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【海外発!Breaking News】アメリカ人母親と3歳の子供、キリンに襲われ重体(南ア)

TechinsightJapan 2018年9月10日 10時15分

南アフリカの保護区で暮らす人々は、野生動物と近い距離にいることからやはりそれなりのリスクもある。このほど、研究のために保護区に住んでいた英国人男性と米国人女性、その子供に悲劇が襲った。子連れの母親キリンが女性と3歳男児に襲いかかったのである。『The Independent』などが伝えている。

英国人科学者のサム・ウィリアムズさん(36歳)と米国人で英国居住権を持つ妻のケイティーさん(35歳)はともに動物関連分野の博士課程を得た科学者で、息子フィン君(3歳)と一緒にヨハネスブルグ近くのリンポポ州にあるブライド・ワイルドライフエステートの保護区で住み、働いていた。しかし、ケイティーさんとフィン君が思わぬ悲劇に見舞われた。

現地時間9月3日の午後6時頃、ケイティーさんとフィン君は自宅からわずか150メートルほど離れた地点でキリンに襲われた。母親のキリンは2か月になる子供のキリンを連れており、いきなり姿を現したケイティーさんたちを見て危険が及ぶと感じたのか、ケイティーさんとフィン君を攻撃した。ジョギングから戻ってきたサムさんが事態に気付き、キリンを追い払い、その後すぐに緊急サービスへ通報した。

地元の医師の治療を受けた後、ケイティーさんとフィン君は救急ヘリでブサメド・モデルフォンテン病院(Busamed Modderfontein Hospital)へと搬送された。地元メディア『The Citizen』によると翌日の早朝、フィン君には脳への圧力を緩和するための手術が行われ、複数の怪我をしたケイティーさんも手術を受けたという。現在、2人の容態は安定しているが重体とのことだ。

一家の弁護士が語ったところでは、サムさんは自然を理解しており、今回の事故は非常に不幸な自然の行為だと話しているそうだ。また、一家にとって大きな悲劇となったが一日一日を受け止めて、前向きな気持ちを忘れずにいたいと口にしているという。ブライド・ワイルドライフエステートのマネージャーであるリアーン・シリアーズさんは「この悲しい事故について、コミュニティーは大きなショックを受けている。2人の一日も早い回復を願い、サムさん一家のことを思っている」と語っている。

画像は『The Independent 2018年9月7日付「Giraffe attack leaves mother and three-year-old son in critical condition」(Facebook/Katy Williams)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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