臨月ほどお腹は出ていない妊娠中期とはいえ、身重の身体では階段を繰り返し上り下りする行為は大変であり、また危険だろう。このほど妊娠20週の妊婦がスーパーに配送を頼んだが、荷物を玄関先まで届けてもらえると思いきや配達スタッフに階下に荷物を置かれたままにされたことから、録画した映像をソーシャルメディアに投稿し、怒りを露わにした。『real fix』『Metro』などが伝えている。
英ロンドン西部フェルサムに住むエイミー・ナターシャ・ボットンさん(20歳)は9月29日、いつものように月1回のホームデリバリーをスーパーチェーン店「ASDA(アズダ)」から頼んだ。ホームデリバリーの便利な点は、その名の通り玄関先まで荷物を届けてくれることである。
妊娠20週になるエイミーさんは、当然そのサービスを期待していた。ところがやって来たASDAの配達スタッフは、エイミーさんが住むアパートの2階にある部屋まで届けてくれず、階段の下に荷物を置いた。
部屋ではまだ幼い子供が泣いているが、エイミーさんは荷物を階下まで取りに行かねばならない。不快に感じたエイミーさんは動画に収めることにしたようだ。動画では2歳ほどの男児が玄関先で泣き声をあげ、エイミーさんは「大丈夫よ」と癒しながらも息切れした状態で、踊り場のある階段を下りている。途中、エイミーさんが持って上がってきた買い物袋に入った荷物が何個も置かれてあるが、階下にはむき出しのままの荷物が山積みになっている。1か月分200ポンド(約3万円)の買い物なので量が多く、何度も階下と部屋を行き来するのは大変だからと配達スタッフに手伝ってもらうように依頼したが、断られてしまった。動画にはエイミーさんと、片言の英語を話すそのスタッフとのやり取りが収められている。
「買い物袋はもうないの? 商品を袋に入れて。」
「袋はもうなくなったよ。」
「部屋まで持ってきてくれないの? 子供が上で泣いているのよ。」
「無理だね。」
「でも、運び終えるのはあなたの仕事でしょう?」
「少しの量はOKだけど、こんなにたくさんは無理だ。」
「息子が泣いているのが聞こえないの? 妊婦の私にちょっとはやさしさを見せられない? このままここに荷物を放置して行くの?」
エイミーさんが問いかけるも、配達スタッフは黙々と品物を入れてきたプラスチックのケースを積み上げて片付け、運び出そうとしている。結局、配達スタッフの助けを借りることができなかったエイミーさんは、Facebookでこのように怒りを露わにした。
「具合が悪い人や障害者、高齢者、孤独な人、そして妊婦。誰にもこういう事態は起こってはならないのです!!!! 泣いている子供を放置したまま、骨盤に問題を抱える妊婦に1か月分の荷物を運ばせるなんて、“ホームデリバリー”の意味がないじゃないですか!!」
この件を知ったASDA側はエイミーさんに陳謝し、後にシャンパン1本と花を送って来たそうだ。しかしエイミーさんは「もちろんシャンパンは飲んでないし、私は償いをさせるために録画したのではありません」と綴っている。
この動画は一気に拡散し短時間で120万回もの再生回数となり、ユーザーからは「最低」「こんなスタッフ、クビにしろ」などと怒りの声が相次いだ。一方でASDAのスポークスマンは「我々は常に優れたサービスをお客様に提供するよう心がけている。しかし今回の件は明らかにホームショッピングの規約に反するもので、女性には非常に申し訳ないことをした。こちらからは既に謝罪しており、今後のことを相談中だ」と述べている。
このニュースを知った人からは「エレベーターのないアパートなんだね。でもここに住んでいるのは本人の選択だし、他に配達があるだろうドライバーだって階段から落ちて怪我でもしたら困るから断ったんじゃないの」「自分も配達の仕事をしているが、こういう状況なら迷わず手助けする」「ドライバーの仕事の契約や保険がこういう手助けをすることまでは含まれていないのかも。仕事の条件に違反した行為をすればクビになるだけだから避けたんじゃない?」「20週目なのにこの妊婦、すごく息切れしてない? 動画見て今にも生まれるのかと思った」「妊娠5か月でそんなに大変な妊婦を演じるなら、今度から子供の父親が家にいる時にデリバリーを頼むことね」「でも妊婦の手助けを断る男って最低よ」「このドライバーはなってないだろう。解雇すべき」「ASDAなんかで買い物するからこういうことになる」「謝罪で妊婦にアルコールって…店側も何を考えているのか」といった声があがっている。
画像は『real fix 2018年10月1日付「Footage Shows Asda Delivery Man Refusing To Help Pregnant Mother Carry Shopping」(SWNS/REALFIX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
英ロンドン西部フェルサムに住むエイミー・ナターシャ・ボットンさん(20歳)は9月29日、いつものように月1回のホームデリバリーをスーパーチェーン店「ASDA(アズダ)」から頼んだ。ホームデリバリーの便利な点は、その名の通り玄関先まで荷物を届けてくれることである。
妊娠20週になるエイミーさんは、当然そのサービスを期待していた。ところがやって来たASDAの配達スタッフは、エイミーさんが住むアパートの2階にある部屋まで届けてくれず、階段の下に荷物を置いた。
部屋ではまだ幼い子供が泣いているが、エイミーさんは荷物を階下まで取りに行かねばならない。不快に感じたエイミーさんは動画に収めることにしたようだ。動画では2歳ほどの男児が玄関先で泣き声をあげ、エイミーさんは「大丈夫よ」と癒しながらも息切れした状態で、踊り場のある階段を下りている。途中、エイミーさんが持って上がってきた買い物袋に入った荷物が何個も置かれてあるが、階下にはむき出しのままの荷物が山積みになっている。1か月分200ポンド(約3万円)の買い物なので量が多く、何度も階下と部屋を行き来するのは大変だからと配達スタッフに手伝ってもらうように依頼したが、断られてしまった。動画にはエイミーさんと、片言の英語を話すそのスタッフとのやり取りが収められている。
「買い物袋はもうないの? 商品を袋に入れて。」
「袋はもうなくなったよ。」
「部屋まで持ってきてくれないの? 子供が上で泣いているのよ。」
「無理だね。」
「でも、運び終えるのはあなたの仕事でしょう?」
「少しの量はOKだけど、こんなにたくさんは無理だ。」
「息子が泣いているのが聞こえないの? 妊婦の私にちょっとはやさしさを見せられない? このままここに荷物を放置して行くの?」
エイミーさんが問いかけるも、配達スタッフは黙々と品物を入れてきたプラスチックのケースを積み上げて片付け、運び出そうとしている。結局、配達スタッフの助けを借りることができなかったエイミーさんは、Facebookでこのように怒りを露わにした。
「具合が悪い人や障害者、高齢者、孤独な人、そして妊婦。誰にもこういう事態は起こってはならないのです!!!! 泣いている子供を放置したまま、骨盤に問題を抱える妊婦に1か月分の荷物を運ばせるなんて、“ホームデリバリー”の意味がないじゃないですか!!」
この件を知ったASDA側はエイミーさんに陳謝し、後にシャンパン1本と花を送って来たそうだ。しかしエイミーさんは「もちろんシャンパンは飲んでないし、私は償いをさせるために録画したのではありません」と綴っている。
この動画は一気に拡散し短時間で120万回もの再生回数となり、ユーザーからは「最低」「こんなスタッフ、クビにしろ」などと怒りの声が相次いだ。一方でASDAのスポークスマンは「我々は常に優れたサービスをお客様に提供するよう心がけている。しかし今回の件は明らかにホームショッピングの規約に反するもので、女性には非常に申し訳ないことをした。こちらからは既に謝罪しており、今後のことを相談中だ」と述べている。
このニュースを知った人からは「エレベーターのないアパートなんだね。でもここに住んでいるのは本人の選択だし、他に配達があるだろうドライバーだって階段から落ちて怪我でもしたら困るから断ったんじゃないの」「自分も配達の仕事をしているが、こういう状況なら迷わず手助けする」「ドライバーの仕事の契約や保険がこういう手助けをすることまでは含まれていないのかも。仕事の条件に違反した行為をすればクビになるだけだから避けたんじゃない?」「20週目なのにこの妊婦、すごく息切れしてない? 動画見て今にも生まれるのかと思った」「妊娠5か月でそんなに大変な妊婦を演じるなら、今度から子供の父親が家にいる時にデリバリーを頼むことね」「でも妊婦の手助けを断る男って最低よ」「このドライバーはなってないだろう。解雇すべき」「ASDAなんかで買い物するからこういうことになる」「謝罪で妊婦にアルコールって…店側も何を考えているのか」といった声があがっている。
画像は『real fix 2018年10月1日付「Footage Shows Asda Delivery Man Refusing To Help Pregnant Mother Carry Shopping」(SWNS/REALFIX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)