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【海外発!Breaking News】クリスマスをひとりで過ごす人たちへ、カフェオーナーが無料パーティーを開く(英)<動画あり>

TechinsightJapan 2018年12月22日 21時30分

クリスマスまであとわずか。欧米では、クリスマスは年間行事の中でも最も大切なイベントだ。クリスマス期間中は、家族や親類が一同に集まったり、普段会えない家族でもこの時期ばかりは一緒に過ごすという人が多い中、ひとりでひっそりとその日を迎えるという人もいる。このほど、12月25日を孤独に過ごす予定の人たちのために、当日は無料でクリスマスディナーを提供するひとりの女性カフェ経営者のニュースを『Storytrender』などが報じた。

英ウォリックシャー州ケニルワースに住むカーステン・ハウさん(31歳)は、幼い頃からクリスマスの日でも働く親の姿を見て育ってきた。カーステンさんの母親はパブを経営しており、12月25日のクリスマスにはパブにクリスマスディナーを食べにやってくる団体客や家族連れのためにローストディナーの準備やそのサービスに追われ、多忙な一日を過ごしてきた。これまではカーステンさんも、そんな家族を助けてパブでの手伝いにいそしんできたが、3年前から道路を隔てた母親のパブの向かいにカフェ「Alexa Lauren Patisserie(アレクサ・ローレン・パティスリー)」をオープンし、以降毎年12月25日には、クリスマスをひとりで過ごす予定となっていた人々に無料でクリスマスディナーを提供し、店内でパーティーを行ってきた。

カーステンさんは、食事だけでなく知らない人同士が一緒にゲームをしたりクリスマスソングを歌ったりして、ともに楽しむ場を店内で設けており、このように至った経緯を次のように話している。

「クリスマスに一緒に過ごせる友人や家族が近くにいなくて、ひとりで過ごすという人たちをとても気の毒に感じていました。彼らのために何かしたいと思ったのがきっかけです。私の場合、場所はこのカフェがあり問題なく確保できるし、お客も来なくて空いているからちょうどいいと思いました。これまでは毎年6~7人の人が集まっていましたが、今年は街でチラシを配って宣伝したので、30人ほど来るのではないかなと思っています。人数が多かったら、母のパブに場所を移すことも考えています。たくさんの人が来てくれたら、もっと賑やかなパーティーになるので楽しみです。うちの家族はクリスマスの日でも仕事をしてきたので、私も25日に仕事をすることには慣れています。それに、孤独な人を助けるにはこの方法はとてもいいと思いました。私はクリスマスが大好きだから、みんなにもぜひクリスマスの雰囲気を楽しく味わってもらいたいです。」

5か月前に息子マックス君を産んだばかりのカーステンさんだが、25日に向けての準備で忙しそうだ。カーステンさんによると、25日に訪れる人たちのタイプは様々だが、ほとんどは50歳以上の高齢者だという。パートナーを亡くしたり家族が海外にいたりして会えず、25日にはひとり寂しくクリスマスを過ごさなければならないというこの地域の人たちの孤独な現実を救ったのが、カーステンさんだった。

「25日の全ての食事は私が提供します。クラッカーや飾り付けなどは地元の複数の企業から寄付してもらいました。昨年来た70代の女性はご主人を失って、家族全員がアイルランドに住んでいると話していました。ここに来る人の中には家からあまり出ない人もいるでしょうし、自分のことなど誰も気にかけていないと思っている人もいると思います。そんな彼らが、クリスマスの日にはカフェに来て、クリスマスの雰囲気を味わい、他の人と喋って楽しそうにしている姿を見ると私も嬉しくなります。クリスマスってそうあるべきなんだと思います。」

カーステンさんとスタッフらは、店に来てくれた人たちが楽しんで笑顔を見せてくれることで、クリスマスを特別にしようと頑張る努力が報われると話している。今年ももうすぐ、カーステンさんのカフェからは楽しそうな笑い声が溢れるに違いない。



画像は『Storytrender 2018年12月20日付「Never be lonely this Christmas! Cafe owner inspired to open on Christmas day and throw party for those with no where to go」(MERCURY PRESS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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