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【海外発!Breaking News】「食事の気分を害された」 夜市で選挙運動中の候補者を殴った男を逮捕(台湾)<動画あり>

TechinsightJapan 2018年11月24日 19時31分

選挙活動中の市議員候補者を殴ったとして、果物店で働く23歳の男が逮捕された。男は暴行の動機について「食事の気分を害されたから」と話したという。『蘋果日報』『聯合新聞網』『鏡週刊』などが報じた。

24日の統一地方選挙の前に台湾各地で選挙運動が活発に行われていたが、そんな中で事件は起きた。被害にあったのは、新北市議員候補者の李忠寶さん(無所属)。新北市警察局汐止分局に在職中の警察官でもある。21日夜7時頃、李さんは「樟樹夜市」と呼ばれるナイトマーケットで屋台のテーブルを周りながらビラを配り、選挙運動を行っていた。すると容疑者の男が「食事の気分を害された」と突然李さんに殴りかかった。その後、男は車に乗って逃走。李さんは顔や腕に軽い怪我をした。事件の様子は候補者の同行者によって撮影されており、台湾の社会事件を取り扱うネットメディア『黒色豪門企業』のフェイスブックページに投稿された。

警察は防犯カメラの映像から男の乗った車を追跡し、事件発生から2時間ほどで男の身元を突き止めると出頭要請をし、事情聴取を行った。

警察の調べに対し、男は「仕事で疲れていた上に食事の時間を邪魔され、カッとなって殴った。候補者との面識はなかった。後悔している」と供述したそうだ。

警察は、男が台北市在住で新北市に投票権はなく特定の政党や候補者を支持しているわけではないことなどから、単純な傷害事件として処理したということだ。

なお、報道に対するユーザーたちのコメントを見ると、「暴力はもちろんいけないが、候補者も候補者。選挙運動なら夜市の入り口ですればいいのに、食事をしているところまで来るのはどうかと思う」「中には勝手に家の中にまで入ってくる候補者もいる」「電話、市場やレストランでの選挙運動は全部迷惑行為」など日常生活を波立たせる行きすぎた選挙運動に辟易している人が少なくないことがうかがえる。



画像は『蘋果日報 2018年11月22日付「不滿用餐遭打擾 男揮拳毆候選人」(翻撮黒色豪門企業facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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