9月24日にTBS系で放送されたバラエティ特番『V6の愛なんだ2018』で、V6の森田剛が高校生の浅井健良くん(17)に同行してイタリアに渡り、レディー・ガガにインタビューする場面があった。同番組の人気企画“未成年の主張”で英検3級を受けたと報告した浅井くんが、憧れの人に英語で聞きたいことがあると話し「アイ・ウォン・トゥ・トーク・トゥ・レディー・ガガ でーすぅ!」と叫んだことが、およそ2か月後に実現したのである。
8月末、レディー・ガガが主演映画『アリー/スター誕生』のプロモーションでベネチア映画祭に姿を見せるとの情報から、森田と浅井くんは「詳細情報なし」「アポなし」でイタリアのベネチアへ向かう。
現地でガガサイドとの交渉窓口になってくれるワーナー・ブラザースのアニータ加々見さんから「インタビューについては交渉しているが難しいかもしれない」「唯一コンタクトがとれるとしたらレッドカーペット」だと教わった。
レッドカーペットでスターを見ようと世界中からファンが集まるなか、手作りした「GAGA」のうちわを両手に持って待ち構える浅井くん。ピンクのドレスに身を包んだ彼女が姿を現すと「ガガ様ー」「アイラブユー」「ガガカモーン!」「浅井でーすぅ!」と力の限りアピールするが、気づいてもらえなかった。
日が暮れて森田とのエンディングトークで、浅井くんは「正直、こんなにチャンスを与えて頂いたのに舞い上がって、しないといけない質問をし忘れてしまった」と肩を落とす。森田は「元気ないじゃん」と声をかけ、「今日一日で、いろんな人とコミュニケーションとってずいぶん変わったよ!」と励ますも「自己表現もできていたし、それってガガと直接話したってことじゃん…違うか」とトーンダウンして彼をポカンとさせるのだった。
ところが翌日の朝早く、アニータさんから交渉を重ねてガガに会えるようになったと連絡があり、急いで向かう。アニータさんと合流すると、まず地元新聞にうちわを持つ浅井くんの記事が載ったことを知らされた。インタビューは荘厳なホテルの一室で行われ、浅井くんの時間は3分のみという。
いよいよ順番となり2人が部屋に入ると、レディー・ガガの方から「Hi」と思いやるように声をかけてくれた。さらに彼女は「Kensuke?」と呼びかけて席を立つと自分から進みより、なんとあの新聞記事を差し出し「あなたに渡したかったの、今日の記念に」とサイン入りでプレゼントして「アイシテマス」と握手してくれたのだ。
たどたどしい英語で自己紹介した浅井くんは、「お聞きしてもいいですか?」と核心に入る。
「I’m shy」(僕は引っ込み思案なんです)と切り出すと「Oh…」と胸に手を当てて受け止めるガガ。「僕は自己主張が上手じゃありません。あなたは、なぜ上手に自己表現ができるようになったのですか? 何があなたを強くしたのですか?」という問いをじっと聞いていた。
そしてガガは「説明するのは難しいけど」と言葉を選びながら、「私が少女だった頃からこの気持ちはずっと持ち続けていた。“私はパフォーマーになりたい”」「これは本当に説明が難しいことで“私はこの道に生まれたの”(Born This Way)としか言いようがないわね」と話す。
映画『アリー/スター誕生』の主人公アリー役を演じる彼女は、「アリーのように自信が無いところがあって、私も同じような思いを抱えている」と明かし「でも、あなたやファンの人たちの目を見ていると、私は強くなれるの」という。
さらに浅井くんへ「私もあなたを尊敬するわ、まだ17歳なのに遠くから来てくれた。こうして出会えるなんて、素晴らしいことをしたのよ」と語りかける。
最後に彼が「プレゼント・フォー・ユー」とあの手作りうちわと「マイ・ラブレター」を渡すと、ガガも「アリガトウ」とハグしてくれた。
終わり際にガガは「彼に伝えて」と通訳を通して「You are strong」(あなたは強いわ)、「You are beautiful」(あたなは素晴らしい)、「I can feel your heart」(あなたの心を感じる)と言葉を送った。
「センキュー」「アリガトウ」と握手し合う彼の手にキスをすると、「Wao!」「ベーリー・ハッピー」と浅井くん。ガガも「ミーツー」と返して手を振りながら別れた。
浅井くんはインタビューを終えて、「よかった、感動、感激です」と興奮冷めやらぬなか「すごく褒められた」ことが印象深かったようだ。「自分にも夢があるので、ガガさんみたいに叶えて、さらに他の人にもそうやって叶えられるんだということを広めていけるような人間になりたいです」と熱く語った。
画像は『Lady Gaga 2018年9月2日付Instagram「#AStarIsBorn」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
8月末、レディー・ガガが主演映画『アリー/スター誕生』のプロモーションでベネチア映画祭に姿を見せるとの情報から、森田と浅井くんは「詳細情報なし」「アポなし」でイタリアのベネチアへ向かう。
現地でガガサイドとの交渉窓口になってくれるワーナー・ブラザースのアニータ加々見さんから「インタビューについては交渉しているが難しいかもしれない」「唯一コンタクトがとれるとしたらレッドカーペット」だと教わった。
レッドカーペットでスターを見ようと世界中からファンが集まるなか、手作りした「GAGA」のうちわを両手に持って待ち構える浅井くん。ピンクのドレスに身を包んだ彼女が姿を現すと「ガガ様ー」「アイラブユー」「ガガカモーン!」「浅井でーすぅ!」と力の限りアピールするが、気づいてもらえなかった。
日が暮れて森田とのエンディングトークで、浅井くんは「正直、こんなにチャンスを与えて頂いたのに舞い上がって、しないといけない質問をし忘れてしまった」と肩を落とす。森田は「元気ないじゃん」と声をかけ、「今日一日で、いろんな人とコミュニケーションとってずいぶん変わったよ!」と励ますも「自己表現もできていたし、それってガガと直接話したってことじゃん…違うか」とトーンダウンして彼をポカンとさせるのだった。
ところが翌日の朝早く、アニータさんから交渉を重ねてガガに会えるようになったと連絡があり、急いで向かう。アニータさんと合流すると、まず地元新聞にうちわを持つ浅井くんの記事が載ったことを知らされた。インタビューは荘厳なホテルの一室で行われ、浅井くんの時間は3分のみという。
いよいよ順番となり2人が部屋に入ると、レディー・ガガの方から「Hi」と思いやるように声をかけてくれた。さらに彼女は「Kensuke?」と呼びかけて席を立つと自分から進みより、なんとあの新聞記事を差し出し「あなたに渡したかったの、今日の記念に」とサイン入りでプレゼントして「アイシテマス」と握手してくれたのだ。
たどたどしい英語で自己紹介した浅井くんは、「お聞きしてもいいですか?」と核心に入る。
「I’m shy」(僕は引っ込み思案なんです)と切り出すと「Oh…」と胸に手を当てて受け止めるガガ。「僕は自己主張が上手じゃありません。あなたは、なぜ上手に自己表現ができるようになったのですか? 何があなたを強くしたのですか?」という問いをじっと聞いていた。
そしてガガは「説明するのは難しいけど」と言葉を選びながら、「私が少女だった頃からこの気持ちはずっと持ち続けていた。“私はパフォーマーになりたい”」「これは本当に説明が難しいことで“私はこの道に生まれたの”(Born This Way)としか言いようがないわね」と話す。
映画『アリー/スター誕生』の主人公アリー役を演じる彼女は、「アリーのように自信が無いところがあって、私も同じような思いを抱えている」と明かし「でも、あなたやファンの人たちの目を見ていると、私は強くなれるの」という。
さらに浅井くんへ「私もあなたを尊敬するわ、まだ17歳なのに遠くから来てくれた。こうして出会えるなんて、素晴らしいことをしたのよ」と語りかける。
最後に彼が「プレゼント・フォー・ユー」とあの手作りうちわと「マイ・ラブレター」を渡すと、ガガも「アリガトウ」とハグしてくれた。
終わり際にガガは「彼に伝えて」と通訳を通して「You are strong」(あなたは強いわ)、「You are beautiful」(あたなは素晴らしい)、「I can feel your heart」(あなたの心を感じる)と言葉を送った。
「センキュー」「アリガトウ」と握手し合う彼の手にキスをすると、「Wao!」「ベーリー・ハッピー」と浅井くん。ガガも「ミーツー」と返して手を振りながら別れた。
浅井くんはインタビューを終えて、「よかった、感動、感激です」と興奮冷めやらぬなか「すごく褒められた」ことが印象深かったようだ。「自分にも夢があるので、ガガさんみたいに叶えて、さらに他の人にもそうやって叶えられるんだということを広めていけるような人間になりたいです」と熱く語った。
画像は『Lady Gaga 2018年9月2日付Instagram「#AStarIsBorn」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)