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【海外発!Breaking News】体重が76g、へその緒がついたまま発見された仔猫 元気に生後1か月を迎える(米)

TechinsightJapan 2019年5月3日 13時0分

米カリフォルニア州で、へその緒がついたままの小さな仔猫が保護された。母親とはぐれ、生まれたばかりで目も開いていない状態だった仔猫は、施設で大切に育てられもうすぐ生後1か月を迎える。『Love Meow』などが伝えた。

4月初めのある日、ロサンゼルスの一軒家の軒下に小さな三毛猫がいるのが発見された。家主は母親やきょうだいがいないか近くを探してみたものの見つからず、へその緒がついたままの状態で動物保護団体「アレイ・キャット・レスキュー(Alley Cat Rescue、以下ACR)」へ連れて行った。

仔猫は生後2~3日のメスで体重が76グラムしかなく、歯ブラシの長さもないほど小さな身体は弱々しかった。お腹を空かせており、猫用の哺乳瓶でミルクを与えられると、夢中で飲んだ。ACRのスタッフはこの小さな猫を“プディング(Pudding)”と名付け、24時間体制で見守った。



それから3日後、ACRのインスタグラムにプディングがちょっぴり元気になった姿が投稿された。体重は105グラムと施設にやってきた時より約30グラムも増えており、スタッフはミルクにプロバイオティクスを混ぜていること、よく眠るようになったことを明かした。最初は思うように飲むことができなかったミルクも、次第に上手に飲めるようになったプディング。その1週間後には、初めて喉をゴロゴロと鳴らしてスタッフを驚かせたようだ。

生後3週になると、両目をぱっちりと開き、脚の筋肉もついてずいぶんしっかりしてきた。スタッフが「プディングが好きなのはお腹を撫でてもらうこと、でも一番好きなのは食べること」というだけあって、この頃になると「もっともっとミルクが欲しい」と身体を乗り出しながら飲んでいる。

そして何よりも嬉しいことは、プディングに同じ月齢の友達“ジェリー・ビーン(Jelly Bean)”ができたこと。誕生直後に襲われたジェリー・ビーンは酷い怪我で施設にやってきたが、きょうだいは怪我が致命傷となり安楽死されていた。孤児になったジェリー・ビーンは何とか生き延びたもののミルクをなかなか飲まず、体調も思わしくなかった。それでも最近は、同じ孤児のプディングとじゃれ合うことで日に日に元気を取り戻しつつあるという。友達ができたプディングも実に嬉しそうなのだ。

プディングはスタッフの愛情をたくさん受けて育っており、保護されてからもうすぐ1か月を迎える。この調子でいけば哺乳瓶を卒業するのも、里親が見つかるのも時間の問題だろう。



画像は『Love Meow 2019年4月26日付「Homeowner Discovers Orphaned Kitten Under Their House After Seeing Stray Cats in Neighborhood」』『Alley Cat Rescue 2019年4月7日付Instagram「A #caturday to celebrate that the 5-6 days old, baby is doing great!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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