてもの救いです。それでも母親として、あの子の将来を考えるととても不安です」と述べると、「たった一つのグラスでも子供の周りに置いておくのは危険ということを、多くの親に知ってもらいたいと思います。どんなに気を付けていても事故は起きてしまうのですから」と注意喚起を促した。
ちなみに昨年2月には、コイン形リチウム電池を誤飲した2歳児が生死の境をさまよった。また、画鋲を飲み深刻な状態に陥った3歳児もいる。たとえ短時間でも幼児から目を離さず、危険なものは表に出しておかないことが大切と言えよう。
画像は『GoFundMe 2018年7月24日付「Jackies Road to Recovery」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
7月22日の夜、カナダ・アルバータ州カルガリーの祖父母の家で、ブランケットを使いながら要塞を作って遊んでいたジャックリン・ダークスちゃん(2歳)に悲劇が起こった。いつものように5歳の姉とはしゃぎながら歩き回っていたジャックリンちゃんは、足を滑らせカウチとベッドの間を繋ぐように置かれていたブランケットの上に手をつくと、そのまま床の上に転げ落ちた。
勢いよく落ちた床の上には飲み水用のグラスが置かれており、あろうことか粉々に割れたグラスの破片がジャックリンちゃんの首の後ろ部分に突き刺さった。あたりはあっという間に血の海と化し、ジャックリンちゃんはアルバータ小児病院に緊急搬送された。
事故当時、母親のカイラさん(25歳)は食料の買い出しに行っており、ジャックリンちゃんの祖母から連絡を受けて病院に駆けつけている。「今でも悪夢のよう」と語るカイラさんは、事故があった日のことを次のように語った。
「母に突然電話をもらったのですが、その声から相当なパニックに陥っているのがわかりました。病院に到着すると、ジャックリンを大勢の医師や看護師、専門家らが取り囲んでいました。あれほど大量の血は今までに見たことがありません。」
「そのまま緊急手術が行われ、ジャックリンの首に刺さったグラスの破片が取り除かれました。非常に稀なことのようですが、飛び散った破片はジャックリンの脊髄にまで達し、脊髄を損傷した娘の左半身は麻痺してしまいました。」
事故から1か月以上が経ち、ジャックリンちゃんはわずかだが左手と左脚を動かすことができるようになった。しかし下肢装具を付けないと立つことができず、医師には「この先歩けるようになるかどうかはわからない」と言われている。
カイラさんは「今は懸命にリハビリを行っていて、ジャックリンは早く良くなりたいと頑張っています。とにかく明るくいてくれるのがせめてもの救いです。それでも母親として、あの子の将来を考えるととても不安です」と述べると、「たった一つのグラスでも子供の周りに置いておくのは危険ということを、多くの親に知ってもらいたいと思います。どんなに気を付けていても事故は起きてしまうのですから」と注意喚起を促した。
ちなみに昨年2月には、コイン形リチウム電池を誤飲した2歳児が生死の境をさまよった。また、画鋲を飲み深刻な状態に陥った3歳児もいる。たとえ短時間でも幼児から目を離さず、危険なものは表に出しておかないことが大切と言えよう。
画像は『GoFundMe 2018年7月24日付「Jackies Road to Recovery」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)