子供とふざけて撮影した動画が、思わぬところからSNSに投稿され拡散した。この動画をシェアしたユーザーらが「母親の行為が行き過ぎたものである」と警察に通報、児童虐待に関する調査が行われたが、このほど不起訴が決定した。『ClickOrlando』などが伝えている。
米フロリダ州リーズバーグに住む2児の母ケイトリン・ウォルフさんは先月、3歳の息子を逆さに抱えて自宅トイレの便器の中に頭を突っ込もうとしている行為を捉えた動画を、「これがウチでの躾よ」と冗談で友人に送った。
こうした行為には実は理由があったようだ。次男が暴言を吐いたため、ケイトリンさんはこらしめに石鹸と水で次男の口元を洗おうと思い立った。しかし自分が以前見た映画で、子供の頭が便器に押し込められるシーンがあったことを思い出し、冗談で同様の行為をした。10歳の長男が撮影したこの動画では、逆さにされて「NO!」と言いながら泣き叫んでいる姿の次男が映っているが、ケイトリンさんはお構いなしに次男の頭をトイレの便器内に落とそうと試みている。
この動画を見たケイトリンさんの友人が、ケイトリンさんの交際相手の元カノに送り、元カノがすぐに動画をFacebookでシェアした。すると多くのユーザーらから「児童虐待では」とリーズバーグ警察に通報があり、死を意味する脅迫メッセージまでがケイトリンさんに多数寄せられることとなった。このため同警察は、9月1日の夜にはケイトリンさんの自宅を警護しなければならなかったという。
警察と児童家庭局が合同で事実調査を行い、全ての結果とビデオを州検事局に引き渡し、ケイトリンさんの逮捕状を要請した。州検事局はそれをもとに事件を再調査したうえで子供たちに司法面接を行ったが、母親の虐待行為や育児放棄にあたる証拠は見つからなかったことから、このほど州検事局はケイトリンさんを不起訴とすることを決定した。ケイトリンさんは一連の騒動について、このように話している。
「動画を見るとまるで虐待しているかのようですが、そうではありません。息子はヒステリックに泣き叫んでいるようにも聞こえますが、泣いていると同時に笑っていて、動画が終わった後も『もう一回やって』と繰り返し言っていたぐらいです。実際に私は、息子の顔をトイレには付けていないし息子はどこも傷ついていません。私は虐待をするような母親ではありません。親子3人でふざけて遊んでいただけなのです。私がFacebookに投稿したのでもありません。こんな冗談で、子供を失うことになるのかもしれないと思ったらゾッとしました。『自殺しろ』とか『お前なんかが母親になるな』といった多くの脅迫を受けました。私のことを疑っている人たちには、子供たちが元気にしている姿を見てほしい。」
ケイトリンさんは騒動後、自身のFacebookアカウントも削除している。このニュースを知った人からは「笑ってるっていうけど、子供は明らかに『NO』と言ってるじゃないの」「こういう行為を『ただのジョーク』といってする母親もどうかと思うけど」「愚かな親としか思えない。こんなふうに子供をこらしめるなんて最低」「笑っているようには聞こえないけど?」「暴言を吐いたことのお仕置きとか言うけど、そういう言葉はどこから覚えたんだか…」「不起訴って…この母親が子供を溺れ死にさせるまで待つというのか」「何かあってからでは遅いのでは」といった声があがっている。
画像は『ClickOrlando 2018年9月3日付「Facebook video shows Florida woman putting her son’s head in toilet」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
米フロリダ州リーズバーグに住む2児の母ケイトリン・ウォルフさんは先月、3歳の息子を逆さに抱えて自宅トイレの便器の中に頭を突っ込もうとしている行為を捉えた動画を、「これがウチでの躾よ」と冗談で友人に送った。
こうした行為には実は理由があったようだ。次男が暴言を吐いたため、ケイトリンさんはこらしめに石鹸と水で次男の口元を洗おうと思い立った。しかし自分が以前見た映画で、子供の頭が便器に押し込められるシーンがあったことを思い出し、冗談で同様の行為をした。10歳の長男が撮影したこの動画では、逆さにされて「NO!」と言いながら泣き叫んでいる姿の次男が映っているが、ケイトリンさんはお構いなしに次男の頭をトイレの便器内に落とそうと試みている。
この動画を見たケイトリンさんの友人が、ケイトリンさんの交際相手の元カノに送り、元カノがすぐに動画をFacebookでシェアした。すると多くのユーザーらから「児童虐待では」とリーズバーグ警察に通報があり、死を意味する脅迫メッセージまでがケイトリンさんに多数寄せられることとなった。このため同警察は、9月1日の夜にはケイトリンさんの自宅を警護しなければならなかったという。
警察と児童家庭局が合同で事実調査を行い、全ての結果とビデオを州検事局に引き渡し、ケイトリンさんの逮捕状を要請した。州検事局はそれをもとに事件を再調査したうえで子供たちに司法面接を行ったが、母親の虐待行為や育児放棄にあたる証拠は見つからなかったことから、このほど州検事局はケイトリンさんを不起訴とすることを決定した。ケイトリンさんは一連の騒動について、このように話している。
「動画を見るとまるで虐待しているかのようですが、そうではありません。息子はヒステリックに泣き叫んでいるようにも聞こえますが、泣いていると同時に笑っていて、動画が終わった後も『もう一回やって』と繰り返し言っていたぐらいです。実際に私は、息子の顔をトイレには付けていないし息子はどこも傷ついていません。私は虐待をするような母親ではありません。親子3人でふざけて遊んでいただけなのです。私がFacebookに投稿したのでもありません。こんな冗談で、子供を失うことになるのかもしれないと思ったらゾッとしました。『自殺しろ』とか『お前なんかが母親になるな』といった多くの脅迫を受けました。私のことを疑っている人たちには、子供たちが元気にしている姿を見てほしい。」
ケイトリンさんは騒動後、自身のFacebookアカウントも削除している。このニュースを知った人からは「笑ってるっていうけど、子供は明らかに『NO』と言ってるじゃないの」「こういう行為を『ただのジョーク』といってする母親もどうかと思うけど」「愚かな親としか思えない。こんなふうに子供をこらしめるなんて最低」「笑っているようには聞こえないけど?」「暴言を吐いたことのお仕置きとか言うけど、そういう言葉はどこから覚えたんだか…」「不起訴って…この母親が子供を溺れ死にさせるまで待つというのか」「何かあってからでは遅いのでは」といった声があがっている。
画像は『ClickOrlando 2018年9月3日付「Facebook video shows Florida woman putting her son’s head in toilet」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)