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【海外発!Breaking News】余命1か月の2歳児に早めのクリスマス 人々からの励ましに父親が感謝の気持ち綴る(米)

TechinsightJapan 2018年9月16日 21時30分

まだ2歳にもかかわらず、末期のがんで余命1か月となった男児。最期の時を一緒に楽しく過ごそうと早めのクリスマスを準備した男児の一家には、多くの人々からカードや様々なクリスマスの飾りつけが寄せられている。男児の父親は人々の厚意に深く感謝し、このほどその心情をFacebookなどに綴った。『indy100』『FOX19』などが伝えている。

米オハイオ州シンシナティのコールレイン在住のブローディー君(2歳)を病が襲ったのは、今年5月5日のことだった。

それまでは元気に過ごしてきたブローディー君だったが、頻繁にふらつくようになり、両親が医師のもとへ連れて行くと極めて稀な脳と脊椎のがんに罹っていることがわかった。ブローディー君は脳4か所と脊椎1か所を多層性ロゼットを有する胎児性腫瘍(ETMR)に侵されており、急遽シンシナティ子供病院に入院した。

98日間の入院中はきつい治療も試みられたが残念なことに成功とはならず、先月に一家は医師らからブローディー君の余命は2か月と宣告された。その後ブローディー君は退院し、残り1か月となった人生を家族と一緒に過ごしている。

悪夢のような宣告を受けた後、ブローディー君の家族は一足先にクリスマス準備をすることを決意した。家族にとってクリスマスはいつも特別なイベントであり、ブローディー君の命が今年いっぱいももたないのであれば、何としてでもクリスマスを見せてやりたいと願ったからだった。

今月に入り、ブローディー君のことをソーシャルメディアなどで知った人や近隣住民、友人らがクリスマスの飾りつけやカードなどを一家に寄付してくれた。たくさんのライトやディズニーキャラクターが家の中や外に飾り付けられ、初めてのクリスマスカードを受け取ったブローディー君はとても楽しそうだ。幼いゆえに、自分が病に侵されていることや余命僅かであることなど知る由もなく、笑顔を見せている。ブローディー君以外にも妻のシャイロさんとの間に5人の子を持つ父親のトッドさんは、ブローディー君のために設けられたFacebookアカウント『Team Brody』やクラウドファンディングサイト『GoFundMe』のアカウントで感謝の言葉を述べるとともに、このように綴っている。

「皆さん、昨日の息子は素晴らしい一日を過ごすことができました。今の息子はもう歩くことができず歩行器や手押し車に乗っての移動になりますが、昨日は天気も良かったので、息子は外に出ることができました。皆さんからのクリスマスカードを手にした息子は本当に喜んでいました。息子や私たち家族が受けたたくさんの厚意に、言葉では言い尽くせないほどの感謝をしています。私は熱心なFacebookユーザーというわけではないですが、今回アカウントを通して多くの方から大きな愛を頂きました。一人一人にお礼の返信ができないことは心苦しいですが、皆さんの励ましや思いやり、親切は決して忘れません。」

「私たちは今、ブローディーに残りの人生をできるだけ楽しく過ごさせてやりたいと思い、日々の時間を大切にしています。子供は神様からの授かりものであり、まさに宝です。私たち親は、大切な我が子の人生のためにいつも懸命に尽くすのみです。ブローディーは私たちにとってこれ以上ないほどの最高の息子です。もちろん私たちの子供全員がかけがえのない存在であり、5人の子供たちは想像以上に私たち親を助けてくれています。妻と結婚して子供たちの父親になれたことは、私の人生で最も素晴らしいことです。ただ、このような辛い出来事は、他のどの家族にも起こってほしくないと願うばかりです。特に母親の立場は辛いものでしょう。産んだ我が子が間もなくして死を迎えることを目の当たりにしなければならない辛さは、到底耐えられるものではありません。でも妻は、必死に頑張っています。どうか皆さん、ブローディーと私たち一家のために祈りを捧げてください。皆さんにも神のご加護がありますように。大きな感謝を込めて。」

また、ブローディー君の姉マッケンジーさんは「弟の治療は不成功に終わってしまいましたが、まだ弟が頑張って生きてくれていて、弟と一緒に過ごせる時間があることに感謝しています。クリスマスを祝う嬉しそうな弟の姿を見ると、ほんの少しだけ辛さが和らぎます」と涙を堪えながら語った。

ブローディー君の家族は、今後も毎日ブローディー君と一緒にクリスマスを祝う予定をしている。またFacebookやGoFundMeのアカウントには、現在も多くの人々から一家への励ましのメッセージが寄せられている。

画像は『indy100 2018年9月13日付「Terminally ill boy surprised with an early Christmas thrown by local community」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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