Infoseek 楽天

【エンタがビタミン♪】マネキンが踊り出す!? 仰天のストリートパフォーマンスに人だかり<動画あり>

TechinsightJapan 2019年3月29日 19時30分

3月18日月曜日午後1時、東京・表参道のカフェに2体のマネキンが台車に載せられ運ばれてきた。「ここアパレルショップだったっけ?」と困惑する人々をよそに、男性がマネキンを抱えて設置、髪が長く美しいマネキン2体が並んだ。すると、どこからかデジタライズな音楽が流れ、マネキンが突然ダンスを始めたではないか。その様子を見ていた人たちは仰天、ただならぬ気配を感じた人たちで徐々に人だかりができ、気がつけば40人以上が足を止め“マネキン”が踊るのを眺めていたという。

このマネキンの正体は、2人組音楽ユニット「FEMM」。意思を持ったマネキン、RiRi(リリ)とLuLa(ルラ)によるダンス&ラップ・デュオだ。「FEMM」は、クールに過激なラップを操る次世代のHIP HOPユニットとして、欧米のティーンを中心に注目を集め、昨年もイタリア、スイス、ドイツなどヨーロッパを中心としたJカルチャーイベントへ多数出演を果たしている。



そんな2人が突如、ストリートパフォーマンスを始めたのだから驚くのも無理はない。マネキンだから無表情、人形のように動きもかくかくしている。一見、マネキンが踊っているようなので、街ゆく人たちはケータイをかかげて動画を撮影したり、「あれ、マネキンじゃないの!?」と隣の友人に確認する人もいた。異様な盛り上がりを見せる中、3曲のパフォーマンスが終わると、観客から一斉に大きな拍手が沸いた。



この日2人がトップスとして身に着けていた繊細かつ大胆な色使いやデザインが印象的なキャミソールは、実はランジェリーだ。ワコールのハイファッション・インティメイトブランド「STUDIO FIVE(スタディオファイブ)」の新作を用いて、世界的スタイリストのミーシャ・ジャネット氏が、感情的かつスタイリッシュな衣装をプロデュースした。ランジェリーを洋服感覚で着こなすという提案もしたこのユニークなイベントは、同ブランドが2019年春夏シーズンより「BE EMOTIONAL.(感情的であれ)」にコンセプトを一新したことから、本来マネキンとして活動する「FEMM」に「STUDIO FIVE」が持つ“感情”を吹き込むとどうなるか?―という発想から生まれたものだったのである。



人の持つ豊かな感情を無機物(マネキン)に吹き込み、マネキンが踊り出す。「BE EMOTIONAL.(感情的であれ)」がコンセプトの同ブランドを体現したかのようなこの日のパフォーマンスは、多くの人に驚きという感情を与え、RiRiとLuLaは「STUDIO FIVE」のカードを配り終えると、そのまま表参道の街へ姿を消した。すると何事もなかったかのように、残された人々にも“非日常”から“日常”の風景が戻った。



同イベントの様子は、現在動画で公開中だ。



(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

この記事の関連ニュース