Infoseek 楽天

【海外発!Breaking News】飢えた我が子に犬の糞を与えた母親 逮捕も実刑免れる(米)

TechinsightJapan 2019年8月30日 5時50分

親による虐待事件は世界中で起こっているが、法でいくら裁いたとしても一向に無くなる気配がないようだ。このほどアメリカから、子供2人に食事を与えず飢えさせていた母親が実刑を免れるという一報が届いた。『New York Post』『Tulsa World』などが伝えている。

米オクラホマ州マイアミに住むメアリー・エリザベス・ムーア(Mary Elizabeth Moore、34)は今年4月、栄養失調だった我が子2人を病院へ連れて行かなかったことで育児放棄を含む2件の罪状で逮捕された。

メアリーは逮捕後、10万ドル(約1058万円)の保釈金が設定された状態で刑務所に勾留された。ところが今月23日、メアリーは罪を認めないものの起訴内容について検察側と争わない「不抗争の答弁」の申し立てをし、最終的に子供2人への接近禁止命令が言い渡されて執行猶予7年の判決になったが、実刑は免れることとなった。

しかし公開された法廷記録の内容は、実刑になってもおかしくないほどのメアリーの鬼畜ぶりが明らかになった。

メアリーが逮捕された当時、5歳の娘は体重26ポンド(約11.8キロ)、3歳の息子は体重18ポンド(約8.2キロ)しかなく、病院の集中治療室に搬送された。

過度の栄養失調だったことから、鼻からチューブを通して胃に直接栄養を送る方法を取らなければならなかったという。しかし栄養失調の状態が続いている身体に突然、栄養補給を行ったことで合併症のリフィーディング症候群を引き起こすなど治療は困難を極めたようだ。

また宣誓供述書では、社会福祉局が「3歳の息子は生後4か月の時に発育不全と診断されていた」と指摘しており、他にも「2人の子供は母親から充分な栄養を与えてもらっておらず、タンパク質が欠乏していることにより栄養失調状態だった」と記されていた。

のちに姉弟の体調が安定した頃、社会保障局の担当者が5歳の長女に話を聞いたところ、2人はメアリーから犬の糞を無理矢理食べさせられていたことが分かった。それを裏付けるかのように、姉弟の体内からはぎょう虫が見つかっている。

さらにメアリーの交際相手から、瓶を投げつけられたこともあったそうだ。身体のみならず精神的にも苦痛を味わって来た幼い姉弟2人は現在、州の保護監督下に置かれているという。

画像は『New York Post 2019年8月27日付「Oklahoma woman who forced kids to eat dog feces avoids jail time」(Delaware County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

この記事の関連ニュース