ファンケルが新スキンケア「エンリッチ」と「モイストリファイン」の発売記念イベントを、9月19日に都内で開催した。新スキンケアの体験コーナーや肌状態のカウンセリングのほか、商品企画担当者によるプレゼンテーションが行われたが、そこで伝えられたのはファンケルの「質にこだわるスキンケア」だった。質にこだわるというのは、一体どういうことなのだろうか。
ファンケル化粧品事業部の田村ひとみさんによる、スキンケアへのこだわりやプロモーション展開についての解説では、まず「本日のセミナーで覚えていただきたいこと、それは『ファンケルのスキンケアは質にこだわっている』こと」だと語られた。ファンケルのスキンケアに対しては「無添加化粧品」のイメージが強く、敏感肌用と思っている人が多いそうだ。もちろんファンケルの化粧品は無添加のため、敏感肌の人にもうってつけなのだが、それに加えてエイジングを加速させないという点も特長となる。つまりファンケルが考える“質にこだわる”というのは、ただ美容成分を肌に与えるというだけではなく、肌本来の力をいかに邪魔せずに引き出すかということに着目し、こうした“質”を引き出すことができるのがファンケルのスキンケアだという。
そんなファンケルの研究力を結集して誕生したのが、9月20日に発売された「エンリッチ」と「モイストリファイン」である。イベント会場のエントランスにはキービジュアルが展示され、「エンリッチ」と「モイストリファイン」の化粧液と乳液を体験できるコーナーも設けられた。
オレンジ色のボトルの「エンリッチ」は、コラーゲンの質にこだわって作られた、エイジング世代のためのハリ弾力ケア。一般的な化粧品は年齢とともに少しずつ減ってしまうコラーゲンの量を補うという商品が多いのだが、ファンケルはコラーゲンの量だけでなく、いかにコラーゲンの質を高めることができるかという点に着目して研究をし続け「エンリッチ」が開発された。肌のハリや弾力に関わるコラーゲンの「質」にアプローチし、エイジングサインが気になり始めた肌をふっくらとしたハリ肌に導くという。わずかな量でも肌の隅々まで行き渡り、肌のうるおいを実感できるのが特長で、事前のモニター調査では93%の人が満足したと回答している。
そしてブルーのボトルの「モイストリファイン」は、うるおいの質にこだわったアラサー世代のためのスキンケアで、乾燥や毛穴開き、キメの乱れなどの複合トラブルをケアする。複合トラブルの主な原因はインナードライにあるのだが、インナードライは肌の外側が乾燥するだけでなく、内側のうるおいを作り出す機能が低下してしまっている状態なのだ。そこで「モイストリファイン」は外側から潤いを与える独自のコラーゲンを配合しているだけでなく、アクティブセラミドという独自メカニズム成分で内側からうるおいを作りだす機能もプラスした。この“Wうるおいアプローチ”により、保湿力の持続に優れているというのが「モイストリファイン」の大きな特長となる。事前に使ったモニター調査では、94%と非常に高い満足度を得たという。
イベント会場には、新スキンケアのこだわりを体感できる研究力体験コーナーも用意された。「エンリッチ」の成分「適応型コラーゲンα」の浸透力の高さを実証した実験では、肌の組成に近いシルクの布を使用。この布の上に「エンリッチ」に使用されている「適応型コラーゲンα」と、一般的なコラーゲンを垂らして違いを比較したところ、「適応型コラーゲンα」のほうは綺麗な丸い円を描きながら急激に広がっていき、どんどん浸透範囲が大きくなっていった。これは肌馴染みが良いということを表している。
一方「モイストリファイン」では、潤いにこだわったスキンケアの実験が行われた。水分で膨らむビーズに普通の水、一般的な化粧水、「モイストリファイン」を浸透させた後に放置してどれだけ蒸発してしまうかを比較した。同じ条件で時間を置いてみると、水を浸けたものは蒸発して小さくなり、一般的な化粧水に浸けたものも同じように蒸発して小さくなってしまう。それに対して「モイストリファイン」は、あまり蒸発せずほとんど小さくならない。参加者は時間が経ってからのビーズの大きさの違いに驚き、改めて「モイストリファイン」の保湿力を目で感じることができたという。
ここまでスキンケアの中身に注目してきたが、実はファンケルは容器にもこだわりを持っている。地球環境・社会課題など「未来への不安」に立ち向かい、持続可能な社会をめざす「サステナブル」の取り組みにも力を入れているのだ。今回発売した新スキンケアの容器は、従来品に比べプラスチック量を3分の1削減している。植物由来のプラスチック素材にすることで、より環境に配慮した容器になっている。
今回のイベントでは歴代のスキンケアボトルも展示されたのだが、ファンケルのボトルデザインは大きく変化しているものの、「無添加の品質を守るための容器」であることはずっと変わっていない。サステナブルといった環境を意識した取り組みを取り入れつつも、根本は変わらず、商品開発を続けるのがファンケルの姿勢のようだ。
(TechinsightJapan編集部 七海香)
ファンケル化粧品事業部の田村ひとみさんによる、スキンケアへのこだわりやプロモーション展開についての解説では、まず「本日のセミナーで覚えていただきたいこと、それは『ファンケルのスキンケアは質にこだわっている』こと」だと語られた。ファンケルのスキンケアに対しては「無添加化粧品」のイメージが強く、敏感肌用と思っている人が多いそうだ。もちろんファンケルの化粧品は無添加のため、敏感肌の人にもうってつけなのだが、それに加えてエイジングを加速させないという点も特長となる。つまりファンケルが考える“質にこだわる”というのは、ただ美容成分を肌に与えるというだけではなく、肌本来の力をいかに邪魔せずに引き出すかということに着目し、こうした“質”を引き出すことができるのがファンケルのスキンケアだという。
そんなファンケルの研究力を結集して誕生したのが、9月20日に発売された「エンリッチ」と「モイストリファイン」である。イベント会場のエントランスにはキービジュアルが展示され、「エンリッチ」と「モイストリファイン」の化粧液と乳液を体験できるコーナーも設けられた。
オレンジ色のボトルの「エンリッチ」は、コラーゲンの質にこだわって作られた、エイジング世代のためのハリ弾力ケア。一般的な化粧品は年齢とともに少しずつ減ってしまうコラーゲンの量を補うという商品が多いのだが、ファンケルはコラーゲンの量だけでなく、いかにコラーゲンの質を高めることができるかという点に着目して研究をし続け「エンリッチ」が開発された。肌のハリや弾力に関わるコラーゲンの「質」にアプローチし、エイジングサインが気になり始めた肌をふっくらとしたハリ肌に導くという。わずかな量でも肌の隅々まで行き渡り、肌のうるおいを実感できるのが特長で、事前のモニター調査では93%の人が満足したと回答している。
そしてブルーのボトルの「モイストリファイン」は、うるおいの質にこだわったアラサー世代のためのスキンケアで、乾燥や毛穴開き、キメの乱れなどの複合トラブルをケアする。複合トラブルの主な原因はインナードライにあるのだが、インナードライは肌の外側が乾燥するだけでなく、内側のうるおいを作り出す機能が低下してしまっている状態なのだ。そこで「モイストリファイン」は外側から潤いを与える独自のコラーゲンを配合しているだけでなく、アクティブセラミドという独自メカニズム成分で内側からうるおいを作りだす機能もプラスした。この“Wうるおいアプローチ”により、保湿力の持続に優れているというのが「モイストリファイン」の大きな特長となる。事前に使ったモニター調査では、94%と非常に高い満足度を得たという。
イベント会場には、新スキンケアのこだわりを体感できる研究力体験コーナーも用意された。「エンリッチ」の成分「適応型コラーゲンα」の浸透力の高さを実証した実験では、肌の組成に近いシルクの布を使用。この布の上に「エンリッチ」に使用されている「適応型コラーゲンα」と、一般的なコラーゲンを垂らして違いを比較したところ、「適応型コラーゲンα」のほうは綺麗な丸い円を描きながら急激に広がっていき、どんどん浸透範囲が大きくなっていった。これは肌馴染みが良いということを表している。
一方「モイストリファイン」では、潤いにこだわったスキンケアの実験が行われた。水分で膨らむビーズに普通の水、一般的な化粧水、「モイストリファイン」を浸透させた後に放置してどれだけ蒸発してしまうかを比較した。同じ条件で時間を置いてみると、水を浸けたものは蒸発して小さくなり、一般的な化粧水に浸けたものも同じように蒸発して小さくなってしまう。それに対して「モイストリファイン」は、あまり蒸発せずほとんど小さくならない。参加者は時間が経ってからのビーズの大きさの違いに驚き、改めて「モイストリファイン」の保湿力を目で感じることができたという。
ここまでスキンケアの中身に注目してきたが、実はファンケルは容器にもこだわりを持っている。地球環境・社会課題など「未来への不安」に立ち向かい、持続可能な社会をめざす「サステナブル」の取り組みにも力を入れているのだ。今回発売した新スキンケアの容器は、従来品に比べプラスチック量を3分の1削減している。植物由来のプラスチック素材にすることで、より環境に配慮した容器になっている。
今回のイベントでは歴代のスキンケアボトルも展示されたのだが、ファンケルのボトルデザインは大きく変化しているものの、「無添加の品質を守るための容器」であることはずっと変わっていない。サステナブルといった環境を意識した取り組みを取り入れつつも、根本は変わらず、商品開発を続けるのがファンケルの姿勢のようだ。
(TechinsightJapan編集部 七海香)