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【海外発!Breaking News】人工陰茎手術を受けた男性 初めての性行為後、5日間昏睡状態に(英)

TechinsightJapan 2018年10月4日 5時0分

世の中にあまり知られていない病気は数多く存在するが、膀胱外反症という病もその1つだろう。このほどイギリスで、この病のため生まれつき陰茎を持たない男性が大掛かりな手術の末に男性機能を手に入れることができた。しかしその後、命を落としかねない状態に陥ってしまったという。英メディア『Metro』などが伝えている。

英グレーター・マンチェスターに住むアンドリュー・ウォードルさん(Andrew Wardle、45)は、4万人に1人の発症率と言われる膀胱外反症を抱えて生まれてきた。この病は尿路に形態異常がみられ、アンドリューさんの場合は膀胱が体外に露出し、陰茎を持たない状態だった。

アンドリューさんのように膀胱外反症で陰茎がない症状は2,000万人に1人しか症例がないという。1歳の時に膀胱を体内に戻す手術をして成功したというが、陰茎を持たないことで10代の多感な時期には自ら死をも考えたそうだ。

そんなアンドリューさんは33歳の時、自分の前腕の筋肉と皮膚の一部を移植して完全に男性として機能する“バイオニック陰茎”の形成手術があることを医師から告げられた。これは、ボタンを押すと陰茎内に液体が送り込まれて勃起する人工の陰茎である。

40歳を過ぎた頃に移植手術を真剣に考えるようになったのだが、これは6年間交際してきた恋人のフェドラ・ファビアンさん(Fedra Fabian、28)が支えてくれたこともあってのことだろう。

そして今年6月、アンドリューさんはロンドンの大学病院で10時間にわたる大手術を受けた。手術代は5万ポンド(約740万円)と決して安いものではなく、そのうえ手術後10日間は勃起した状態で過ごさなければならず、性行為も6週間“お預け”状態だった。

しかし睾丸を持っていたアンドリューさんは、陰茎を手に入れたことでフェドラさんとの間に子供を授かる可能性ができた。当時のアンドリューさんは「男として人生の再出発ができる」と嬉しそうに話している。以前からマスコミの注目を集めていたアンドリューさんは、手術後のフェドラさんとの初めての性行為について「それは全くもって素晴らしい。私の人生の思いがけない幸運です」とメディアに明かしていた。

ところが性行為の1週間後、天国から地獄へと突き落とされるような事態になってしまった。アンドリューさんが床に倒れているのを見たフェドラさんはすぐに病院へ連れて行ったものの、5日間も昏睡状態に陥ってしまったのだ。

当初、高熱や嘔吐を繰り返す彼にフェドラさんはノロウイルスか何かに感染したことを疑ったが、一番の心配は性行為によって引き起こされたものではないかということだった。しかしその原因は胆嚢にあり、既に手術を受けて処置を終えているとのことだ。

アンドリューさんの新しい幕開けは前途多難に見えたが、バイオニック陰茎の手術後に彼は「この驚くような手術をしてくれた外科医に報いるためにも、私は人生を楽しむ義務ある」と語っていた。この言葉からも、アンドリューさんは今回の事態さえも乗り越えて、フェドラさんと2人で人生を楽しみに変えていくに違いない。

画像は『Metro 2018年9月28日付「Man given bionic penis ‘went into five-day coma a week after having sex for the first time’」(Picture: Nick Edwards/Daily Mail)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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