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【海外発!Breaking News】1億3千万円の宝くじに当選した男性、賞金受け取りは『スクリーム』のマスクで(ジャマイカ)<動画あり>

TechinsightJapan 2019年2月14日 21時24分

宝くじで大金を獲得したとなれば、疎遠だった友人や家族らが突然親しくアプローチしてくるということも珍しくはない。このほどカリブ諸島のジャマイカで日本円にして1億円超の宝くじに当選した男性が、メディアで自分の姿が晒されるのを防ぐためホラー映画『スクリーム』のマスクを被って賞金の受け取りに現れた。『Loop News』『CBS New York』『Mirror』などが伝えている。

ジャマイカで行われた5つの数字を選んでマッチさせる宝くじ「Super Lotto(スーパー・ロト)」で、ある男性が見事1億5,840万ジャマイカドル(約1億3,000万円)を獲得した。

当選したことを知った男性は、浴室へ駆け込み「当たった! 当たった!」と歓喜の声をあげたが、喜び以上にショックも大きかったのだろう、その後すぐに病気になってしまったという。男性は「これは現実なのかと思った。当選したことでナーバスにもなって、3日間いろんなことを考えて頭痛がし、2週間は腹痛に悩まされた。宝くじに当選したことも忘れるぐらいだった」と話している。

この宝くじの受け取り期限が90日後に迫っていたことから、運営会社「Supreme Ventures Ltd(スプリーム・ベンチャーズ・リミテッド)」はメディアを通して当選者は早く名乗り出るように呼びかけていたが、男性が小切手を受け取りにやってきたのは当選から54日後の2月5日だった。

男性は宝くじに当選したことを誰にも知られたくないということで、1996年のホラー映画『スクリーム』のマスクを頭に被り、黒の革手袋をはめ、黒いズボンの上から体型がわかりにくい丈の長い長袖シャツを着て現れた。しかしこの男性の異様な姿に、誰も驚かなかったという。というのもジャマイカでは、受取人が身元を隠すよう注意を払うことは珍しくないからだ。カリブ諸島では犯罪率が高く、大金を得たことがわかれば犯罪被害に遭う可能性も少なくないことから、昨年6月に当選した女性も絵文字のマスクを被り、正体を隠して賞金を受け取っていた。

今回、ジャマイカで17番目の宝くじ当選者となった「A・キャンベル」と名乗るスクリーム姿の男性は、「最初の目的はいい家を購入することだね。それに自分は小さなビジネスをやっているので、賞金を資金にして大きくしたい。残りの金はきちんと管理していくよ。これまでの人生は苦しかったが、この当選で人生が変わることだろう」と話している。なお、キャンベルさんは首都キングストンで宝くじチケットをわずか200ジャマイカドル(約164円)で購入したそうだ。

このニュースを知った人からは、「なんてラッキーなんだ!」「ジャマイカでは、当選者を公表しないっていう選択はできないのかな」「正体がバレないように変装するのは賢明よね。大金を得たとわかると、遠縁の親戚や知らない人まで『友達』と名乗って近付いてくるから」といった声があがっている。



画像は『Loop News 2019年2月5日付「Lotto winner says he fell ill after hitting $158 million-jackpot」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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