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【海外発!Breaking News】8人の孫がいる50歳女性、体外受精で4つ子を妊娠中「世間の批判など気にしない」(英)

TechinsightJapan 2018年9月15日 5時0分

高齢女性が妊娠し出産することについては、世間から「身勝手だ」という批判も少なくない。このほどイギリスに住む50歳になる女性が体外受精(IVF)後に4つ子を妊娠し、出産を控えていることが『The Sun』などで報じられた。女性は、英国で最も高齢の母親として体外受精による4つ子妊娠に成功したケースになるという。

ロンドンに住むトレイシー・ブリテンさん(50歳)は3人の子を持ち、同時に生後7か月~11歳の8人の孫のおばあちゃんである。しかし現在、妊娠25週に入り出産を控える身だ。

トレイシーさんは32歳、31歳そして22歳の子供たちの父親である男性と2003年に離婚し、その2年後に今の夫スティーブンさんと出会った。1年以内にスティーブンさんの子を妊娠したが、当時は「まだその時期ではない」として2人は中絶を決意した。しかしそのことを忘れられるはずもなく、トレイシーさんは「もうひとり子供が欲しい」と思い続けるようになったという。

今年50歳になり「実行するなら今」と思い立ったトレイシーさんは、亡き母ポーリン・スミスさんが残してくれた遺産の7,000ポンド(約101万円)を使って体外受精(IVF)を試みることにした。自宅でホルモン剤を投与し、4月にはホリデーを兼ねて地中海に浮かぶキプロス島へ向かった。そこにあるプライベートのコーラン・ブリティッシュIVFセンターでの体外受精では、4つの受精卵(胚)が体内に戻され、今回の妊娠となった。

トレイシーさんのお腹にいる4つ子は25週目になっており、32週に帝王切開で出産を予定している。3人は女の子で、そのうちの2人は一卵性双生児、もう1人は男の子だそうだ。トレイシーさんは、このたびの妊娠についてこう話している。

「私の母はいつも双子の子を欲しがっていたんです。だから今回の妊娠はきっと母からのプレゼントだと思っています。高齢で出産することについては世間の批判もありますが、私はまったく気にしていません。『おばあちゃんなのに子供を産むなんて』と言う人もいますが、『おばあちゃんだからって何? 私のように高齢出産してきた人はこれまでもいるし、今後もいるでしょう』という気持ちです。私は50歳には見えないし、自分自身も50歳に感じていません。批判したい人はすればいいのです。そんな人たちはどうせ私のことなんて何も知らないでしょうから。」

夫スティーブンさんとはこれまで一緒に暮らしたことが一度もないとトレイシーさんは言う。しかし4つ子が誕生すれば、スティーブンさんの助けがいることは必至だ。出産後はスティーブンさんにも頻繁に来てもらいながら、現在借りている3ベッドルームの家で子育てに専念する予定のようだ。

しかしこのニュースを知った人からは「一緒に夫と住んでいないって…つまり子供が生まれたら生活保護を狙っているということ!?」「子供が3人もいて孫が8人もいるのに、まだ子供が欲しいって…なんで満足できないんだろう。これ以上この国の人口を増やしてどうするんだ。市民が税金を払うのにいっぱいいっぱいなのに、子供が増えたら余計に大変じゃないか」「この女性と子供たちのために、私たち市民は余分なシフトを増やして労働して税金を払うことになるわけよね」「1人の子供さえ授からない女性もいるのに、なんだかとても身勝手に思える」「50歳に見えないし50歳に感じないと言っているけど、子供が4人もできたら一気に80歳ぐらいに感じるようになるかもね」「50歳で出産なんて、子供たちが成長するまでに死ぬ可能性だって十分あるのに…どうして子供たちの将来のことを考えないんだろう」といった批判の声があがっている。

画像は『The Sun 2019年9月13日付「QUADMOTHER Grandma, 50, to become Britain’s oldest mum of QUADRUPLETS after IVF treatment」(IMAGE: SWNS:SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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