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【海外発!Breaking News】ブラ店のユニークなサイズ表示に非難の声も、店長「10年これでやっている」(英)

TechinsightJapan 2019年3月4日 21時43分

自分の胸に不満や悩みを抱えている女性は決して少なくないだろうが、大切なのは自分の胸のサイズを正しく知り、快適なブラを装着することだ。自分のサイズが何であるかをわかりやすく表示した店というのは、普通ならば有難いはずだが、このほど英ノース・ヨークシャー州にある個人のブラショップに展示されたサイズ表示が非難を浴びる事態となった。『The Sun』『Metro』などが伝えている。

ノース・ヨークシャー州ハロゲイトにある個人のブラショップ「Fit To Bust Too(フィット トゥ バスト トゥ)」のウインドウにあるブラのサイズ表を見た人たちが、Twitterなどのソーシャルメディアに投稿したことにより、この店はバッシングを受けることになってしまった。

複数のブランドのブラを扱うこの店のウインドウには、このように書かれている。

「あなたのサイズはどれですか?

(A)=Almost Boobs. (胸と呼ぶにはギリギリ)
(B)=Barely there. (ほとんど胸なし)
(C)=Can't Complain! (サイズとしては過不足なし!)
(D)=Delicious! (美味しそう!)
(DD)=Double Delicious! (更に美味しそう!)
(E)=Enormous!! (デカすぎる!!)
(F)=Fake. (フェイク)
(G)=Get a reduction. (乳房縮小手術を受けましょう)
(H)=Help me, I’ve fallen and can’t get up! (助けて、胸が重くて起き上がれない!)
(J)=‘Jealous of my jugs!?’ by Jordan (「私の胸にジェラシー!?」 ジョーダン/巨乳で知られたモデル、ケイティー・プライスより)
(K)=Keep Off Kinky! (変態を近づけるな!)
(L)=You're having a Laugh! (そのサイズ、冗談でしょ!)

なお店内では、自分に合ったサイズを見つけるためのご相談を承っております。」

一見、ギョッとするような言葉がサイズのイニシャルから取って記されているが、ブラのサイズの範囲がわかりやすく表示されてあるだけであり、言葉自体も「ユーモア」と理解すればなんということはない。しかし写真を見た一部の女性は、この表示を不快に感じたようだ。

Twitterでは、“Music and Eyeliner”というアカウントユーザーが写真とともに「なにこれ!? この店、ブラを売りたいのか自分の体を嫌えと言っているのかどっちなの!?」「これじゃあ、客が入りにくくなるでしょ」とツイート。この投稿がシェアされ拡散すると、「自分の体を恥じろと言わんばかり」などと「Fit To Bust Too」を非難する声があがった。また、ウェスト・ヨークシャー州リーズに住むルーシー・コンロイ・ハリスさん(30歳)は、次のように話している。

「こんな表示をされると、正しい胸のサイズはCとDとDDの3つだけで、それ以外は悪いみたい。この店の客の大多数がこの3つのサイズのみにあてはまるとは思えないし、これは毎日女性が直面する軽い女性蔑視を示していると思う。『女性として許容できる体の範囲は狭い』と突きつけられている感じがする。」

さらに、学生のゼイン・ローズさん(20歳)も「なんだか侮辱されている気分で不快。ビジネスとしてもふさわしくないわ。こんな店で買おうとする客なんているのかしら」と言うように、このサイズ表を見て困惑した人々からは「胸の大きさでこんなふうに判定するなんて、過度に性的で、人の外見を批判してあざけ笑っているにすぎず、屈辱的」という声があがった。

これを受けて、店の経営者で2児の母親でもあるマーガレット・ジャックさん(62歳)は驚きを隠せない。

「実際に店の前で立ち止まって写真を撮ったり、わざわざこのサイズ表示にここまで注目する人がこんなに多いなんてと驚いています。ウインドウには一定サイズのマネキンが置いてあるだけなので、ブラには様々なサイズがあるということをユーモアで表示してあるだけです。それに、この表示をしてもう10年にもなります。この10年間で、この表示が嫌だとおっしゃった方はたった3人で、ネガティブな反応というのはほとんどありませんでした。事実として、私たちを知ってくださるお客様ならどなたでも、私が女性の自尊心をどれほど気にかけているかということを知ってくださっています。この表示を見て気分を害している方々には、正直同情しますし、このような多くの反応を受けてこちらも熟考しないわけにはいきません。女性の自尊心においては、私が最優先としていることだと示す必要があるでしょう。私の仕事は、全ての女性にブラを快適につけて頂くために、正しくサイズを測ることであり、女性を不快にすることではありませんから。」

ちょっとしたユーモアを込めたサイズ表示を10年間も掲げていた店側としては、とんだ非難の声があがりショックも大きいに違いない。その後、この投稿をシェアした“Music and Eyeliner”さんには、他のユーザーから「慎ましく経営している個人の店を非難するな」「ユーモアさえ持てないのか」といった抗議のツイートが寄せられたが、本人は「人がどう言おうとそれは私の責任ではない。私は単に写真を撮って、投稿をシェアしただけ」と反論している。

画像は『Music and Eyeliner 2019年2月27日付Twitter「Wtf, is this shop trying to sell me a bra or make me hate myself?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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