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【海外発!Breaking News】20代女性の胃から720万円相当、重さ1.5キロ超の金や硬貨を摘出(印)

TechinsightJapan 2019年7月27日 7時25分

今月24日、インド西ベンガル州在住の26歳(22歳との情報も)の女性の胃の中から重さ1.5キロ、総額約720万円(53,000ポンド)相当のネックレスや硬貨などが摘出された。女性は2か月ほど体調不良を訴えており、病院に搬送された時はかなり衰弱していたという。女性の家族だけでなく医師らも驚愕した出来事を『New Indian Express』『The Sun』などが伝えている。

西ベンガル州マーグラム(Margram)在住のルニ・カトゥーンさん(Runi Khatun)は今月16日、胃の痛みや吐き気を訴えて「ランパーラット政府医科大学&病院(Rampurhat Government Medical College and Hospital)」に緊急搬送された。ルニさんは1週間ほど前から酷い胃痛に悩まされ、食事をするたびに嘔吐を繰り返しており、容態はかなり深刻だった。

超音波やレントゲン検査の結果、ルニさんの胃の中には貴金属類や硬貨などの異物がビッシリと詰まっていることが判明したが、医師らはルニさんの健康状態を考慮し、身体が手術に耐えられるようになるまでの治療を優先することにした。

同病院の外科部長シッダールタ・ビスワス氏(Siddhartha Biswas)は、ルニさんの容態についてこのように語っている。

「入院した当初は栄養状態の指標であるアルブミン値やヘモグロビン値が非常に低く、食事も喉を通らない状態でした。高カロリー輸液を投与するなどの治療により容態が安定するまで1週間かかりましたが、入院してすぐ手術をしていたら命の危険もあったでしょう。手術では全ての異物を取り出すのに1時間15分ほどを要しました。」

ルニさんの胃の中からはネックレス69点、イヤリング80点、硬貨46枚(90枚とも)、ロケットペンダントトップ8点、ノーズリング11点、鍵4点、アンクレット5点、時計の文字盤1点が摘出されており、銅、黄銅(真鍮)のほか金製のものもあったという。『The Sun』によると、摘出された貴金属や硬貨は総額約720万円(53,000ポンド)相当で、重さは約1.58キロ(3.5ポンド)もあったそうだ。

今回の手術後、ルニさんの母親は大量の異物を摂取していた娘について次のように明かしている。

「自宅にあるネックレスや指輪などがどんどん無くなっていることに気づいていましたが、娘が飲み込んでいたなんて思いもしませんでした。私のきょうだいが経営する店の硬貨も無くなっており、娘に問い質したことがあったのですが、泣くばかりで話になりませんでした。」

「精神疾患がある娘の行動には十分注意をしていたつもりですが、ここ2か月は具合が悪そうでした。これまで個人病院の医師数名に診てもらいましたが、薬を処方されるだけで体調がよくなることはありませんでした。」

ルニさんのように食料ではないものを継続して口にしてしまう症状を異食症と言うが、学習困難や精神疾患を抱えていると発症頻度が上がるようだ。ビスワス医師によると、ルニさんの容態は安定しており退院も近いということだ。

ちなみに今年5月にも、インドで43歳の男性の胃から116本の鉄釘が摘出されている。また2月には、韓国の男性の胃から瓶のキャップや硬貨、小石など2キロの異物を摘出したことが報じられた。

画像は『The Sun 2019年7月25日付「RICH PICKINGS Baffled docs remove £53k worth of jewellery and coins from woman’s stomach」(Credit: SWNS:SOUTH WEST NEWS SERVICE)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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