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【海外発!Breaking News】クルーズ船のデッキで祖父が抱き上げた1歳半の孫、誤って窓から転落(米)

TechinsightJapan 2019年7月10日 16時50分

このほどアメリカから、クルーズ船で家族と旅行中の高齢男性が幼い孫を転落死させてしまうという悲劇が起こった。祖父母にとって孫は目に入れても痛くないほど可愛い存在というが、男性の悲しみは計り知れないだろう。『Metro』『NBC News』などが伝えている。

今月7日の午後、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運行するクルーズ船「フリーダム・オブ・ザ・シーズ」が米プエルトリコのサンフアンにある港湾ドックに停泊していた。その日、船内デッキで1歳半のクロエ・ウィーゲンドちゃん(Chloe Wiegand)が転落事故で亡くなってしまった。

クロエちゃんはインディアナ州サウスベンドから両親と兄弟、祖父母と一緒に旅行しており、事故当時はクルーズ船の11階デッキにあるキッズ・プレイエリアで祖父のサルヴァトーレ・アネロさん(Salvatore Anello)と一緒に遊んでいた。

この時、クロエちゃんは外を見たかったのか、サルヴァトーレさんに抱っこをねだる仕草をした。サルヴァトーレさんはクロエちゃんを抱いて、上の位置にある窓の手すりへとクロエちゃんを持ち上げた。

ところがクロエちゃんは、開いていた窓から150フィート(約45.7メートル)下にあるドックのコンクリートへと転落してしまったのだ。その瞬間、クロエちゃんの母親キンバリー・シュルツ・ウィーゲンドさん(Kimberly Schultz Wiegand)の悲痛な叫びが響き渡り、あたりは騒然となった。すぐに病院へと搬送されたクロエちゃんだったが、医師から死亡したことを告げられた。

この事故に関して当初、サルヴァトーレさんがバランスを崩して抱いていた腕からクロエちゃんを落としてしまったと報じられていたが、家族の弁護士であるマイケル・ウィンケルマン氏(Michael Winkelman)は次のように事実を明かした。

「祖父はクロエちゃんを持ち上げて、手すりに乗せました。その時彼は窓にガラスがあると思っていましたが、そこにはガラスが無かったのです。」

「クロエちゃんは兄弟が所属するアイスホッケーの試合観戦をする際に観客保護用のガラスをいつも叩いて応援するのですが、その時も同じようにガラスを叩こうとして転落したようです。」

またマイケル氏によると、家族はクルーズ船の窓一面がガラスで覆われているのにもかかわらず、なぜそこだけガラス窓が開いていたのか理由を知りたいとのことだ。また場合によっては、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルに対して法的措置を取る考えもあるとしている。

画像は『Metro 2019年7月9日付「Toddler fell to death off cruise ship ‘after grandpa lifted her onto open railing thinking there was glass behind it’」(Pictures: Facebook/NBC)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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