現在、欧米ゲーマーの間で爆発的人気となっているアクションビルディングゲーム『Fortnite(フォートナイト)』。10代の少年たちの中には、このゲームに夢中になるあまり部屋に引きこもるケースもあるという。このほどその『Fortnite(フォートナイト)』にハマったイギリス在住の10歳の少年が母親のカードを勝手に使いゲームのための商品を購入、母親が気付いた時には銀行口座が赤字になっていたというニュースが『The Sun』などで伝えられた。
英ウェールズのブリジェンドに住む2児の母クレオ・ダッケットさん(46歳)は、10歳の息子ジェイデン・リー君に頭を痛めている。
ウイルス性感染症「ポリオ(急性灰白隨炎とも)」により障がいを抱える身となったシングルマザーのクレオさんは、毎月の暮らしをベネフィット(生活保護手当)に頼っている。月に700ポンド(約10万円)振り込まれるベネフィットで食事や光熱費などを賄っているがある日、ATMでお金を引き出そうとした時、口座の残高がわずか8ポンド(約1,200円)しかないことに気付き、愕然とした。
その後、銀行から245ポンド(約35,000円)が口座に借り越し状態になっている旨を伝えられたクレオさんは、原因がジェイデン・リー君であることを突き止めた。ジェイデン・リー君は、大人気ゲーム『Fortnite』で様々なアイテムを購入するために、Xboxアカウントで母親のカードを勝手に使って買い物をしていたようだ。熱狂的なゲーマーたちは、実際に衣装や武器、その他のアイテムを購入してゲーム上の戦いに挑んでいるが、ジェイデン・リー君もクレオさんの口座から50ポンド、60ポンドとゲーム商品を購入し続けていたようで、その総額は1193.25ポンド(約17万円)にも上っていた。
息子が勝手にカードを使っていたことに全く気付かなかったクレオさんは、口座が赤字になっていることにショックを受け、銀行に掛け合いを試みた。しかし銀行側からは借り越し額の支払い計画についてのオファーがあったのみで、「子供のしたことは親の責任」と突き放された。
「私自身がゲームにお金をつぎ込んだわけでもないのに、銀行は何も助けてくれません。この銀行とは20年以上の付き合いがあるのですよ。息子は自分がしたことをわかっていなかったと思います。まだ10歳ですから、本物のお金を使っているという自覚がなかったのでしょう。」
クレオさんは、ゲームの販売元であるEpic Games(エピック・ゲーム)にも連絡を取っているが、まだ返事はなく「きっと返金はしてもらえないでしょう」と肩を落としている。赤字額をカバーするだけの余裕が経済的にないクレオさんは、やむなく生活のためにジェイデン・リー君の貯蓄口座を切り崩さなければならなくなったそうだ。次のベネフィット振り込み日は9月6日。クレオさんは「食費も光熱費も支払えるお金がないのは、本当に心細い」と話している。
このニュースを知った人からは、「本物のお金とは思わなかった…ということはないでしょう。母親のお金だということを理解していたけど、10歳だから気にしていなかったんだと思う」「ゲーム会社側に返金を求めるのは間違っている。子供の行動をきちんと管理していなかった親が悪いのだから」「本物のお金と気付かないほど10歳は愚かではないよ」「罰のために息子の貯金を全部取ってしまったらどう? 生活苦のようだから、多分たいして貯金額はないと思うけど」「このゲームって12歳未満の子供には不適切なんじゃなかったっけ?」「なぜ、子供の近くにカードを置いておく? なぜ、もっと子供を監視しないのか」「ゲーム会社や銀行の責任ではなく、全て親のあなたの責任です」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2018年9月2日付「FORTNITE STRIFE Disabled single mum left with ‘no money’ after son, 10, racks up £1,200 bill on Fortnite」(IMAGE: ADRIAN WHITE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
英ウェールズのブリジェンドに住む2児の母クレオ・ダッケットさん(46歳)は、10歳の息子ジェイデン・リー君に頭を痛めている。
ウイルス性感染症「ポリオ(急性灰白隨炎とも)」により障がいを抱える身となったシングルマザーのクレオさんは、毎月の暮らしをベネフィット(生活保護手当)に頼っている。月に700ポンド(約10万円)振り込まれるベネフィットで食事や光熱費などを賄っているがある日、ATMでお金を引き出そうとした時、口座の残高がわずか8ポンド(約1,200円)しかないことに気付き、愕然とした。
その後、銀行から245ポンド(約35,000円)が口座に借り越し状態になっている旨を伝えられたクレオさんは、原因がジェイデン・リー君であることを突き止めた。ジェイデン・リー君は、大人気ゲーム『Fortnite』で様々なアイテムを購入するために、Xboxアカウントで母親のカードを勝手に使って買い物をしていたようだ。熱狂的なゲーマーたちは、実際に衣装や武器、その他のアイテムを購入してゲーム上の戦いに挑んでいるが、ジェイデン・リー君もクレオさんの口座から50ポンド、60ポンドとゲーム商品を購入し続けていたようで、その総額は1193.25ポンド(約17万円)にも上っていた。
息子が勝手にカードを使っていたことに全く気付かなかったクレオさんは、口座が赤字になっていることにショックを受け、銀行に掛け合いを試みた。しかし銀行側からは借り越し額の支払い計画についてのオファーがあったのみで、「子供のしたことは親の責任」と突き放された。
「私自身がゲームにお金をつぎ込んだわけでもないのに、銀行は何も助けてくれません。この銀行とは20年以上の付き合いがあるのですよ。息子は自分がしたことをわかっていなかったと思います。まだ10歳ですから、本物のお金を使っているという自覚がなかったのでしょう。」
クレオさんは、ゲームの販売元であるEpic Games(エピック・ゲーム)にも連絡を取っているが、まだ返事はなく「きっと返金はしてもらえないでしょう」と肩を落としている。赤字額をカバーするだけの余裕が経済的にないクレオさんは、やむなく生活のためにジェイデン・リー君の貯蓄口座を切り崩さなければならなくなったそうだ。次のベネフィット振り込み日は9月6日。クレオさんは「食費も光熱費も支払えるお金がないのは、本当に心細い」と話している。
このニュースを知った人からは、「本物のお金とは思わなかった…ということはないでしょう。母親のお金だということを理解していたけど、10歳だから気にしていなかったんだと思う」「ゲーム会社側に返金を求めるのは間違っている。子供の行動をきちんと管理していなかった親が悪いのだから」「本物のお金と気付かないほど10歳は愚かではないよ」「罰のために息子の貯金を全部取ってしまったらどう? 生活苦のようだから、多分たいして貯金額はないと思うけど」「このゲームって12歳未満の子供には不適切なんじゃなかったっけ?」「なぜ、子供の近くにカードを置いておく? なぜ、もっと子供を監視しないのか」「ゲーム会社や銀行の責任ではなく、全て親のあなたの責任です」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2018年9月2日付「FORTNITE STRIFE Disabled single mum left with ‘no money’ after son, 10, racks up £1,200 bill on Fortnite」(IMAGE: ADRIAN WHITE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)