台湾・高雄市で9月28日の午前8時頃、シートベルト非着用のため警察官が止めた小型トラックに、16年前に銃刀法違反で指名手配されていた男(42歳)が乗車していた。この男は逮捕されたが、時効まであと2年弱だったという。『ETtoday新聞雲』などが伝えている。
高雄市警察によれば、市内の主要道路で小型トラックの運転手と助手席の男がシートベルトを着用していなかったため、警察官が車を止めた。助手席に乗っていた男は弟の身分証ナンバーを伝えたが、警察官が資料を確認したところ、男は身分証の写真の人物と似てはいるものの別人だと判明した。疑った警察官がさらに調べると、男は2002年4月29日に銃刀法違反で指名手配されていたことが分かった。
警察の調べに対し、男は7年2か月の実刑を受けるのが嫌で逃亡生活を続けていたと供述した。男はこの16年間、アルバイトで生計を立てており、同僚の車で職場に向かい、食事はアパートの階下にあるコンビニで済ませるなど、極力外を出歩かないようにしていたという。
男の時効は2020年7月17日。あと2年弱の時効を前に、16年の逃亡生活に終止符を打った男は「こんなに長い間逃げてきたのに、逃げきれなかった」とうなだれたそうだ。
画像は『臺灣時報 2018年9月30日付「逃亡16年槍砲通緝犯栽了 因為沒做一件事」(圖:記者翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)
高雄市警察によれば、市内の主要道路で小型トラックの運転手と助手席の男がシートベルトを着用していなかったため、警察官が車を止めた。助手席に乗っていた男は弟の身分証ナンバーを伝えたが、警察官が資料を確認したところ、男は身分証の写真の人物と似てはいるものの別人だと判明した。疑った警察官がさらに調べると、男は2002年4月29日に銃刀法違反で指名手配されていたことが分かった。
警察の調べに対し、男は7年2か月の実刑を受けるのが嫌で逃亡生活を続けていたと供述した。男はこの16年間、アルバイトで生計を立てており、同僚の車で職場に向かい、食事はアパートの階下にあるコンビニで済ませるなど、極力外を出歩かないようにしていたという。
男の時効は2020年7月17日。あと2年弱の時効を前に、16年の逃亡生活に終止符を打った男は「こんなに長い間逃げてきたのに、逃げきれなかった」とうなだれたそうだ。
画像は『臺灣時報 2018年9月30日付「逃亡16年槍砲通緝犯栽了 因為沒做一件事」(圖:記者翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)