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【海外発!Breaking News】「ブーケが届いていない」花束の返金を要求した花嫁、Facebook投稿で嘘がバレる(英)

TechinsightJapan 2019年3月18日 13時4分

イギリスから驚くべきニュースが飛び込んできた。挙式前に注文したブーケを「届かなかった」と主張し店に返金を要求した花嫁が、Facebookでブーケを持った結婚式の写真を投稿していたことから嘘がバレた。この花嫁は結局、ブーケ代を支払ったが、店側は「よくもまぁこんなことをする人がいるなんて」と呆れと怒りを露わにしている。『Metro』『Mirror』などが伝えた。

ノースヨークシャー州ウィットビーで、義母のリサ・ハズバンドさん(46歳)と「Forever To Hold(フォーエバー・トゥー・ホールド)」を共同経営しているサラ・ウェザーリルさん(34歳)は、自身の結婚式用に造花のブーケを作って以来その楽しさに目覚め、友人らのリクエストを受けるなど副業として造花ブーケ作りをしていた。本業はナニーだったサラさんだが、2016年に心臓発作を起こしてからはナニーの仕事を辞め、本格的にこのビジネスを展開させてきた。

そのサラさんが昨年1月、スコットランドのポート・グラスゴーに住む3児の母ジョーダン・マックラフリンさんから8月に行う挙式用の造花ブーケの注文を受けた。サラさんは毎回、注文を受けたブーケが仕上がると郵送する前に写真を依頼主に送って問題がないか確認していた。ジョーダンさんにも100ポンド(約15,000円)のブーケ代を支払ってもらった後、“signed for delivery(受取人の署名が必要な配達法)”で造花ブーケを郵送。当然、サラさんは郵便配達証明書も控えてあった。ところが、ジョーダンさんから「ブーケが届いていない。ブーケ代を返金してほしい」という連絡を受けたのだ。

サラさんはそれから5か月間、ロイヤルメール(英国郵政社)やジョーダンさんとやり取りをしたが結局、終始返金を要求するジョーダンさんに全額を記した小切手を郵送した。するとその直後からジョーダンさんとの連絡が途絶えてしまったという。

「好きでこのビジネスをしていますが、私と義母の2人分の給料が出るほどまではなかなかいきません。だから100ポンドというのは、私たちにとって大きなお金なんです。それでも返金したのは、いいカスタマーサービスを提供しているという評価を今後も下げたくなかったからなのです。」

Facebookのアカウントも突然ブロックされてしまい、サラさんはジョーダンさんの態度を不審に思ったが、日々の仕事が忙しくて忘れてしまっていたという。しかし今年の3月10日、サラさんは思いもよらぬ発見をしたのだ。

Facebookで昔のメッセージを検索していたサラさんは、そこにジョーダンさんの名前を偶然見つけ、約1年前に起こった出来事を思い出した。そしてサラさんがジョーダンさんのプロフィールに目を凝らすと、そこには自分たちが作ったブーケが写っていた。プロフィールの写真は昨年8月にジョーダンさんが結婚した時のものであり、夫ショーンさんとドレス姿で写っているジョーダンさんの手には届かなかったはずの造花ブーケがあった。

サラさんは郵送前に撮ったブーケの写真を保管していたため、それと見比べてプロフィールのブーケが瓜二つのものであることを確認したが、更に念を入れようとジョーダンさんの結婚式を撮影したウエディングフォトグラファーに連絡し、ブーケの写真を数枚送ってもらうように依頼した。そして届いた写真を見て、サラさんたちが手掛けたブーケに間違いないことを確信した。

ジョーダンさんと連絡がついたサラさんは、返金したブーケ代を支払うように伝えると、ジョーダンさんから「ブーケは7月に奇跡的に近所の家に届けられたのであって、別に騙そうとしていたわけじゃないし、支払いをうっかりしていただけ。代金の100ポンドを一度に払う余裕がないので、毎週20ポンド(約3,000円)ずつ支払っても構わないか」と返答があったという。

この言い訳をサラさんは一蹴し「全額一度に支払わないのなら、警察に通報する」と告げたところ、ジョーダンさんは2日後に100ポンドを支払ったそうだ。サラさんは、今回の件について次のように話した。

「大きなショックを受けました。きっと本人は絶対バレないだろうと思っていたんでしょうけど、ソーシャルメディアに投稿していて隠すことなどできませんよ。世の中には花嫁を騙すビジネスが多く存在しますが、こんなふうに花嫁に騙されるというニュースは聞いたこともありません。私たちは一生懸命ビジネスをしています。だからこそこの件は腹立たしく感じたし、よくもまぁこんなことができるもんだと思いました。」

なお現在、ジョーダンさんのFacebookアカウントは削除されている。このニュースを知った人からは「うわ、どこまで最低な人間」「なんて不正直なんだ」「メディアで顔と名前が晒されてざまあみろだな」「盗んだブーケと一緒に写真を撮ってFacebookのプロフィールに…って呆れる」「窃盗罪として警察に通報したらよかったんじゃない?」「地元の人たち、この女には気を付けた方がいいよ」「とにかく代金を徴収できて良かったね」といった声があがっている。

画像は『Metro 2019年3月15日付「Bride who claimed £100 flowers never arrived caught out by Facebook profile picture」(Picture: Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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